アパレル企業特集
2017.12.27
カーシーカシマ株式会社
ユニフォームのリーディングカンパニー“カーシーカシマ”
こだわりの詰まったオシャレなオフィスに訪問!
転職を考える際にはそこまで重視されるポイントではないかもしれませんが、仕事をする上では実はとても重要な「オフィス環境」。周りのメンバーとコミュニケーションが取りやすいか、居心地が良いか、明るいか、集中できるか…などの環境によって、仕事のしやすさは大きく変わります。今回は、2017年9月にオフィスをリニューアルしたカーシーカシマへオフィス訪問、リニューアルの背景やこだわりを伺ってきました。オフィスの写真たっぷりでお届けします!
機能的で普遍的なスタイルの中にオリジナルのデザインエッセンスを加えていく
まずはカーシーカシマについて概要をお聞かせください
1951年の創業以来、「More Beautiful」をテーマに、ファッションにこだわったユニフォームを企画・製造・販売する企業として歩んできました。本社は創業の地である栃木にありますが、ヘッドオフィスはここ東京オフィスとなっており、企画からデザイン、パターンまでを行っています。
基幹ブランドであるオフィスユニフォームの「ENJOY(エンジョイ)」をはじめ、飲食やオフィスなど接客サービス向けユニフォームの「ENJOY Noir(エンジョイノワール)」、アミューズメント業界向けユニフォームの「AMUS-NET(アムスネット)」、クリーン・デリバリー・軽作業向けユニフォームの「CAREAN(キャリーン)」、介護スタッフ向けユニフォームの「HEATGREEN(ハートグリーン)」の5ブランドに加えて、オーダーメイドのオリジナルユニフォームも展開しています。
カーシーカシマの強みやこだわりをお聞かせください
実際に着用するシーンや男女の身体的特徴などを突き詰めて、様々な分析を行った上でのこだわり抜いたものづくりが特徴です。MDのほか、マーケティング専門の部署もあり、競合分析だけにとどまらず、市場の動きや流行、お客さまの就業環境などを全方位的に情報収集し、“未来のユニフォーム”のための分析を行っています。
そうした分析に裏打ちされた企画をもとにクリエイティブチームがデザイン・パターンを行い、福島にある自社工場で生産、品質管理、販売、アフターフォローまでを一気通貫で進めることで、安心して着用いただける高品質なものづくりが実現できています。
市場調査や流行…とのことですが、ユニフォームのトレンドと、いわゆる一般の洋服のトレンドはどこまで関連しているのでしょうか?
ユニフォームは数年にわたり着用するものですから、流行に左右されないものを作る、という前提はありますが、機能性や素材、色、ちょっとしたディティールなどをデザインしていく中で、可能な範囲で流行を落とし込むことはしています。特に素材については一からテキスタイルを開発するケースが多く、デザイナーと紡績メーカーさんとで機能性やファッション性を考慮しながら一緒に開発しています。
ユニフォームは普遍的なアイテムと思われがちですが、デザインエッセンスを加えることでファッション性を高めていくものづくりは、制服ならではの面白さですし、デザイナーの腕の見せどころだと思います。
確かにファッション性だけでなく、機能性にもこだわるところは制服ならではですね。高いスキルが求められますが、やはり制服経験がないとなかなか難しいものでしょうか?
いえいえ、そんなことはなく、当社の中途社員には、アパレル企業からの転職者も多くいるんですよ。
素材開発に限らず、ユニフォームならではのものづくりがあるので、いろいろ覚えることも多いですが、入社してから経験を積むことでしっかり身に付けることができます。カーシーカシマとしてはむしろ凝り固まった考えを持つ人よりも、ユニフォーム経験はなくても柔軟な考えを持って意欲的にチャレンジできる人の方が大切だと考えています。
部署間を超えて多彩なコミュニケーションが生まれるオフィス空間を実現
社内の雰囲気はどんな感じでしょうか?
たとえば1日の時間の使い方も個人の裁量で決めて進めるなど、自由度の高い企業です。
オフィスもほとんどがフリーアドレスなので、部署を問わず交流がしやすく、活発にコミュニケーションが生まれています。もちろん、逆に静かな空間でもくもくと作業する時間も必要なので、そういった場もしっかり作れるオフィス環境です。
2017年9月にリニューアルしたばかりのオフィスですが、もともとのきっかけは何だったのでしょうか?
