アパレル企業特集
2014.11.26
INED、ef-de、7-ID concept.等(株式会社フランドル)
すべての社員が長く笑顔で働ける企業
今回、この方にお話を伺いました!
執行役員 営業本部 人材育成室長
本城 ますみさん
新卒でフランドルに入社、メンズカジュアルブランドでの販売職を経てレディースに異動。店長からトレーナー、エリア統括、販売全体の統括などを経て、現在は執行役員として販売職の人材育成に携わっている。
東京大丸イネドプラチナ 店長
竹山 めぐみさん
他業種の企業で一般事務として従事後、派遣スタッフとして「イネド」で販売スタッフとなる。3年を経て正社員になったのち、現在は東京大丸イネドプラチナで店長として従事している。
I.T'.S international 代官山 スタッフ
桝家 綾香さん
新卒でフランドルに入社、北海道・札幌の「エフデ」で5年、スタッフから店長までつとめる。結婚を機に東京へ異動し、銀座三越を拠点にトレーナーとして従事。その後、産休・育休を経て現在は「I.T'.S international 代官山」で育児短時間勤務中。
人事部 人事課 原田 麗さん
原田 麗さん
新卒でフランドルに入社、「イネド」「セブンアイディコンセプト」など、複数ブランドで販売職を11年経験。うち5年間は店長として従事。結婚後、本社勤務となりオンラインストアのカスタマー業務を経験後、現在は、人事部人事課にて主に中途採用を担当。
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大変だったこと、乗り越えてきたこと
これまでのご経歴を簡単に教えてください
本城:
もともとメンズライクな格好や古着などが好きだったので、新卒でフランドルに入社した際も当時あったメンズブランドを希望し、そこで数年販売職として勤めました。その後、メンズラインがなくなることになり、レディースへの異動の提案を受け、いろいろ考えたのですが、チャンスだと思うことにし、「イネド」へと異動しました。やっぱり洋服に関わる仕事は続けたかったですし、何より仲のいい同僚・先輩たちの「やろうよ!」いう声に背中を押されたのが大きかったですね。
その後、会社の拡大に伴い人材育成・社員教育に力を入れていくというタイミングでショップの代表として抜擢され、本部から全国のショップスタッフを支える立場となりました。最初は現場から離れる淋しさもありましたが、とにかく社内のいろんな人に声を掛けて話して動くことで「みんなで一緒にやっていく」という思いで仕事ができるようになりました。
竹山:
短大を卒業したあと、異業界で一般事務として働いていたのですが、待遇や環境面で続けるのが難しくなったのがきっかけで、学生時代から興味のあったアパレル業界への思いが膨らみ、派遣社員として「イネド」のショップで働くことになりました。当時は派遣という働き方を活かしていろんなブランド・企業で働いてみたかったのですが、さまざまな経験の中で面白さも分かってきて、気づくとイネドで3年半働いていました。
しかし派遣という働き方を続ける以上、一定までの仕事しかできないという悩みにぶち当たり、当時の上司から「社員になったらどう?」と声を掛けてもらったこともあり、思い切ってチャレンジすることにしました。社員になったタイミングでポジションが副店長になり、現在は店長となって7年目になります。
桝家:
地元、北海道・札幌の「エフデ」に新卒で入社して、店長までつとめました。フランドルでは毎年さまざまな表彰を行っているのですが、ショップスタッフ全員で店舗予算を28ヶ月連続達成して全国トップの「スター賞」という賞を受賞しました。関東などと比べると人も店舗も少ないこと、ずっと同じ店舗にいて顧客も付きやすくかったことから「顧客賞」も受賞して、本当に充実した5年間を過ごしました。
25歳で結婚を機に上京することになったのですが、ありがたいことに東京でも店長を指導するトレーナーというポジションを与えてもらって、銀座三越を拠点に何店舗かを見ていました。その後、子供を授かったので産休・育休を取得後、今は時短勤務で働いています。子供が小学校3年生まで時短勤務ができるので、あと1年でフルタイムに復帰する予定です。
これまでさまざまな経験をしてこられたと思いますが、大変だったこと、壁にぶつかったことはありますか?
