アパレル企業特集
2019.07.29
Odette e Odile(株式会社ユナイテッドアローズ)
「お客さまの笑顔を見ることがこの仕事のすべて」
Odette e Odile セールスマスターのシンプルな本質
手にした瞬間のときめきや、毎日をポジティブに楽しむ自信をくれる、とっておきのシューズ。オリジナルからセレクトまでスペシャルを揃えた、洗練された女性のためのシュークローゼット、 Odette e Odile(オデット エ オディール)。今回は、ユナイテッドアローズで接客のエキスパートにのみ認定される「セールスマスター」としてご活躍の吉田 美穂さんにインタビュー。オデット エ オディールの魅力、靴の接客のおもしろさ、ルミネスト2017年ゴールド受賞の裏側などについてお伺いしました。
今回、この方にお話を伺いました!
Odette e Odile 新宿店 セールスマスター
吉田 美穂さん
2013年10月より内定者アルバイトとしてオデット エ オディール 新宿店で就業を始め、2014年4月ユナイテッドアローズに新卒入社、アルバイト先と同様、オデット エ オディール 新宿店に配属。2017年度ルミネストでゴールド受賞。2019年4月からはユナイテッドアローズのセールスマスターとして従事。
ユナイテッドアローズという会社でお客さまを笑顔にする接客がしたい
吉田さんが新卒でユナイテッドアローズという企業で働きたいと思ったきっかけは何でしたか?
洋服が好きだったことと、学生時代の接客アルバイトを通じて人と接する仕事が好きだったことから、アパレル業界に興味を持ちました。もともとユナイテッドアローズの洋服は好きだったのですが、それに加えて、フィッティングルームで脱いだ靴がきちんと揃えてあったり、会計時にレシートをまっすぐ渡してくれたりと、細やかな気遣いが素敵だなと思って、新卒の説明会に参加しました。ユナイテッドアローズは販売職に力を入れている、という話は聞いていましたが、実際に素敵な販売員さんのエピソードがVTRでたくさん紹介され、私もこんなお客さまを笑顔にする接客がしたい、ユナイテッドアローズで働きたい、と具体的な目標になりました。
初めからオデット エ オディールの配属だったのですか?
はい。2013年10月から内定者アルバイトとしてオデット エ オディール 新宿店で働き始め、2014年4月に社員として正式配属、今にいたるまで新宿店で働いています。2~3年に一度、異動する社員が多いので、5年間同じ店舗というのは珍しいかもしれません。
ユナイテッドアローズといえば洋服のイメージだったので、アルバイトで靴のブランドであるオデット エ オディールへ配属されたときは驚きましたし、正直、「洋服が良かったな」とも思いました。
そうだったのですね。実際に働いてみていかがでしたか?洋服のブランドに異動したい気持ちはありましたか?
ユナイテッドアローズには社内公募制度があるので、応募して希望が叶えばブランド間異動ができる環境はありました。
ただ私自身は、内定者アルバイトとして働く中で、オデット エ オディールの先輩方が高い接客スキルを持ち、楽しそうに働いている姿を見て憧れの気持ちが高まっていったので、4月の入社時点では「このままここで働きたい」という思いに変わっていました。なので、引き続き同じ店舗に配属されたときは嬉しかったですし、その後もオデット エ オディールで成長していきたい気持ちは変わりません。
お客さまの足元のオシャレと快適さをご提案する、責任ある仕事
現在の仕事内容について、1日の流れを教えてください
たとえば今日は遅番なのですが、12時半に出勤して、遅番メンバーでその日に行うこと、お客さま情報の共有、1日の行動目標などを朝礼で確認します。その後メールチェックをして、店頭に出ます。仕事は接客を中心に、伝票の処理や顧客さまへのお電話、在庫の片付け、配送商品のお包みなどを行います。新宿ルミネは21時半閉店で、その後終礼をして22時が定時です。セールのときは残業することもありますが、だいたい定時から22時半ごろには上がっています。
また、メンバーそれぞれに担当業務があって、私は接客力担当として、売上に繋げるための接客力を身に付けるための取り組みを考えて、月1回の店舗ミーティングでメンバーに発信するという役割を担っています。
洋服と靴の接客の違いはどういうところだと感じていますか?
