Fashion★シゴトNEWS
2020.01.06
転職活動に“振り返り”を:<アパレル・ファッション業界>転職成功者インタビュー 外資・ラグジュアリー編(名古屋エリア)
これまでに、アパレル・ファッション業界で働く多くの方の転職をサポートしているクリーデンス。
担当アドバイザーによるインタビューを通して、その道のりを振り返っていただきます。
今回お話を伺った高田 悟さん(仮名)は、名古屋出身、28歳の男性。
新卒で外資ラグジュアリーブランドに入社し、3店舗で販売職としてご経験を積まれました。その後、2018年に転職し、よりハイプライスな外資ラグジュアリーブランドの販売スタッフとして活躍されています。
高田さんを担当したキャリアアドバイザーの東が、お話を伺いました。
高田さんは、新卒からちょうど3年のご経験を経て、転職のご相談に来てくださいましたね。
3年をひとつの区切りにする方は多いと思いますが、僕も3年間の経験を振り返った上で、これからの自分にどんな道や可能性があるだろう?と相談させていただきました。別のエージェントさんに先に相談していて、他にも相談したいと探してクリーデンスさんにたどり着きました。
ご自身ではどのような振り返りをされましたか?
社会人1年目は、社会人として必要な心構えや仕事を覚えることに必死でした。2年目の店舗異動をきっかけに良い上司とも出会えて、ラグジュアリーブランドの販売とはこういうもの、という心構えや姿勢を学ばせてもらいました。そこからの2年間で接客力を磨き、よりクオリティの高い良いサービス力を身に付けていきたいと感じたのが転職のきっかけでした。
高田さんは学生時代から、革小物についての造詣が深かったのでしたね。
はい。昔から好きで、大学ではファッション造形学を学びながら革小物を作るのが趣味でした。今使っている手帳カバーやカードケースも自作なんです。なので、前職もそうでしたし、転職後も革製品を扱うブランドで働きたいと考えていました。そこで何社か応募したのですが、最初ちょっと苦戦しましたね。
高田さんの希望条件と求人要件が合わなかったり、選考に進んだけどご縁がなかったり…という求人がいくつかありましたね。
選考に進んだ企業では、受かりたい思いが強すぎて前のめりになってしまい、うまくいきませんでした。相手が望んでいることに目を向けず、あれを伝えたい、これをアピールしたい、と自分本位に話しすぎてしまったんです。
その経験を通じて感じたのは、「企業から求められていることを本質的に理解し、コミュニケーションすること」の大切さでした。面接では、相手に一緒に働きたいと思ってもらう場です。たとえどれだけ強みやアピールポイントがあっても、それが企業の求めるものと違ってはうまくいかないことを学びました。
ご自身でうまくいかなかったことを振り返り、改善への姿勢を持たれたことが、次のご縁に繋がったのだと思います。
東さんからしっかりフィードバックをいただきましたので(笑)。でもそうですね、一度うまくいかない経験があったからこそ、現職を受ける際の面接は落ち着いて挑むことができたのだと思います。
最終面接の東京でも接客を受けてから面接に臨みました。もちろん名古屋の店舗も何度か足を運んでいましたが、東京はやはり規模が大きいので、改めてブランドの魅力を体感し、良い形でモチベーションを高められました。
店舗見学ではどのようなことを感じましたか?
来店されるお客さま、商品の質とプライス、上質な空間、すべてのランクが前職と比べて高く、初めは緊張しました。ブランドが持つ重厚感にふさわしい接客クオリティにも感動し、もしご縁をいただければ、前職ではできなかった質の高いサービスをお客さまに届けられる、ここで働きたい、と思えました。
実はブランド側では、もう少し同レベルの商材経験を持った方を採用したかったそうなのです。しかし一次面接で店長さんが高田さんとお会いしたときにポテンシャルを感じ、「うちで成長しながら一緒に働きたい」と評価をいただきました。その後も店長さんのプッシュによってスムーズに選考が進んだのだそうですよ。
本当に選考結果のご連絡をいただくスピードが速くてびっくりしました!東さんから内定のご連絡をいただいたときには「本当に?!」と驚きましたが、すぐに「行きます!」と返答しましたよね(笑)。
逆に私から「今の仕事はちゃんと退職できそうですか?」と確認したくらいでしたが、周到に進めていただきましたね。
前職の職務規定を見て退職までのフローを確認し、できるだけ早く引継ぎをスタートできるよう調整しました。販売だけではなく、リペアや新人育成などいくつかの役割を担っていたので、極力店舗に迷惑を掛けないようにということは意識しました。
改めて転職活動を振り返ってみていかがですか?
転職によって目指したいこと、求めているものを実現できるかどうかは、自分次第でもありますが、求人と出会えるタイミングも重要です。僕は転職したいと思ったタイミングで運良くそういう企業と出会うことができましたが、きっと一人では実現できなかったと思います。クリーデンスさんに相談して、東さんに求人紹介やアドバイスをたくさんいただけて本当に良かったです。
もちろんタイミングもありますが、高田さんがしっかり自己分析されて、「こういうことを今後目指したい」と明確に伝えてくださったから、それに合う求人をご紹介できたのだと思います。こちらこそありがとうございます。現職で1年経ちますが、今のお仕事はいかがですか?
ブランドの魅力が詰まった商品をお客さまにお届けするという、サービスの本質は変わらないので、前職の研修や実務を通じて得た基礎は今も活かされています。現職はよりハイプライスで、お客さまも富裕層の方がメインになったので、それにふさわしい質の高いサービスが求められます。ひとつひとつの所作や言葉、たとえば時計を見ること自体が失礼にあたるといった細部まで気を遣い、店長や先輩たちの姿をよく観察し、取り入れるよう意識しています。
現職でしかできない経験をさせてもらっていると思います。
成長実感を得ながらお仕事できていらっしゃるのですね。とても高度なホスピタリティを突き詰めていらっしゃると思います。
今実践しているのはお客さまの期待を超えるサービスを実践することです。先んじて動くことでお客さまとの信頼関係を築き、顧客さまを増やしていきたいです。その上で、機会があれば東京や大阪など、より規模の大きな店舗も経験してみたいですね。自分が望むことを経験できるのであれば、名古屋以外の土地でもチャレンジしたいです。
高田さんがご転職されてもう1年、ずいぶん前の転職活動のことを振り返っていただいてありがとうございました!
転職活動において、応募したすべての企業から内定を得られる方はほとんどいらっしゃいません。うまくいかなかったときの姿勢と行動次第で、転職成功の可能性はぐっと高まります。
高田さんはある企業からお見送りのご連絡をいただいた際、その理由を真摯に受け止めて次に繋げることで、見事にご自身の望む企業へ転職することができました。1年前とはぐっと顔つきが精悍になって、充実した日々であることが伝わってきました。これからも頑張ってくださいね!
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