本城:
壁、というものではないのですが、婚約してから結婚するまでにちょっと時間が掛かってしまいました。結婚の話が出た時期と、仕事に集中して頑張りたい時期とが重なってしまって…いろいろ悩んだのですが、やりはじめたらとことん!という私の性格を相手が理解してくれて、一度仕事に集中させてもらうことにしたんです。そして数年後、晴れて結婚することができまして、お互い、好きな仕事を頑張りながら結婚生活を送っています。
フランドルも女性の多い企業なので、結婚や出産、育児などライフイベントに応じて、時短やキャリアチェンジなど、様々な働き方をしています。そんな社員たちに共通して言えるのは、自分の頑張りを自分自身が誇れるような働き方をすることで、周りの理解や協力も得られて、より充実した毎日が送れるということです。困ったときにはお互いに助け合って乗り越えていこう、という気持ちをみんなが持っているので、大変なことがあっても乗り越えることができると感じています。
竹山:
社員になったタイミングも大きなターニングポイントでしたが、私の一番大きな“壁”は店長になったことでした。慣れるまでが大変で、うまくいかないことがあると自分の頑張りが足りないからだとネガティブになってしまっていたんです。今思えば地道に経験を積んで、できることを増やすことで少しずつ余裕を作っていくしかないのですが、そんな中、ひとつ転機となるきっかけがありました。
数年前、2ブランドを1店舗で展開する、というショップに配属されて、ブランドごとに私ともう一人、W店長で運営するという体制を取ることになりました。店長としての自信もまだなく、慣れない環境に戸惑いもあったのですが、店長という同じ目線の人が同じショップにいることで、いろんな意見交換をしたり、アドバイスし合ったり、悩みを話し合ったりできたのがとても心強くて、店長としての仕事に自信が持てるようになりました。ほんの1年ほどでしたが、本当に良い経験でした。
桝家:
結婚に伴い上京し、北海道と東京では季節感も客層もあまりに違って勝手が分からず、自分の勉強とスタッフへの指導を両立させるのが大変でした。しかしこれまで以上に社内外たくさんの方々と関わり、何よりいちばん大好きなお客様との出会いが広がったことで乗り越えることができました。その後子供を授かって、私も夫も両親が遠方なので家族の助けが受けられない環境の中、上司や一緒に仕事をしていたフタッフが全面的に協力してくれたことが本当に有難く、今まで仕事を続けることができました。
子供が産まれてからは、仕事を全力で頑張りたい思いと子育て・家庭を大切にしたい思いが葛藤していました。元々が自分でやらないと気が済まないタイプだったのですが、自分がいなくても一緒に働くしっかりしたスタッフがいれば大丈夫なんだ、と気付いてからは、気持ちがラクになりました。とはいえお客様ありきの仕事なので、時には家に帰ってからも気になってお店に電話して、といったことはありますが、子供も大きくなってきましたので、家族の理解も得ながらバランスを取っていきたいですね。
大切にしていること、これから目指したい姿
今仕事をしている中で、一番大切にしていることは何ですか?
本城:
笑顔と挨拶、出勤力。この3つは自分でできることなので大切にしています。悩んだときやつらいときにも、この3つに支えられて解決できたことや、気持ちが安らいだこと、助かったことなどがたくさんあります。
あとは、社内外問わず、関わるすべての人たちのことを尊重することです。自分と人とは性格も価値観も違うのが当たり前なので、先入観やまわりのウワサなどにとらわれて色眼鏡で見てしまわないように気をつけています。新人でも大先輩でも社長でも、ひとりの人間として、お互いに尊重しあって高めていけるような関係をこれからも築いていきたいです。
竹山:
ショップのスタッフ全員が同じ思いを持って頑張れる空気を作ることを大切にしています。そのために意識して取り組んでいることが2つあって、ひとつは、本部や上司から言われたことをそのまま伝えるのではなく、具体的にどんな風に現場で取り組んでいくかというのを一度自分の中で考えてからスタッフに伝えること。もうひとつは、普段からスタッフとたくさん話をして、どんなときでも常に笑顔で接していくことです。もともと、人と喋って笑うのが大好きではあるのですが、忙しいときや大変なときに油断をすると笑顔が足りなくなくなってしまうこともあります。そういう空気は思っている以上にスタッフへ伝わってしまいますので、そんな時こそ笑顔を大事にしていきたいですね。
桝家:
一番にお店に入って掃除することで自分の心も清めて、お客さまを笑顔でお迎えすることを大切にしていて、新人時代に先輩から教わって以来、ずっと続けていることです。朝早くいいことをすると1日中ずっといいことが続くよという願掛けのようなものですが、本当にそうだと感じていて、尊敬できる先輩に出会えたことに感謝しています。
もうひとつは笑顔でいることです。その場で急に作ろうとしてもやっぱりできないので、常に明るい気持ちをコントロールして自然と笑顔になるような姿勢を持ち続けたいです。自分がまず仕事を楽しまないとスタッフにもお客さまにも伝わらないので、今は限られた時間ではありますが、自分でやれることをちゃんとやることで、自分に自信を持てるように意識しています。
