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2017.05.25

ジャパンクオリティを武器に「Knot」が手掛けるまったく新しい腕時計ビジネスとは?

企画から販売までの一貫したプロセスの中で関わるあらゆる人を“むすぶ”存在であることを目指す「Knot」
企画から販売までの一貫したプロセスの中で関わるあらゆる人を“むすぶ”存在であることを目指す「Knot」

時計とベルトを自由にコーディネートし、8,000種類以上のコンビネーションの中からカスタムオーダーできる、まったく新しいリストウェアブランド「Knot(ノット)」。北欧ウォッチブームを仕掛け、その功績により勲章を与えられた実績を持つ代表・遠藤弘満氏のもと、現在国内5店舗・海外1店舗のギャラリーショップを展開している。

2015年度に8億円、2016年度に14億円と売上は飛躍的に拡大を続け、2017年にはニューヨークやシンガポールでの出店を予定するなど成長著しく、日本で今もっとも勢いのあるウォッチブランドではないだろうか。

そんな「Knot」がこだわるのは、お客さまファーストであること。
「いいものをリーズナブルに買いたい」というシンプルなお客さまの思いをかなえるため、同社では企画から製造、販売に至るまでさまざまなアイデアを盛り込んでいる。

たとえば100%天然由来の鞣し皮を扱う栃木レザー、京都のシルク組紐、甲州ジャカード織…日本各地の伝統工芸や技術と手を結び、高品質でデザイン性の高い、新しいカタチのMADE IN JAPANクオリティを実現。
また、掛かるコストを大幅にカットするため企画から製造、小売までをすべて自社で手掛け、その高品質な時計を市場価格の1/3の値段で提供することに成功した。

ギャラリーショップではカスタムオーダーを存分に楽しむためショーケースをなくし、気軽に手に取って組み合わせを試しながら自分だけの1本を見つけられるつくりとなっている。シンプルでありながら温かみのある内装は、リラックスしながらファッションとして時計を楽しんでほしいという思いの表れだ。
そこで働くスタッフの前職もさまざま。ファッション性が高いため時計出身者だけでなくアパレルからのチャレンジも多く、「Knot」のビジョンを体現する存在として、20~30代の若い社員が活躍している。国内外での積極的な店舗推進を掲げており、新店立ち上げや店長、マネジメントなどに携わるチャンスが多いのも、社員のモチベーションに繋がっているという。

「○○離れ」の象徴ともいえる、「腕時計」というマーケットの中で飛躍的な成長を見せ、注目を集めている理由。
そこにはある種の“期待”が込められているのではないかと同社は言う。
今までとは違う方法で、流通で、発想で、新しい価値を生み出し、ジャパンクオリティで日本と世界を結びたい――
世の中に必要とされる仕事を続けていきたい――
力強いビジョンでまい進し続ける「Knot」が世界から注目を浴びる日も、そう遠くはないかもしれない。

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