アパレル企業特集
2017.05.08
MARNI(株式会社マルニジャパン)
「ようこそ、マルニへ」
唯一無二の世界観を表現するマルニのこだわりとは?
既成概念にとらわれず、ワクワクする純粋な思いを表現し続ける「マルニ」
イタリアのファッションブランド「MARNI(マルニ)」が創設されたのは1994年。
フェンディの毛皮などを手掛けるイタリアのファーメーカー「CiwiFurs」の社長夫人であり、同社のファッションコンサルタントであったコンスエロ・カスティリオーニの、「ファーを布帛のように見立てて洋服としてデザインしたらどんなものが生まれるだろう?」というふとした思いからスタートしました。
既成概念にとらわれず、「自分が本当に着たいものを、自分の手で」という思いが込められたマルニのアイテムは、女性の心をくすぐるロマンティックさと、今を切り取るモダンさを兼ね備えたデザインが特徴で、世界中幅広い層の方々から愛されるブランドとなりました。
マルニの大きな魅力のひとつは、チャリティイベントを行ったり、新進気鋭アーティストとのコラボレーションアイテムを展開したり、本国イタリアで家具を発表したりなど、ファッションに特化するだけではなく、さまざまな角度でブランドの世界観を表現している点にあります。世界に唯一、大阪・阪急うめだ本店にある「フラワーカフェ」もそのひとつ。「ワクワクするその純粋な思いをお客さまに楽しんでいただきたい」という思いが、20年以上経った今でもマルニの真髄として根付いています。
2016年10月には、コンスエロ・カスティリオーニの辞任が発表され、新クリエイティブ・ディレクターとしてフランチェスコ・リッソが就任しました。2017年1月に発表された2017-18年秋冬のミラノコレクションでは、マルニの代名詞ともいえる鮮やかなカラーリングやフラワーモチーフ、女性らしいシルエットが存分に取り入れられ、これまでのマルニの真髄を十分に受け継いだものとなっています。
店舗デザインから制服、サービスのすべてを通じてマルニの世界観を伝える
マルニの店舗コンセプトは、「ようこそ、マルニへ」。
来てくださったお客さまが買い物を楽しめるようなさまざまな演出を心がけています。
その一つが店舗デザイン。壁や床のカラーリングから素材、什器にいたるまで、細部にまでマルニの持つ個性が発揮されています。日本では、2017年4月20日にオープンした「GINZA SIX」の店舗が最大規模で、コレクションの内容が充実しているだけでなく、最新の什器を扱い、もっとも最新のマルニを体験することができる店舗となっています。
また、店舗スタッフは最新コレクションのエッセンスが存分に詰まった制服が、ウェアからシューズまでトータルコーディネートでシーズンごとに2セット支給され、ブランドを体現する重要な役割を担っています。制服は実際に販売されている商品と、スタッフしか着用できないオリジナル企画のものとのミックスで、それらもデザイナー自身が企画からコーディネートまでをすべて手掛けています。
そして何より一番大切なのは、お客さまに楽しい時間を過ごしていただけるようなサービスをご提供することです。リラックスしていただきながら、クオリティの高い接客サービスを行うためには、マニュアル化された形だけのコミュニケーションでは伝わりません。マルニの洋服を求めてくださっているお客さまは個性のある方が多いため、スタッフ自身がマルニの世界観の中でそれぞれの個性を発揮し、一人ひとりがそれぞれにとってのマルニの魅力をサービスの中で表現しています。
これらの強いこだわりの根底にあるのはやはり、お客さまへのおもてなしの心。
五感全体でマルニの世界観を体験していただきたい、という思いが込められています。
世界的ブランドでありながら、スタッフの個性やアイデアを表現できる環境
スタッフの個性を発揮できる接客スタイルは、「販売職」としてのキャリアステップにも繋がります。
エターナルな魅力を持つマルニでは、20代のファッショニスタから60~80代まで、幅広いお客さまに愛されるブランドであり続けています。10年以上もマルニに通っていただいているお客さまも少なくなく、そうした長いお付き合いの中で自身の成長に繋げることができます。また、売上の半分以上をレディ・トゥ・ウェアが占めているため、お客さまへのコーディネート提案を通じて、本当の意味でのファッションの楽しさ、接客のやりがいを感じることができるでしょう。
デザイナーの自由で楽しさを追求するスタイルはそのまま社風にもあらわれており、「マルニで働くようになって自分らしい接客スタイルを見つけることができた」「単純な販売職ではなく、チャリティイベントやアーティストコラボなど、常に刺激を受けながらマルニの世界観を楽しめるのが魅力」と話すスタッフも少なくありません。
世界的ブランドでありながら少数組織なので、普段のコミュニケーションの中で「自分だったらお客さまにこんな提案がしたい」「こんな企画ができればお客さまに喜んでいただけるかも」といったアイデアが日常的に交わされており、本社を通じて本国へ提案し、実現できることも多々あります。
お客さまのニーズを汲み取り的確に提案できる力
マルニでの接客サービスでは、お客さまが何を求めているのか、潜在的なニーズを汲み取り、数ある商品の中からお客さまに合うコーディネートを的確に提案することが求められます。もちろんこれまでの経験や実績から裏打ちされる販売スキルも必要ですが、根底には、スタッフ自身がマルニへの深い愛情を持って、ファッションを心から楽しむことが大切だと考えています。
当社では、マルニとスタッフがともに成長しながら、これから長いブランドの歴史をつくっていきたいという思いから、2017年4月より販売スタッフの雇用形態を契約社員から正社員に切り替えました。
これまでの環境ではかなえられなかった自分らしい接客スタイルを実現したい方、マルニの魅力を一人でも多くの方にお伝えしたいという方、能動的な意思を持って新しいキャリアにチャレンジしたいという方からのご応募を心よりお待ちしています。
<マルニこぼれ話>各国の中で日本が一番売れている?!
実はマルニを展開している国別にみると、日本がもっとも売上が高いんです。これは、マルニが持つ少女性、フェミニンなテイストから生み出されるデザインや素材感が、日本のお客さまにフィットしているためだと考えています。デザイナー自身が日本を大好きで、日本の着物や履物にインスパイヤされた柄や商品も多く生み出されており、その親和性の高さも日本で特に愛される要因のひとつだと思います。
加えて当社では、ジャパンフィットサイズへのグレーディングを行い、また商品によっては日本の気候に合わせた素材に変更するなど、日本のお客さまに合った企画を提案しています。本国との距離が近いことでお客さまに寄り添ったMDが実現し、売上に繋げることができているのです。
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MARNI(株式会社マルニジャパン)
事業内容 | 「マルニ」ブランドの婦人服・紳士服・雑貨などの販売 |
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事業所 | 東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE恵比寿南3F |
代表者 | 代表取締役 横溝 知将 |
設立 | 2000年9月 |
従業員数 | 113名(2017年5月現在) |
資本金 | 9990万円 |
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