Fashion★シゴトNEWS

2015.03.30

「Fashion People+ LIVE VOL.6」3月25日(水) 当日レポート− これからのEC×ファッションを考える −

「Fashion People+ LIVE VOL.6」3月25日(水)- これからのEC×ファッションを考える -

3月25日(水)、EBiS303にて開催された「Fashion People+LIVE vol.6 -これからのEC×ファッションを考える-」。
月末の忙しい中、100名を超える方々にお集まりいただきました!
今回はそのレポートをお届けします!


マガシーク株式会社
取締役 ECソリューション事業本部長 田中宏樹様

マガシーク株式会社 取締役 ECソリューション事業本部長 田中宏樹様

ECで成功するブランドとは

ECに対する“想い”と“意識”

まずは、基本的なことですが、ECに対する強い意識が必要だと思います。
特に、EC担当の質が大きく影響しますね。ブランド担当が積極的でマメ、そして「売る」という意識のある人だと、必然的に売上は上がっていきます。

商品の魅せ方

我々のようなECモールは600以上のブランドを展開しているので、どうしてもコンペジターとは同じような商品とバッティングしてしまいます。そこで、他のブランドと上手く差別化を図る必要があります。そこで最も効果的なのは「写真」。例えば、同じ商品でもコーディネートによっては印象がガラリと変わる様に、写真の見せ方によって売上が大きく左右します。
売れ筋・自社サイトの売れ筋を適確に把握して、それぞれのチャネルにあった商品のバリエーションに特色をつけるのも効果的です。

モール全体の売上を上げる施策としてSNSは効果的?

SNSの効果はあまりないのが正直なところで、運用はしているものの、実はあまり注力をしているわけではありません。非常に古典的な方法ではありますが、うちの場合はメルマガが一番効果的で、消費者の動きに応じてこまめに配信することを地道に行っています。
ブランドによっては、その世界観を伝えるためにSNSを利用しているケースが多いですが、我々のようなモールに世界観はあまり必要としないので、お客様のニーズに合わせたメルマガのご提案が最も重要です。

これからのEC×ファッションとは?

今後のECビジネスにおける新たな取り組み

今後、ECのみでは限界があるので、いかに実店舗との連動性を持つかがカギだと考えています。我々マガシークはEC専業なので、実店舗との連携というより、取引先ブランドさんの実店舗との連動強化を図っていきたいですね。
これからビッグデータの解析についても、緊急に人財を手配して取り掛からなければ、と模索中です。

EC×仕事の面白みとは?

ファッション好きという観点・マーケティングやデータ解析好きという観点、どちらから見ても面白さのある仕事だと思います。
特に、自分たちで考えた新たな施策が売上に繋がった時は最高です。
1+1=2ではなく、3、4になった時が、まさにECを仕事にすることの醍醐味ですね。


株式会社ベイクルーズ
取締役 ICT統括 村田昭彦様

株式会社ベイクルーズ 取締役 ICT統括 村田昭彦様

なぜベイクルーズのECサイトは、ここまの成長を遂げたのか?

実は、社内では成長認識がないんです(笑)
ECマーケットの伸び率に対して数字を出せていないので…本来はもっと伸ばせるよね?とハングリーに捉えています。
そのような中、弊社が取り組んだのは大きく下記の2つです。

(1)組織統合からの意識改革

組織を変えたのは3年前。
それまではそれぞれグループ会社にブランドごとのEC担当を設けていたのですが、全て統括をしました。
「EC部隊として目的を共有し、その目的を各ブランド・グループへ共有」という流れをつくることによって、我々の最終目的である「お客様満足度」や「ファッションの感動を提供する」というところに向かって共通意識で取り組みやすくなりました。

(2)顧客視点に立脚して、何をすべきか優先的に考える

これまで、お恥ずかしながらECでは在庫のないものが店頭にはあるなど、最適な商品揃えができておりませんでした。その状況に対して、組織一元化の際にルールを変更し、導入計画~商品供給体質を見直すことによって、お客様が欲しいものを適切にご提供できるという、やっと本来のあるべき状態に整えることができました。
また、ECサイトに店頭の在庫数の掲載、ポイントの統合などを実施するというクロスユース戦略を行ったことも効果のひとつといえますね。

店舗とECサイトの売り上げバランスは?

店舗・ECの売上比率はあまり気にしていません。チャネルはあまり関係なく、グロスで伸ばすということを意識的に取り組んでいます。
店舗とECが連動した取り組み施策の一例としては、店舗からスナップ投稿のための自社アプリを開発し、簡単に投稿が可能になりました。いかに社内業務PDCAを早く回すかということへの投資は積極的に行っており、現在システムエンジニア7名が在籍しています。

これからのEC×ファッションとは?

やはり、オムニチャネルの強化は進めていきたいですね。そのためには、まずインフラの整備が急務だと課題認識しています。
最も重要なチャネルとしてはお客様との接点を持つことのできる自社ECだと考えており、今後マーケティングに欠かせないプラットフォームになっていくと思います。

EC×ファッションの面白さとは?

今後のECを担っていく人材とは?

ファッション×デジタル・テクノロジーは今以上にイノベーションを起こせる可能性がありますし、過去の成功体験ではなく、新たな世界を築きあげることこそEC×ファッションの面白みであると感じます。
世代によって価値観や提供できる内容も異なりますので。
20~30代のデジタルネイティブ世代が築きあげる今後の姿に期待ですね。
もし興味をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひご連絡下さい(笑)


こんなおみやげをご用意しました!

GONTRAN CHERRIER(ゴントランシェリエ)のキューブ・ド・パン GORILLA COFFEE(ゴリラコーヒー)

GONTRAN CHERRIER(ゴントランシェリエ)のキューブ・ド・パン

今回、トークショーで登壇いただいた株式会社ベイクルーズが展開するブーランジェリー「GONTRAN CHERRIER(ゴントランシェリエ)」のキューブ・ド・パン2コセットをお土産にご用意しました。現在、期間限定で渋谷にオープン中の「ゴントラン シェリエ リミテ」の限定商品となっているスペシャルなパンです!「ゴントラン シェリエ リミテ」に持っていくとコーヒーが1杯無料になるチケットも同封していますのでゲットした方はぜひ行ってみてくださいね。

GORILLA COFFEE(ゴリラコーヒー)

休憩中に会場でご提供したのが、同じく株式会社ベイクルーズが展開する、ブルックリン発のハイエンドコーヒーショップ「GORILLA COFFEE(ゴリラコーヒー)」です。ゴリラの強さをイメージする、ガツンとくるコーヒー、いかがでしたでしょうか?渋谷のショップも要チェック!


主催:「Fashion People+」運営事務局

当社クリーデンスが運営している「Fashion People+」は、
“ファッションを、仕事にしよう”をコンセプトに、業界で働く楽しさや魅力、
自己実現の可能性を再認識してもらいたいという思いのもと発足したプロジェクトです。
MAIL:fashion_people@crede.co.jp

また今後も定期的にイベントを開催していく予定ですので、ぜひご期待ください!

「Fashion People+」Facebookページ

https://www.facebook.com/fashionpeople.plus

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