アパレル企業特集
2023.03.30
Rick Owens、OFF WHITE(株式会社イーストランド)
世界中で愛される個性派ブランドで働く魅力とは
「Rick Owens」「OFF WHITE」のリアルにせまる
株式会社イーストランドは、2005年に設立、ヨーロッパやアメリカを中心としたインポートデザイナーズブランドの卸・小売・セレクトショップ運営を行う企業です。
アイテムはメンズ・ウィメンズのアパレル、バッグ・シューズなどの服飾雑貨、ライフスタイルアイテム全般、カフェやバーの運営も行っています。
Rick Owens(リック・オウエンス)、OFF WHITE(オフホワイト)など、世界的に人気の高い、個性の強いブランドを多数展開しており、コアなファンから絶大な支持をいただいているのが特徴です。
Rick Owens(リック・オウエンス)
伊勢丹新宿 レディース販売スタッフインタビュー
前職までのご経歴をお聞かせください
飲食店の接客業からスタートし、その後、古着の販売、カスタマーサポートを経験しました。業種・職種はさまざまですが、一貫してお客さまと直接相対する仕事に就いてきました。
前職では一度ファッションの仕事から離れたのですが、そのことで自身のファッションへの情熱や、販売職としての適性を再認識し、アパレルブランドで販売の仕事に戻りたいと思ったのがきっかけです。
リック・オウエンスへ転職したきっかけと決め手は何でしたか?
またアパレルで働くのであれば、絶対に好きなブランドで働きたいと思いました。その中でリック・オウエンスを選んだのは、日本の直営店が3店舗と小規模であるがゆえ、店舗クオリティが担保されているのではないかと感じたからです。店舗数が多かったり、店舗の規模が大きかったりすると、一部のアイテムのみを担当する…ということもあり得ると考えました。
もともとリック・オウエンスが好きだったとのことですが、どういうところに魅力を感じますか?
まずはシンプルにデザインが魅力的であることです。モノづくりへのこだわりと美学を感じられます。そうした唯一無二の世界観は、デザイナーが健在である限り、ブランドとしてブレないだろうと信じられるところも魅力です。
好きなブランドで働き始めて気付いたことや、働く魅力はどんなところでしょうか?
ほかの2店舗や伊勢丹メンズ館がメンズ中心で展開しているのに対し、私が属している伊勢丹新宿店のレディース店舗は、レディースを着用するお客さまを軸に、買い付けやVMD展開を行っています。リック・オウエンスは国内でもメンズの認知度が高く、レディースウェアはそこまで知られた存在ではありません。そんな中で、日本においてリック・オウエンスのレディースアイテムを実際手に取り、スタイリング提案を受けることができる、重要な店舗です。
それゆえ、お客さまとの関係性は親密で、リック・オウエンスへの情熱という共通点を鍵にして、お客さまと販売員、という以上の関係性を構築できる場だと感じています。
入社前後で、ブランドやアイテム、店舗に対する印象や、想いの変化はありましたか?
入社したことで、もしデザインやブランドに飽きがきたり、失望してしまったらどうしよう…と少し心配もあったのですが、プロダクトやデザイナーのことをより深く知れたことで、ブランドの美学への愛は深まるばかりです。もちろん、店舗で働く上で改善すべきことはまだまだたくさんありますが、店舗で働く仲間もみな尊敬できる点がたくさんあり、学ばせてもらっています。
一緒に働いているスタッフのみなさんはどんな雰囲気ですか?
リック・オウエンス自体が個性的なブランドなので、働いているスタッフもそれぞれに個性的です。中でも多くの顧客さまと繋がっているスタッフや、活き活きと仕事をしているスタッフはみんな明るくてエネルギッシュなのが共通点です。ひとりのリック・オウエンスファンとして見ても、また会いたいと思わせる魅力のあるスタッフが集まっていると思います。
これからチャレンジしていきたいことを聞かせてください
店舗では、単に接客・販売だけでなく、店舗VMDやコレクションオーダーの選定なども行います。それらに対してもっと影響を与えられる存在になりたいと思っています。そのためには、売上や顧客さまとの関係構築など、目に見える指標で店舗や会社に存在感を示していく必要があります。
自分にしかできない接客や提案スキルを磨き、私から購入したい、と思ってお店に足を運んでくださるお客さまをまずは増やしていきたいです。
また、これから先のことを考えると、販売職だけでなく、MDやPR、VMDなど、なにかひとつでも強みを磨いて、今とはまた別の角度からブランドに貢献できる存在になっていきたいと考えています。
最後に、こんな人と一緒に働きたい!というメッセージをお願いします!
まず、店舗で仕事をする上では、想像力があり、周囲への思いやりを持てる人が良いですね。
加えて、ブランドに興味があって、デザインインスピレーションの源まで深掘りしてしることを楽しめる人。そのためにも、芸術・アート・クリエイティブといった方面への素養はあった方が良いと思います。
もし今の時点でリック・オウエンスのことをあまりよく知らない方でも、少し調べてみて、興味を持っていただけた方は、ぜひもっと知ってもらいたいです!正直に申し上げると、仕事の場では大変なこと、キツいこともあります。それでも、大好きなリック・オウエンスだから頑張れる、と奮起できる人は、きっとたくさんの楽しさを感じながら仕事ができると思います。
Off-White(オフホワイト)
ストアマネージャーインタビュー
前職までのご経歴をお聞かせください
アパレル業界で約15年、前職ではラグジュアリーブランドで約3年間、勤務していました。
ラグジュアリーブランドからオフホワイトへ転職したきっかけと決め手は何でしたか?
