アパレル企業特集

2024.12.06

JOURNAL STANDARD、Spick and Span、SLOBE IENA、CITY SHOP、B.C STOCKなど(株式会社ベイクルーズ)

「すべてにおいて”人”ありき」個性や強みを活かし、
さまざまなキャリアを目指せるベイクルーズの販売職

1977年創業のベイクルーズは、JOURNAL STANDARD、Spick and Span、SLOBE IENA、CITY SHOP、B.C STOCKなど、ファッション、家具・インテリアにまつわる50以上のブランドを手掛けるファッションカンパニーです。アパレル事業のみならず、飲食事業やフィットネス事業などさまざまな領域で事業を展開しています。今回は人事部の矢頭さんと染谷さんに、ベイクルーズのこと、そしてベイクルーズの販売職(以下:ファッションアドバイザー)の仕事についてお聞きしました。

もくじ

今回、この方にお話を伺いました!

人財統括 Manager

矢頭 龍一さん

人財統括 Manager 矢頭 龍一さん

学生時代からアルバイトをしていたセレクトショップに就職。その後、28歳のときにベイクルーズに転職。JOURNAL STANDARDのファッションアドバイザーとして2年ほど勤めた後に、キャリア実現制度(異動希望制度)を活用して人事部に異動。人事部では新卒・中途採用者の入社研修や入社後のフォロー研修、人事企画・採用業務など幅広い業務に携わる。

人財統括

染谷 有紀さん

人財統括 染谷 有紀さん

新卒でセレクトショップに入社。3年ほど販売の仕事に従事した後、一度ファッション業界を離れ、営業事務の仕事に携わる。30歳のタイミングでキャリアについて改めて考え、ファッションに再び携わりたいとベイクルーズに人事として転職。新卒採用者や中途採用者向け販売研修企画などの経験を経て、現在はファッションアドバイザー採用から本社専門職採用全般を担当する。

服を起点に、ライフスタイル全般を提案する“ファッションカンパニー”

まずはベイクルーズについて教えてください。

矢頭:ベイクルーズを一言でいうと、ファッションやおしゃれにこだわり、楽しむ集団。
企業理念として「”衣食住美”を通じて人生の楽しみを提供」を掲げ、「衣」はアパレル、「食」は飲食店運営、「住」は家具・インテリア、「美」はフィットネスクラブの運営やコスメ事業など、全体で60以上のブランドを運営しており、それらすべてにおいて個性、つまりブランドの独自性を大切にしています。

「衣」にあたるアパレル事業が主軸ではありますが、私たちはベイクルーズを「アパレル企業」ではなく、「ファッションカンパニー」と呼んでいます。ファッションを楽しむことは、単に服を着ることだけではないからです。素敵なお洋服を身に着け、素敵な場所に行って食事をしたり、素敵な空間で生活を送ったり、おしゃれを楽しむために体型を維持したり。それらすべてがファッションを楽しむことに含まれると私たちは考えています。

私たちベイクルーズは、商品を提供するだけではなく、おしゃれをすることを楽しむ体験や、ファッションそのものの価値をお客さまに提供すべく、さまざまな事業に取り組んでいます。

ベイクルーズにおける、ファッションアドバイザーの仕事はどのようなものでしょうか?

染谷:ベイクルーズにおけるファッションアドバイザーのミッションは、単にお客さまのニーズを聴き出してお洋服を提案することだけではありません。私たちがもっとも大切にしていることは、お客さまを素敵にして差し上げるお手伝いをすることです。

商品を実際に見て触りたい、試着してみたい、ファッションアドバイザーからアドバイスをもらいたい…そういうお客さまに対し、店舗でしか味わえない価値を接客はもちろん、空間なども通じてご提案することを大切にしています。

また、ものづくりの観点から見ても、ファッションアドバイザーの役割は重要です。
ベイクルーズでは、何を着るかではなく、どう着るかを大切にしており、MD計画の段階からスタイリングを組んで商品構成を考えています。一気通貫のこだわりを持ってお客さまに合ったスタイリングを行うことは、とてもプロフェッショナルな仕事であると考えています。


個性や強みを活かしながら、接客販売以外のさまざまな仕事にも携われる

ベイクルーズの接客にはどのような特徴がありますか?

