2024.03.08

LOUNIE、COCO DEALほか（アイア株式会社）

採用要件を時短勤務に広げ求職者との接点を創出、活躍イメージに合ったオファーでパタンナーの採用に成功！

採用に伴う募集情報

採用背景	欠員補充に伴う採用
募集ポジション	パタンナー
採用人数	1名
勤務地エリア	東京

採用成功のポイント

ポイント1	採用要件を時短勤務にまで広げ、母集団を形成
ポイント2	実技試験の結果に加え、応募者のポテンシャルや人柄、業務への姿勢も評価
ポイント3	応募者のスキルに合わせたオファーの変更
ポイント4	面接では相手に寄り添ったコミュニケーションを重視

アイアの採用

欠員補充のため、パタンナー職で人材を募集

今回の採用では、欠員補充を目的にパタンナーのポジションで人材を募集していました。これまで当社では採用要件として、「一定のレベル以上のスキルがあり、フルタイム勤務が可能」など、昨今の転職市場の状況を考えると、採用難易度の高い条件を重視しており、母集団形成に苦戦していました。また、ご推薦をいただいても実技試験で不合格になるなど、求めている要件の方に出会えない状況が続いていました。

そのような状況から、より多くの方にお会いするために、時短勤務も選考対象に含める決断をしました。その結果、クリーデンスからのご紹介で当社にマッチした人材の採用に成功することができました。それと同時に、いかに「時代に合った働き方」を提示できるか、今後の採用活動の在り方を考えるきっかけにもなりました。

採用要件を広げたことで生まれた応募者との接点創出から採用成功まで

当社はものづくりに強いこだわりがあるため、時短勤務に要件を変更した後も「質の高いアウトプットが出せるか」という技術力は引き続き重視していました。今回採用決定したAさんは、実は実技試験では基準を満たしておらず、通常であればここでお見送りの判断もあり得ました。しかし「アシスタントポジションであればご活躍できるのではないか？」と感じ、まずは選考に進んでいただきました。

実際にお会いしたところ、Aさんはお人柄やコミュニケーション能力が高く、現場からも親和性や業務への積極的な姿勢が高く評価されました。当社の社風にもマッチしていると感じ、ぜひ「一緒に働きたい」と思える方でした。一方、実技試験の結果から当初のパタンナーポジションでのオファーは難しく、「アシスタントポジションでオファーしたい」と本音でお話しました。

アシスタントといっても、当社の場合は単に手を動かすだけでなく、一定のスキルや経験、コミュニケーション力などが必要なポジションです。とはいえ、ご応募いただいた求人票の内容とは差があるため、Aさんにご理解いただけるかどうかが懸念でした。ですが、担当営業の小林さんと、Aさんの担当アドバイザーさんを通じて、今後のキャリアアップの可能性や、これまでのご経験を充分に活かせる業務であることをしっかり伝えていただいたことで、Aさんご納得のうえ、入社を決断くださいました。

入社後のAさんは周囲にも馴染み、業務にも真剣に取り組まれていると聞いており、今後の活躍を期待しています。

採用活動での魅力付けから、中途社員が活躍できる環境作り

相手をリスペクトした姿勢と、入社後のアフターフォローの徹底

採用活動で意識していることは、応募者の方をリスペクトすることです。採用担当者という立場ではありますが、応募者の方は様々な経験や知見を持つプロフェッショナル。そのような方に対して、失礼なく誠意ある対応をすることが、人事としての信頼や魅力付けにつながると考えています。今回の採用でも、実技試験の結果だけで不合格にしてしまうのではなく、Aさんに結果を正直にお伝えした上で、「こういう点を高く評価しており、当社に力を貸してほしい」「このポジションでご活躍いただけるのではないか？」と、Aさんへの期待を丁寧にお伝えしました。

また、採用活動は「採用したら終わり」ではなく、「入社された方が当社で長く働けている」ことが真のゴールだと考えています。そのため、入社後のアフターフォローも我々人事の重要な役割です。入社した方とは、面談など定期的にコミュニケーションをとる機会を設け、その方が働きやすい環境にするにはどうすればよいかを考えるようにしています。

今回の採用成功のポイント

まずは要件緩和です。この決断がなければ、Aさんとお会いすることはありませんでした。
そして選考過程において、これまで実技試験の結果でシビアに合否を判断していたところ、少しでもご活躍いただけそうな可能性があればお会いしてみようという姿勢に変えたことが、採用成功につながったポイントだと思います。

実技試験を経てポジション変更を打診した際にも、小林さんから「ここで辞退するのではなく、まずは面接を受けて現場の方とお話してみるのはどうですか？」と、Aさんに寄り添ってご提案くださいました。選考過程でのポジション変更は、Aさんにとって不安やストレスだったと思いますが、小林さんとこまめにやりとりし、スピード感を持って対応いただけたことで、前向きに選考に進んでいただけました。
そのおかげで、お人柄やポテンシャル、業務への姿勢など総合的に判断して、当社にマッチする人材を採用することができました。

今回の採用は「その時代に合った働き方を提示できるか」、その重要性を改めて実感した出来事でした。時代の流れや求職者のニーズに合った働き方を提示できることが、優秀な人材の確保にもつながります。今後の採用でも、マーケットのトレンドや変化に応じて柔軟に対応していきたいです。