私は靴の接客の経験しかないので想像も含めてですが、靴は洋服よりもフィッティングの難しさがあると感じています。
洋服の場合、アイテムにもよりますが、仮にジャストサイズではなくても着こなし次第で色んな楽しみ方ができます。一方、靴はジャストサイズが原則ですし、フィッティングして足の形やお客様の足のお悩みに合わせた靴やサイズをご提案しなければなりません。靴が合わないと痛みや疲れやすさに繋がったり、足の形が変わってしまったりもする、責任のある仕事です。その分、お客さまに信頼いただく喜びがやりがいにも繋がっています。
仕事の服装の自由さも、洋服のブランドとの違いでしょうか?
そうですね。靴はオデット エ オディールのものを着用しますが、洋服は自由で、自社ブランド以外でも着用可能です。オデット エ オディールは働く女性に向けたブランドで、20代後半から30代のお客さまが多いので、たとえば平日よりカジュアルなお客さまが多い週末はパンツスタイルにしてみるなど、できるだけお客さまのお手本となる洋服を選んでいます。接客業なのでお客さまからどう見られるかの意識は前提ですが、基本的には自分の好きな洋服を着れる楽しみがあります。
逆に、商材を問わず変わらない点はどこでしょうか?
ファッションアイテムとして、お客さまの目的や好きなテイストに合わせてご提案し、ご満足いただく、という基本的な接客スタンスは洋服も靴も同じです。オデット エ オディールはユナイテッドアローズのブランドということもあり、ファッション全般が好きなお客さまが多いので、お洋服とのコーディネートまでご提案差し上げると、喜んでいただけることが多いです。
スタッフが着ている洋服を見て、「そういう服とこの靴を合わせたい」というお声をいただくことも多く、それが自社ブランドの場合は、「この下のユナイテッドアローズのお店にございますよ」などとご紹介させていただくこともあります。
先ほど靴はフィッティングの難しさがある、と仰っていましたが、靴の専門知識などについて学べる機会はありますか?
ユナイテッドアローズは研修制度が充実していて、まず会社全体としては接客スキルなど基本的なことが学べる研修があります。オデット エ オディールに関してはそれらに加えてシューケアや靴の接客のための研修などがあり、接客全般や靴の専門知識を深められる環境が整っているので、靴は未経験の方でも安心してスタートできます。
少し個人的な話ですが、私はもともとプライベートでヒールをほとんど履かなかったので、ヒールならではのお悩みや履き心地、コーディネートについて詳しくありませんでした。そこで店舗にあるさまざまな靴を自分のサイズで履いてみて、「こんな着こなしができるんだな」「こういう靴だとこんなお悩みがありそうだな」ということを独自で勉強していました。
実際に体験して分かることってありますよね。お客さまの声やお悩みなどを本社にフィードバックする機会などはあるのでしょうか?
オデット エ オディールは自社の他ブランドと比べると業態が小さいので、商品課との距離感も近く、店舗からの声をすごく大切にしてくれています。
売れ筋やお客さまからの声を共有することがより良い企画や改善に繋がるので、実際に商品に反映されたときには「責任もって売らないと」と気持ちが高まります。商品課のみなさんのより良い企画によって「この素敵な商品をお客さまのもとに届けよう!」と思いますし、商品課から「店舗で接客しれくれるから商品が売れて、お客さまに喜んでいただけているんだよ」と言ってもらえたりすると元気が出ます。
ルミネストを通じて多くの先輩のサポートを受け、成長することができた
吉田さんは2017年のルミネストでゴールドを受賞されましたが、そのために行ったことなどがあれば教えていただけますか?