染谷:ベイクルーズの接客にマニュアルは存在しません。社員それぞれの個性や強みを活かして、お客さまにファッションやおしゃれをすることを楽しんでいただくことが特徴だと思います。

矢頭:ベイクルーズの経営理念である、「すべてにおいて”人”ありき」の根底には、「多様な個性が一つの集合体となることがベイクルーズの個性(らしさ)を作る」という考えがあります。前のめりに物事を引っ張っていくタイプもいれば、縁の下の力持ちタイプもいる。モノに強い人もいれば、ヒトに強い人もいる。それぞれの個性や強みを発揮させながら成長していくことが、会社の成長にもつながると信じています。

たとえばファッションアドバイザーの仕事で言うと、店頭に立ってお客さまを接客する以外にもさまざまな仕事があります。 コロナを経てお客さまのニーズは変化しており、SNSとEC、店舗をうまく活用する方が増えましたし、また店舗に足を運ぶ理由や期待値も上がっています。その期待に応えるため、お店からSNSを発信したり、ECと店舗を両方うまく活用いただくようご案内したりと、業務の幅は広く、さまざまなツールを活用しています。

そう聞くと、これまでの仕事と比べて大変そう!と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、何でもかんでもすべて得意になってください、ということではりません。ブランドや店舗によって何に力を入れているかも異なります。たとえばSNSが得意であればSNSを運用したり、ECモデルやSNSへの露出を増やしたりと、自身のやりたいことや強みを活かし、力を発揮していただきたいと考えています。

幅広い活躍の可能性があるように感じます。実際、どのような方がファッションアドバイザーとして活躍されていらっしゃるのでしょうか?

矢頭:ここまでにも触れたとおり、自分の強みや得意を活かし、ポジティブかつ、柔軟に行動が起こせる社員が多く活躍しています。トップダウンよりもボトムアップを重視する会社なので、自分の意志や考えを発信することはとても重要です。「自分はこうしたい!」「あなたはどうしたい?」という会話が日常的に行われています。

また、ファッションアドバイザーという職種だけではなく、ベイクルーズの全ての職種に言えることですが、“ミーハーである”ことも大切だと考えています。ミーハーと聞くと「流されやすい」みたいに捉えられがちですが、そうではなく、色々なことに気付ける、興味をもてる嗅覚やアンテナのことです。

たとえば街を歩いていて、まったくファッションに関係のないお店で繁盛しているのを見たときでも、「なぜ人が集まっているのだろう」と興味関心を持つことができる。その要因を自分なりに探ってみて、自分自身の仕事に活かしてみる。そういう人をベイクルーズは求めていますし、社内でも活躍しています。

染谷:あとは、みんなベイクルーズが好きですね。会社としても、まずは本人が自身の携わるブランドのファンであることを大切にしています。それがお客さまに自信を持って提案することにつながりますし、お客さまに喜んでもらうためにどうしたらいいか、自分で考えることにもつながると考えています。

とは言っても、ベイクルーズに入社する全員が、最初からベイクルーズや、ベイクルーズのブランドが大好きだったわけではありません。スタートが“好き”ありきではなかったとしても、日を重ねるごとに自分が働くブランドのことを好きになっていく社員がほとんどです。

ベイクルーズや担当ブランドが大好きな先輩たちと一緒に働いて、ブランドの魅力を知っていく中で、ブランド愛が自然と育まれ、同時に自分がいる意味や価値を感じられるようになる。そういったサイクルが生まれているのだと感じます。


自由度の高いキャリアパスと、個性を伸ばす評価制度

続いて、ファッションアドバイザーのキャリアパスについて教えてください。

染谷:意欲的に経験と成果を積み重ねていけば、どんなキャリアの可能性もあります。ベイクルーズで働く中で自分の武器や強みに気付き、それを努力して伸ばすことで、新しいチャレンジの機会をたくさん得ることができます。

現場で販売を極めたいと思えば、「BAY STAR(ベイスター)制度」と呼ばれるプロフェッショナル職の制度がありますし、自分自身の発信力でブランドを広げていきたい人には「インフルエンサー制度」を使って社内の認定インフルエンサーになることもできます。
マネジメントや人の育成にフォーカスしたい場合は副店長や店長、エリアマネージャーの道があります。「Startup Camp制度(新規事業提案制度)」を使えば、自分でブランドなどを立ち上げるチャンスを得ることだってできます。

バイヤーやMDの仕事に手を上げることもできますし、ブランド間の異動もできます。ファッションアドバイザーとして店頭に立ちながらも、店舗レイアウト、ビジュアルづくり、SNS担当などさまざまな仕事に携われたり、抜擢されて商品の買い付けに海外出張への同行があったり、興味のあることに関わりながら、自分はこれからどうなりたいか?何をしたいのか?と、模索しながらも自分自身のキャリアを広げていくことができる環境です。

