Fashion★シゴトNEWS

2016.12.02

カフェ・カンパニーとアダストリアによる合弁会社「peoples inc.」いよいよ始動!食×ファッションから生まれる無限大の可能性とは?!

peoples inc.株式会社 楠本社長(左)と木村副社長(右) peoples inc.株式会社 楠本社長(左)と木村副社長(右)
peoples inc.株式会社 楠本社長(上写真左)と木村副社長(同右)

カフェ・カンパニー株式会社と株式会社アダストリアによる合弁会社、「peoples inc.株式会社(ピープルズインク)」が2016年11月1日に設立。11月29日には渋谷ヒカリエ7階の「FLOWERS Common」にて設立パーティーを開催し、カフェ・カンパニー代表取締役社長であり、同社の代表取締役社長に就任した楠本修二郎氏、アダストリア会長兼最高経営責任者(CEO)の福田三千男氏によるあいさつが行われた。

「より豊かな『NIPPON の衣・食・住』を育み、ワクワクする未来を創造していく」という事業コンセプトをかかげ、多様な価値観に対してより幅広い視点を結集して一歩先の楽しさを提供していきたい、というピープルズインク。単に飲食事業とアパレル事業を足し算するのではなく、「掛け合わせ」によって新たな事業を拡大し、新たな価値を提供していくことを目指す。

楠本社長はイベント内で行われたトークセッションで「単にファッションと食がコラボする、ということだけではない。ライフスタイルというのはつまり生きざまということ。24時間×365日×数十年をかけた生き方があって、それらの瞬間にどういう生活のコンテンツを掛けあわせていくか、それ次第で人生は豊かになる。すべてのトホホをどれだけアハハに変えられるか、スーパーポジティブに変えられるか、というメソッドとしての食であり、ファッションである。」と説明。
また、今興味のあるものに“ローカル”を挙げ、「このグローバルな時代だからこそローカルが活きると思っている。食はその地域に根差して育まれたローカルなもの。カフェ・カンパニーでもさまざまな地域と組んでローカルビジネスを行ってきたが、“食をファッション化させる”をキーワードに、ピープルズインクならではの展開も考えていきたい。」と今後の展望を示した。

楠本社長とトークセッションに参加した、アダストリア常務取締役でピープルズインクの副社長に就任した木村治氏は、今後の事業展開について、「(広い意味での)ファッション、そしてアパレルと飲食を掛けあわせるとすごくビジネスが広がる。たとえばカフェを作ろう、そこにスポーツの要素を入れよう、隣にヨガのスクールを開こう、ではヨガウェアをオリジナルで作ろう…など、様々なコンテンツを掛けあわせることで新しいビジネスを生み出していきたい。」と表現。
カフェ・カンパニーの看板とも言える「ワイヤードカフェ」をピープルズインクに移管したことについては、「(カフェ・カンパニーにとって)かなりの覚悟だったと思う。本気でやるという楠本社長の姿勢が伝わり、中途半端なことはできないと重く受け止めたと同時に、未来が開けるという思いも生まれた。」と話した。

組織については「ピープルズでできることは無限大。楠本さんはこれだけ(器の)でかい人なので、業界を変革していく存在になっていきたい。僕がアパレル業界に飛び込んだ30年前、アパレルの社会的地位は低かったが、われわれはアダストリアというトップ水準の組織を生み出すことができた。今度はピープルズインクが飲食業界を引っ張り、社会的地位の向上につとめたい。」(木村副社長)
「外食産業は男性社会だが、これからは女性がリーダーシップを取っていくことになると思っている。女性が女性の目線で、女性のための世界観を生み出せるような仕掛けを生み出していきたい。」(楠本社長)
とそれぞれ語った。

その他、未来に繋がるヒントとして、お茶やサンドイッチ、和業態、海外進出などといったキーワードが飛び出した。
具体的な業態などは今後の発表が期待される。

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