以前までのオフィス環境には構造上の大きな課題があり、クリエイティブスペースが奥まったところにあり、部署間のコミュニケーションが取りづらく、縦割りの組織になってしまっていたんです。そんな中、エリア再開発などの流れでオフィス移転が浮上したことをきっかけに、リニューアルを決断しました。
新オフィスのコンセプトは、「自由にコミュニケーションが取れる空間」です。ワンフロアのほとんどをフリーアドレスとし、部署をまたいで誰とでも気軽にコミュニケーションが取れるようなつくりにしました。また当社の強みであるクリエイティブを活かすため、エントランス入ってすぐのところに“Laboatelier(ラボアトリエ)”と呼ばれる作業空間を作り、お取引先企業様がご来社いただいたときに実際のものづくりを見ていただけるようにしました。
入った瞬間の工房感、素敵ですね。すぐ隣のスペースはどのように活用されているのですか?
ここは“Plaza(プラザ)”と呼んでおり、商談をしたり、トルソーに着せ付けてショールームのように使えたりもできるスペースになっています。ミーティングルームはガラス張りの“Clasico(クラシコ)” “Grande(グランデ)”の2部屋と、オープンスペースの“Terrace(テラス)”の3つあり、予約制で使うことができます。
ガラス張りになっていることで開放感がありますね。
以前のオフィスでは会議時間がとても長く、これも課題のひとつになっていました。
閉鎖的な会議室だとどうしてもこもってしまうため、開放的なスペースにすることで効率的な会議を行い、同じ仕事でも生産性を上げて就業時間を短縮させたいというねらいがあります。
全てのエリアに名前が付いているのですね。
はい。ちょっと一息ついたりリラックスしながら仕事をしたいときは、ネスプレッソを併設している“Cafeteria(カフェテリア)”、色んな会話が生まれるようにグリーンを多く配置した“Garden”など、エリアごとのコンセプトに合わせて名前を付けています。
それぞれのエリアの境目には仕切りではなく段差を付け、オープンでありながらも空間のリズムが生まれるよう工夫しています。段を作ることで圧迫感が生まれることを避けるため、広々して見えるよう天井を抜いたのもこだわりです。
社員のみなさんの反応はいかがですか?
オープンスペースではありつつも、クリエイティブ業務のメンバーは固定席で集中して仕事ができるなど、メリハリがあるので働きやすい環境だと思います。誰かに話がある場合はさっと席を移って打ち合わせができるので、コミュニケーションスピードがアップし、さまざまなことに対してフレキシブルに対応ができるようになったと感じています。9月のリニューアルから約3か月が経ちましたが、社員たちもだいぶ慣れてきたんじゃないでしょうか。
ユニフォームという成長マーケットで新しいチャレンジを
最後に、こんな人と一緒に働きたい!という求める人物像をお聞かせください
中途採用の場合、即戦力でご活躍いただけるという前提はありますが、そのご経験がユニフォームである必要はまったくありません。先ほども少しお話したように、固定概念なく、自由な発想でクリエイトできる方を求めています。
ユニフォームの業界は、2020年の東京オリンピックに伴うサービス業の拡大に伴って、ますます需要が増えています。また、ユニフォーム自体の価値も変化していて、機能性だけでなく、おしゃれさやブランディングの体現といったファッション性も求められるようになってきています。
カーシーカシマでは、企業理念である「More Beautiful」にこだわり続けるとともに、マーケットの変化にも柔軟に対応できるものづくりを目指しています。ユニフォームというカテゴリーで新しいチャレンジをしてみたいという方をぜひお待ちしています。
- Webサイトに公開している
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カーシーカシマ株式会社
事業内容 | 女子オフィスユニフォーム、男女サービスユニフォーム(制服)の企画・製造・販売 |
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事業所 | 本社:栃木県佐野市戸奈良町1022 東京支店(Head Office): 東京都中央区銀座5-13-16 ヒューリック銀座イーストビル6F |
設立 | 1961年1月11日(1951年創業) |
代表者 | 代表取締役 増田宣二 |
従業員数 | 180名(2017年12月時点) |
資本金 | 1,000万円 |