自分を磨き続けていれば、きっとチャンスは訪れると思います。

矢頭:店長やエリアマネージャー同士の情報交換も活発なので、「今こういうことをやりたいと思っているんだよね」「うちの店舗に興味がありそうな人がいるけど話してみる?」といったやりとりの中で抜擢される場合もあります。店長やエリアマネージャーはスタッフのことをよく見ていますので、普段から自身の考えについてコミュニケーションを深め、信頼を積み重ねておくことで、よりチャンスが広がります。

一人ひとりの個性や強みを発揮する上で、成長のためのトレーニングや評価はどのように行っているのですか?

染谷:トレーニングに関しては、ブランドや店舗ごとの特性を大切にしていますので、OJTが中心です。それとは別に入社された方向けの研修も設けており、ベイクルーズの基本的な考え方・価値観や評価制度、そして接客販売のマインドとスキルについて座学を中心とした研修を実施しています。
販売経験の浅い方や、ライフイベントを経てブランクのある方なども安心して業務に入っていただけるよう、サポートいたします。

研修内容は常にブラッシュアップを行っているので、その時代のトレンドや状況の変化、また皆さんのキャリアや階層に応じて、必要な研修を受けることができます。人事には専門の研修トレーナーもいるので、各ブランドから相談を受けて、ブランド向けに個別の研修を実施することもあります。

矢頭:評価に関してはとても緻密に作られています。職種ごとに求められる期待役割が可視化されていて、半期に一度、年二回の目標設定と、それをもとに評価・振り返りを行います。その際は、所属する部門の上司と面談を行いますので、次に自分自身に期待されること、そのために必要なアクションは何か、といったことを、きちんと目線合わせしていきます。

バランスの取れた五角形が描ける、全部パーフェクトな人はなかなか存在しないと思います。「自分の強みはここだからさらに伸ばそう」「この項目は苦手だけど最低限ここまで頑張ろう」といった形で、その人に合わせた形で目標設定を行っています。

ライフイベントに合わせて働ける!安心してキャリアを築けるのがベイクルーズ

社員同士の相互理解とサポート

ベイクルーズはレディースブランドがブランド全体の約7割を占めていることもあって、女性社員が多くの役割で活躍しています。また、各店舗に1人くらいは育児と両立する時短社員がおり、複数名が在籍している店舗もあるほどです。そのため、制度面のサポートだけでなく、お互いに働く上での相互理解がしっかりある環境だと思います。

子どもが中3まで使えるフレキシブル制度

育児などのライフイベントに合わせて時短で働くことができるフレキシブル制度というものがあります。かつてはお子さんが小学6年生を卒業するまで使える制度だったのが、今は中学3年生を卒業するまで使えるように変わり、仕事と子育てを両立しながらお仕事を楽しんでいただける環境にあります。
ちなみに、産育休の復帰率は100%、男性も、昨年度は13人の社員が育児休暇を取得しました。


ファッションを心から楽しめるプロフェッショナル集団

最後に、ベイクルーズで一緒に働きたい人に向けて、メッセージをお願いいたします。

矢頭:ベイクルーズはプロフェッショナル集団です。一人ひとりにプロの仕事を実現して欲しいと思っています。時には大変なこともあると思いますが、「ピンチをチャンスに変えられる」そんなポジティブに頑張れる方をお待ちしています。

染谷:ファッションをとことん楽しみたい人と働きたいです。そして、ファッションを楽しむことによって、自分自身も変化することを楽しめる人であってほしいと思います。ベイクルーズは、たくさんの個性があって刺激的で、いつでもさまざまなことを吸収できるおもしろい会社です。ご応募お待ちしています!

JOURNAL STANDARD、Spick and Span、SLOBE IENA、CITY SHOP、B.C STOCKなど(株式会社ベイクルーズ)

JOURNAL STANDARD、Spick and Span、SLOBE IENA、CITY SHOP、B.C STOCKなど(株式会社ベイクルーズ)

事業内容 レディース・メンズのトータルファッションの企画・製造・販売・直営店の運営、飲食店の運営、インターネット通販サイトの運営、及び家具の販売、フィットネス事業の運営
事業所 東京都渋谷区渋谷一丁目23番21 渋谷キャスト 3~10F
設立 1977年 7月22日
代表者 代表取締役会長 窪田 祐
取締役CEO 杉村 茂
従業員数 5,457人(2023年9月1日時点)
資本金 3,000万円

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