オフホワイトは以前から知っていて、若い方々に人気のブランドという認識でしたが、創設者であり、2021年に他界したm故Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)が目指していた、今後のブランドのビジョンに興味を持ったのがきっかけでした。
いろいろと調べる中で、自身のアパレル業界での経験を活かしながら、さらに成長できるブランドであると感じたことが決め手となり、入社にいたりました。
創設者の故ヴァージル・アブローをきっかけに、オフホワイトへの興味が高まったとのことですが、どういうところに魅力を感じますか?
ブランド設立から10年足らずという短い期間で世界中多くのファンがいることです。もちろん日本でも多くの方にブランドが認知されていると感じます。特にアイコニックなロゴやデザインは、一目でブランドを認知できるインパクトがあり、ほかのブランドにはない存在感があります。
また、ナイキやクロムハーツをはじめ、多くのブランドやカルチャーとのコラボレーションを行ってきたことにより、お客さまがブランドに興味を持つきっかけもさまざまで、洋服以外のアプローチから接客が始まることも多々あります。そうしたユニークさもオフホワイトならではのものだと感じています。
故ヴァージル・アブローがファッションのみならず、建築や音楽など、多方面の造詣が深かったこともブランドの特徴に表れていますよね。入社前後でブランドやアイテム、店舗に対する印象や、想いの変化はありましたか?
これまでは若いお客さまがメインのブランドだという認識をしていましたが、故ヴァージル・アブローが2018年、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任して以来、ルイ・ヴィトンやその他ラグジュアリーブランドでお買い物されている40代前後の方々が店舗に足を運んでくださるようになり、入社前、ブランドに持っていた印象とは大きく変化がありました。
これまでの仕事の中で、印象に残っているエピソードをお聞かせください
ヴァージル・アブローが亡くなった際に、店舗営業をクローズし、店内にお花をディスプレイして追悼式を行ったのですが、本当に多くのお客さまや関係者の方々に足を運んでいただきました。さまざまなメディアで一斉に報じられ、偉大なデザイナーであったことを改めて実感するとともに、オフホワイトの一員として、ブランドに携わっていくことに改めて特別な思いを感じ、強く印象に残りました。
店舗や一緒に働いている方々のキャラクターや雰囲気はいかがでしょうか?
それぞれに個性があり、多様な職務経歴や経験を持つスタッフが集まっています。当然のことではありますが、ブランドやデザイナーに対するリスペクトが深く、愛情を持って働いています。
店舗で働くにあたっての基本的な業務マニュアルはありますが、その枠にとらわれすぎることなく、スタッフ一人ひとりが考えている意見や自発的な行動ができる社風であるため、店舗運営やサービスにおいて、スタッフの意見が採用されることもよくあります。
これからチャレンジしていきたいことを聞かせてください
現在、ブランドとしても新たなステップを目指している最中です。今後のブランドのビジョンを実現するため、より多くのお客さまにオフホワイトのことを知っていただきたいです。店頭に立つスタッフは、そんなお客さまと直接コミュニケーションを取る重要な役割を担っていますので、マネージャーとしてスタッフを支え、ともに頑張っていきたいという気持ちがより強くなっています。
また、私自身もブランドの運営に携われるように本国とのコミュニケーションを積極的に行い、仕事の幅を広げるようなチャレンジをしていきたいと考えています。
前最後に、こんな人と一緒に働きたい!というメッセージをお願いします!
先ほどもお伝えしたとおり、個性を発揮し、意見を出し合える雰囲気があるので、店舗を良くしていくための積極性のある方、ブランドとともに成長したい向上心のある方は、社風にとても合っていると思います。これからさらに多くの可能性を持ったオフホワイトを一緒に盛り上げていただける方をお待ちしています。
Rick Owens、OFF WHITE(株式会社イーストランド)
事業内容 | インポートアパレルブランドの輸入卸売、小売 契約ブランドの輸入卸売、ショップ運営 セレクトショップの運営 |
---|---|
事業所 | 本社:東京都港区南青山6-5-55 青山サンライトビル2F |
設立 | 2005年2月14日 |
代表者 | 島田 昌彦 屋敷 秀治 |
従業員数 | 105名 ※関連会社含む(2023年3月現在) |
資本金 | 1,500万円 |
アパレル企業特集 最新記事
- ESTNATION(株式会社エストネーション )
- JOURNAL STANDARD、Spick and Span、SLOBE IENA、CITY SHOP、B.C STOCKなど(株式会社ベイクルーズ)
- FREAK’S STORE(株式会社デイトナ・インターナショナル)
- SK-II(P&Gプレステージ合同会社)
- PRADA、Miu Miu(プラダジャパン株式会社)
- 31 Sons de mode、Noela(ヒロタ株式会社)
- No,No,Yes !(ノーノーイエス株式会社)
- PRADA、Miu Miu(プラダジャパン株式会社)
- ABAHOUSE、Rouge vif la cle、collexなど(株式会社アバハウスインターナショナル)
- Calvin Klein(合同会社PVHジャパン)