今後チャレンジしていきたいこと、目指したい姿を教えてください
本城:
時代によって働き方や価値観は変わっていきますが、今後も何十年、フランドルの社員全員がが楽しくやりがいを持って働くため、人材育成をもっともっと確立していきたいです。仕事をしている限り、起きている時間の大半は仕事ですから、自分の基盤の多くは仕事によって築かれていきます。お客さまとの会話や、商品が売れた瞬間、顧客様がついたときなどに感じる喜びなどを大切にしながらスキルアップしていって、「フランドルに入って人間としても成長したな」と感じられるような組織づくりが今後目指しているところです。もっともっと良くなるはずです。
竹山:
わたしは遠く先のことを見据えて、というよりは、今自分ができていないこと、具体的には部下育成のスキルを高めていきたいです。スタッフ一人ひとりをしっかり見て、経験を積ませて、キャリアを上げて、どこに行っても恥ずかしくないスキルとマインドを持ったスタッフに育てていきたいですね。調子の良いときはどんなスタッフでもぐんぐん伸びていきますが、成長のペースやモチベーションの上げ方は人それぞれですし、仕事をする中で浮き沈みもあって常にやる気に溢れた状態ともいきません。そんな時に、私自身がもっと自信を持って、スキルだけじゃなく精神面でも支えながら成長を後押しできるようなお店づくりをしていきたいです。
桝家:
私の場合はフルタイム戻るタイミングがまた新たなターニングポイントになります。そこで家族の理解を得て、協力し合いながら、今以上にお客さま一人ひとりと向き合って働いていくことが一番の望みです。洋服が好き、というのはまず大前提にあるとして、それに加えてやっぱりお客さまとお話して、喜んでいただくのが何より好きなので、そういう仕事がずっと続けられたらと思っています。先日も北海道で初めて顧客になったお客さまが偶然、代官山のショップに来店されて、奇跡のような再会でしたが、頑張っているとそういう喜びもあるんだと改めて前向きな気持ちになりました。
あとは、以前から英語をやろうやろうと思ってできていないので、ちゃんと始めたいです。東京は特に外国人のお客さまが多いと感じますが、2020年のことを見据えるとさらにグローバル化の進む街になると思いますので、英語力をつけて、そのスキルを会社やショップの役に立てていきたいです。
フランドルに興味を持ってくださった方々へ
最後に、フランドルに興味を持った方々へメッセージをお願いします
原田:
フランドルで働く上で一番大切にしているのが、礼儀、笑顔、挨拶です。
仕事とはさまざまな人と協力し、一つの目標に向かうことです。その際、一緒に働く仲間たちとは雰囲気のよい環境を自分から作ることが求められます。また「人を大切にする」という社訓を掲げ、お客さまはもちろんのこと、会社が社員全員を大切にする、一人ひとりが一緒に働く仲間を大切にする、という考えを持っています。
ですので採用の際にも、まずはこのマインドに共感し体現できる方、ポジティブで前向きに取り組む姿勢のある方を何より重視しています。
本城:
「会社が社員全員を大切にする」という意味では、今後もさまざまな組織づくりを考えています。
フランドルは会社の歴史とともにお客さまの年代も上がってゆき、ヤングファッション中心から、30~40代に向けたファッション中心へと変化しています。同時に30代、40代のスタッフが増え、子育てしながら時短で働くスタッフはもちろん、子育てが落ち着いてフルタイムで働くスタッフや介護しながら働くスタッフなど、いろんな背景を持つ者が増えてきます。そんな中でも仕事が好き、というスタッフがキャリアやスキルを無駄にすることなく、長く働いていけるような環境を目指しています。末長くやりがいを持って一緒に働きたいという方、お待ちしています。
原田:
衣食住の”衣”を単に「着るもの」として考えれば、夏はTシャツ、冬は寒さをしのぐコート、それだけれいいと思うんです。でも、そうではない。「雑誌に載っていたあの服がほしい!」とか「ずっと探していたスカートがやっと見つかった。」とか「とっても気に入ったニットがあった!」とか…一番は商品を購入する際の気持ちなんです。
私たち販売員の仕事は「服を売る」ということだけではなく、世の中に、そういったワクワクした気持ちや喜びを提供すること。
やりがいを持ちながら、結婚しても出産しても長く働ける会社ですので、興味がある方はぜひ、一緒にがんばりましょう!
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INED、ef-de、7-ID concept.等(株式会社フランドル)
事業内容 | 婦人服・紳士服の企画・製造・販売及び飲食店の経営 |
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事業所 | 本社:東京都港区南青山4-18-11 |
設立 | 1980年4月 |
代表者 | 代表取締役 栗田 貴史 |
従業員数 | 1,647名 ※2014年7月末現在 |
資本金 | 5000万円 |