行動経済学「後悔することを後悔するな！」ってどういうこと？

こんにちは！
営業の「も。」です。

今日のテーマは、行動経済学における”後悔”という感情についてです。

ちょっと真面目なテーマですね。笑
ただ、転職という人生の大きな転機を遅かれ早かれ迎えるであろう皆さまに、ぜひお届けしたい内容です。

まず、人生で後悔することの上位3つを見てみましょう。
１位．教育
２位．キャリア
３位．恋愛

いかがですか？思い当たる節はあるでしょうか。
個人的には、お金まわりの後悔がランクインしていないのが意外でした。
人生を振り返ってみたとき、お金の悩みは実は大したことないのかもしれませんね。

そもそも後悔とは何でしょう。
後悔とは、自ら実現したことに対して、「そうしないこともできたはずだ」という感情を抱くことです。
人生は選択の連続。
自身が下した選択に対して、時には「できることならやり直したい」と
ネガティブな感情を抱くことも、当然ありますよね。
そしてこういうとき、人々はこう言います。
「起きてしまったことを後悔するのは時間の無駄である！」

でも、果たして本当にそうでしょうか？？

TED talk（※）にある、
『Don’t regret regret （＝後悔することを、後悔するな）』
という動画の中で、プレゼンターは
「人生に後悔はつきものだから、後悔をなくそうとするのではなく、後悔と共に生きよう」
という考えを提唱しています。

※「Technology Entertainment Design」の略で、
　「世の中に広めるべき価値あるアイディア集」を、世の中に発信している団体、動画サイト

最大限、後悔を回避することはもちろん必要ですが、それでも失敗をしてしまうことはありますよね。

いわゆるサイコパス、ソシオパスと呼ばれる種類の人々は、
「後悔」という感情そのものが欠如していると言われていますが、
負の感情「ああ　なぜ自分はこんなことをしちゃったんだろう！！」という気持ちは、
実に人間らしい、豊かな感情の１つです。
自分で選んで、時には失敗・後悔をしながら歳を重ねていくことが、人生ということですね。
「後悔しないで生きる」ことが大切なのではなく、後悔する自分を否定せず、丸ごと受け入れて許す。
そしてそこから何かを学び取ることが、実は重要なのかもしれません。

もうすぐ春が来ますが、
進学、就職、転職、結婚、引越し…1年の中でも選択と変化が多い時期です。
自分で選ぶというのは責任が伴い、ちょっぴりこわいものですよね。

私たちも、転職という大きな決断に日々立ち会っていますが、
“後悔することを後悔するな。”
今後もゆったり考えていきたいテーマです。

TED talk 「Don‘ｔRegret regret」