Fashion★シゴトNEWS
2018.04.23
スタートトゥデイ、採寸ボディスーツ「ZOZOSUIT」および自社ブランド「ZOZO」展開に伴いスタッフ募集
2017年11月、「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」を発表。予約開始より10時間で、23万件のオーダーが入り、日本のみならず世界各国においても大きな話題を呼んだのは記憶に新しいだろう。
「ZOZOSUIT」 は、株式会社スタートトゥデイが、ニュージーランドのソフトセンサー開発企業「StretchSense Limited.」 と共同開発した、伸縮センサー内蔵の採寸用ボディースーツである。上下に分かれたスーツを着用すると、身体の寸法を瞬時に採寸し、Bluetoothで接続されたスマートフォンにそのデータが保存されるという仕組みで、世界でも初めてのサービスとなる。
代表の前澤氏によると、電子メジャーで消費者自身が計測する方法や、全身写真を画像解析してサイズを測る方法など、さまざまなアイデアがあったという。しかし、通販ならではの悩みである「サイズの不安」を解消するためには、ミリ単位の正確な採寸が必要という考えより、上述の技術を使った「ZOZOSUIT」が実現したのだという。
2018年1月31日には、同社初のプライベートブランド 「ZOZO(ゾゾ)」が発売を開始した。「ZOZOSUIT」で計測した体形データから一人ひとりの体形に合わせたベーシックなアイテムをオーダーメイド形式で製造し、販売するという新しいブランドである。通常のオーダーメイドは注文を受けてから生産するため、消費者の手元に届くまでに多くの時間を要し、またその分コストも掛かる。
一方で「ZOZO」の場合は、「ZOZOSUIT」の体形データを解析し、高需要が見込まれる特定サイズのパターンについてはあらかじめ一定量の在庫を抱え、注文後すぐに届けることで、スピーディーかつ安価にオーダーメイド商品を販売することができる。
これらの生産体制を整えるため、「zozo」を運営するための機能はすべて内製しており、特にオーダーメイドの一番のカギとなるパタンナー・グレーダーについては現状も組織強化に向けた採用を行っている。
すでに入社しでいるスタッフからは、「(前職までの)パターン業務はどこかルーティンに感じていて、これからどうしようと思っていたタイミングで『ZOZO』の求人を見て興味がわいた」「どこか保守的な仕事だと感じていたパターンという仕事で、新しいチャレンジができることを知った」「さまざまな経験を積んできたプロフェッショナルが集まっていることにワクワクしている」といったコメントが挙がっており、ほかではできない経験ができていることは間違いないだろう。
スタートトゥデイの採用担当者は、「ベンチャーでありながら組織としての安定感もあり、社員を大切にしている会社。スピードが何より重要なので業務効率にはこだわり、一人一台CADが用意されています。」と話す。まだ充足しているわけではないものの、徐々に組織が整備されてきており、集中と効率を実現していけるようさらに整備していきたいという。
世界を相手に新しいビジネスを展開するため、技術を持ったプロ集団が気持ちよく働ける会社でありたい――
そんな思いに共感する方は、ぜひチャレンジしてみて欲しい。
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