アパレル企業特集
2015.03.11
田村駒株式会社
「こうなりたい」と思う姿を実現する
今回、この方にお話を伺いました!
第一事業部 第一部 第三課
高橋 絵里子さん
アパレルメーカーでのレディースデザイナーとして布帛、ニット、カット、靴、バッグ、雑貨までオールアイテムを手掛ける。4年経験後、田村駒に転職し、レディースカジュアルのデザイナーとして現在6年目。
第一事業部 第一部 第一課
渡邊 みずほさん
学生時代に生産管理科で学び、新卒で生産管理として田村駒に入社。レディースカジュアルの生産管理として主に中国工場における生産管理を手掛ける。現在9年目。
これまでの経験を活かして、新しい経験を積み上げていく
高橋さんが田村駒で働くようになったきっかけを教えてください
高橋:アパレルメーカーで4年勤めたのですが、担当ブランドがなくなることがきっかけで転職を考え始めました。ちょうど人の縁があって田村駒に興味を持ったのですが、経験を広げるために1つのブランドではなくいろんなブランドのアイテムを手掛けてみたい気持ちとちょうど一致して、入社を決めました。
現在はどういったアイテムを手がけているのですか?
高橋:10~20代向けの、ラフォーレなどに入っているようなヤングカジュアルブランドを6ブランドほど担当しています。
あとは前職でオールアイテムの経験があるので、私の担当ブランド以外も相談をもらうこともあって、仕様書を書いたりしています。私、「できません」って絶対に言わないので、営業からすると相談しやすいのかもしれません(笑)
同じデザイナーとはいえ、アパレルメーカーといは逆の立場でのデザイナーなので初めは分からないこともありましたが、これはもう経験していくしかなくて、先輩の行動を見て真似てみたり、分からないことはすぐに聞いて覚えたり、逆にお客様からアドバイスをいただくこともありますし…とにかく現場で経験を積むのが一番ですね。
シーズンごとの仕事のサイクルを教えてください。
高橋:基本的には営業とチームを組んで動きます。
シーズンが始まる半年~1年前から、どういうシルエットがいいのか、どういう色がいいのか、というトレンド分析をして、ブランドごとにどういうものが求められるのかを察して、商品の企画をします。一言でトレンド分析といっても例えば甘い系、辛い系などいろんな種類があるので、自分の担当ブランドに合うトレンド分析をして、ひとつずつ企画を作っていきます。
トレンド分析はすべて自力で行うんですか?
高橋:最終的には自力で行いますが、もちろんまわりのスタッフと情報交換を行いながら進めますし、自分が担当しているブランド、そうでないものも含めていろんなショップへ足を運んで、店員さんといろいろ話して売れ筋を聞いたりもしています。
あとは、「ファッションソフト室」という部署がヨーロッパやアメリカなどで仕入れた情報を社内に展開するトレンドセミナーを参考にしたり、場合によっては外部のトレンドセミナーに参加したりもしています。
若いマインドの社員が多く、笑い声の多い明るい職場
渡邊さんは新卒入社とのことですが、この9年を経て、今はどのような仕事をしていますか?
渡邊:展示会ベースと期中ベースで動いているお客様がいて、展示会ベースの場合、展示会のタイミングに合わせてサンプルを作って、何度かやりとりした上で、それを量産に乗せるための管理をしています。最近はコストの観点からも「計画生産」といって計画的に動くことも増えたので、だいたい半年くらいかけて動きますが、期中ベースだと、サンプル出しから納品まで2~3か月とスピーディーに動くこともあって、お客様の状況に合わせてフレキシブルに対応しています。
営業やデザイナーとはどのように連携しているのですか?
渡邊:チーム制で進めていて、同じチームの営業やデザイナーとは週に1度はミーティングを行っていますが、そもそも席が近いので、必要に応じて声を掛け合って進めています。
わたしのいる部署は扱っている商品がヤングカジュアルなので、若いマインドの社員が多くて、笑い声も多い、明るい雰囲気で仕事をしています。
これまでの仕事の中で大変だったことがあればお聞かせください
渡邊:どうしても納期通りに商品があがってこなくて、直接中国に行って調整してきたときは大変でした!
