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2018.02.26

オールプラスチックで環境にも人にも優しい傘ブランド「+TIC(プラスチック)」

「+TIC(プラスチック)」は立ち上げて間もないこれからのブランド。だからこそ様々な可能性がある、という。 「+TIC(プラスチック)」は立ち上げて間もないこれからのブランド。だからこそ様々な可能性がある、という。
「+TIC(プラスチック)」は立ち上げて間もないこれからのブランド。だからこそ様々な可能性がある、という。

日本は、世界でもっとも傘を消費している国だということをご存じだろうか?
年間降水日数は世界13位にも関わらず、一人あたりの傘の所有数は世界一位。一昨年には1憶1,000万本が輸入され、そのうち9,000万本が長傘、その60%は使い捨てにされるビニール傘である。
さらに、年間に廃棄されるビニール傘は5,400万本以上もあり、そのほとんどが埋め立て処理され、深刻な環境問題となっているという。

レインアイテムを扱う株式会社サエラはそんな現状を受け止め、
「もっと長く使えるよう丈夫にするには?」
「大切に使ってもらえる傘とは?」
「もし壊れても、ゴミとならずにリサイクルできたら?」
という思いから、オールプラスチックで強い風でも壊れにくく錆びない、リサイクル可能な画期的な傘ブランド「+TIC(プラスチック)」を立ち上げた。

構想に掛けた期間は10年。
単なる丈夫で環境に優しい傘ではなく、ファッション性にも強くこだわった。有名なプロダクトデザイナーがデザインし、従来の傘のすべてのパーツを一貫性のあるデザインで刷新、ビニール部分は張り替えができ、オシャレを楽しみながら長く使えるような工夫を凝らした。
そうした、“ありそうでなかった”コンセプトやこだわりが多方面から注目を集め、立ち上げ間もないブランドながら2017年グッドデザイン賞を受賞、テレビや雑誌でも取り上げられた。

ファッション最先端のモデルやセレブからも非常に関心の高い“エコ”。地球環境に優しいアイテムを身に付けることそのものがファッショナブルであり、エモーショナルであるという時代、「+TIC」の傘も、トレンドにあった価値ある商品であるとサエラは自信をのぞかせる。
そのため同社が今もっとも力を入れているのがブランド力の向上だ。単に商品を営業するというだけでなく、民間の気象情報会社と提携したイベントを開いたり、子ども向けに傘を組み立てるワークショップを企画したりと、自由な発想で幅広い活動を行うことで、傘に関するイメージの向上を目指している。

使い捨てではなく、オシャレなだけでもなく、人にも環境にも優しい傘の普及を目指す、サエラのチャレンジにぜひ注目してみていただきたい。

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