通常は船で商品を送るのですが時間がないので飛行機で一緒に持って帰って、次の日も朝4時起きで検品所に持って行って課のメンバーや若手ら20人くらい集まって必死で検品して、なんとか納品に間に合わせることができましたけど、ひやひやしましたね。めったにないですが、やはりすべてが順調にいくものではないので、仕事をしている限りはそういうこともありますね。
コミュニケーションを大切に、より視野を広げた仕事をしていきたい
普段仕事をする上で大切にしていることや仕事のやりがいを教えてください
高橋:一緒に仕事をしている人たちとのコミュニケーションですね。
社内のメンバーはみんな明るくて楽しく仕事ができる環境なのですが、食堂でコミュニケーションを取ったり、社内ですれ違った人にはできるだけ挨拶したりと意識しています。仕事帰りに営業の社員とよく飲みに行ったりもしますね。近くに社員御用達の居酒屋があるんです(笑)
あ、あと最近新しい社屋になったのですが、富士山が見えたりスカイツリーが見えたり夕日がキレイだったりするのがいいですね!元気が出ます!
お客様に対しては、小さなことですが、たとえばサンプルを送るときに袋を止めるテープをかわいいマスキングテープにしてみたらすごく好評で。会社としてというよりは個人的にやっていることですが、お客様に喜んでいただけると嬉しいですし、いい仕事にもつながる気がします。
そうしていい仕事ができて、手掛けた商品が雑誌の1ページを飾っていたり、モデルさんやタレントさんが着こなしてくれてたり、街中で着ている人を見かけたりしたときは最高にうれしいですね。
逆に、自分では妥協もせずいいと思って作ったつもりだったけど結果がついてこなかったときはつらいです。とはいえ、あまり引きずるタイプではないので、また次の仕事を頑張って、土日はしっかり休んで、遊ぶときは遊ぶ!もうこれにつきますね。
渡邊:私もいやなことがあってもあまり引きずらないタイプなので、次の日にはリセットします。
次の日出勤したらまた別の何かが起こったりもするので(笑)ひとつひとつのことに固執していられないというか、1日1日切り替えて前向きに仕事をするようにしています。
これからチャレンジしたいことは、東南アジアなど違う国の生産管理も経験して視野を広げていくことです。まだ中国生産の経験しかないので。また9年の経験があるので、それを下の代に繋げていきたいです。
田村駒では、やりたいと手を挙げたらチャレンジさせてもらえる環境があります。たとえば生産管理という立場ですけど、ずっと管理ばかりをしているわけではなく、仕様書を書いたりすることもありますし、お客様先に一緒に行って話をすることもあります。これからもそうした経験の広がりをやりがいに繋げて仕事を楽しみたいですね。
しっかり経験を積んで、成長できる環境であなたのスキルを高めていきませんか?
総務部 人事課の向井さんにお伺いします。女性の多い職場とのことですが、女性が働きやすい支援などはありますか?
向井:産休・育休制度は整っていて、今年も育休が明けて戻ってくる予定のスタッフがいます。 しっかりと経験を積んで長く活躍していただきたいと考えていますので、そうした思いを持つ方は遠慮なくご相談いただいて、ライフスタイルに合わせた働き方を一緒に考えていければと思っています。
最後に、田村駒で求める人物像について教えてください
向井:田村駒では自分次第で「こうなりたい」と思う姿の実現に向けて動くことができます。やってみたいこと、目指したいものがあれば、手を挙げればチャンスは山のようにあります。もしかするとその時に経験が足りなくて、すぐにできないこともあるかもしれませんが、しっかり教えて経験を積んで成長できる環境がありますので、ご自身の経験がまだ不安で、という若い方もぜひチャレンジしていただきたいですね。
もう少し細かく言うと職種によって適性は少し違うかもしれません。
企画デザイナーの場合、取引先であるアパレル企業やセレクトショップのMD、デザイナーの意向をくみ取って臨機応変に対応できる、「コミュニケーション力」が重要になってきます。
一方で生産管理は内勤的な要素が多いので、「きっちり抜かりなく正確に仕事をこなし、納期を遵守する力」が重要です。
いずれにしても共通するのは、自分の役割に対しプロ意識を持って、お客様とその先にいる消費者のことを考えながら仕事ができること。そんな方をお待ちしています。
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田村駒株式会社
事業内容 | 量販、百貨、専門店向けアパレル商品、合繊素材の企画・製造・販売 他 |
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事業所 | 本社:大阪府大阪市中央区安土町3-3-9 |
設立 | 1918年04月 |
代表者 | 代表取締役社長 市川 政彦 |
従業員数 | 493名(2015年3月現在) |
資本金 | 124億万円 |
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