ルミネストは接客のプロとして認められる憧れのロープレ大会で、2017年に出場機会が巡ってきました。私は、接客は好きなのですが、ロープレは緊張してしまって正直あまり得意ではなく、最初は本当に本社の方も驚くほどダメでした。
そこから特訓が始まり、私の苦手意識を払しょくするために何度も本社や店舗でロープレや研修をセッティングしてもらったり、出場するスタッフそれぞれの課題を克服するためマンツーマンでトレーニングしてもらったりしました。そうした本社・店舗の多くの先輩方のサポートを受ける中で、期待に応えたい、絶対にゴールドを取りたい、という気持ちがどんどん高まり、結果1回目の出場でゴールドを取ることができました。自分の人生の中でも一番頑張った経験です。
ルミネストを通じて、ご自身で成長したと感じたところはどこですか?
「お客さまはこういう気持ちで靴を探しにいらっしゃったのかな」と、気持ちを考える接客スキルはルミネストを通じて学びました。それまでは靴の特徴やフィッティング、コーディネートなどの接客が中心だったのですが、もう一歩踏み込んだ購買心理を考えられるようになったことで、以前よりもお客さまから信頼していただけるようになったと思いますし、実際に顧客さまが増え、売上を伸ばすこともできました。
そうしたご経験を経て、今年4月よりユナイテッドアローズの中でも一握りのスタッフしか認定されないセールスマスターになりましたね。
セールスマスターとはユナイテッドアローズの中で販売職のプロとして評価された証で、現在、オデット エ オディールでは4名のセールスマスターがいます。私は今回、ブロンズのセールスマスターとして認定されたのですが、顧客さまの数や売上など、一定の条件があり、一朝一夕の努力ではなく、日々お客さまと向き合っていかないと取れるものではありません。新宿店にもセールスマスターの先輩がいてすごく尊敬しているので、私も接客のプロとしてのスキルを磨いていくうえで、セールスマスターになりたい気持ちはずっとありました。今回、オデット エ オディールの中では一番社歴の浅い中で選ばれたので、セールスマスターとして普段の仕事の中で体現して、店長とはまた別の、スペシャリストとしての道もあるという、後輩たちの目標となる存在になりたいです。
自分が身に付けてきたことを後輩たちにも受け継いでいきたい
オデット エ オディールで働くやりがいをお願いします
お客さまの笑顔が何より自分のやりがいに繋がっています。足の痛みや疲れなどにお悩みのお客さまは本当に多いので、お話を伺ってご提案し、ピッタリの靴が見つかってお客さまが笑顔になって帰っていく姿を見ると、一生懸命提案して良かったなと思います。オデット エ オディールでは店舗で革調整やシューケアなどもできるので、トータルでお客さま満足に繋がるサービスができることに誇りを感じています。
これまでの仕事の中で、思い出深いことをひとつ教えてください
嬉しかった思い出はやっぱりルミネストでゴールドを受賞できたことですが、それだけでなく、そのときに身に付けたスキルを後輩にしっかりと伝えたいという気持ちを持てたことが大きいと思っています。オデット エ オディール自体、みんなで若手を育てていこうという意識の強いブランドなのですが、ルミネストを通じて改めてその有難さを実感しました。
昨年の話ですが、私がルミネストを通じて先輩方のサポートを受け、大きな成長とやりがいを得ることができた、という話を後輩に伝えたところ、自分もチャレンジしたいと言ってくれました。そこで今度は私が後輩を全力でサポートしたところ、見事シルバーを受賞したのです。それは自分が受賞したときと同じくらい嬉しかったですし、さらに今年ゴールドを目指してチャレンジしている姿を見て、私ももっと頑張ろうと力をもらっています。
これからさらにチャレンジしていきたいことは何でしょうか?
セールスマスターの認定機関は2年なので、まずは継続を目指したいです。お客さまにご満足いただける接客力を磨き続けて、お客さまがオデット エ オディールの靴を履いてハッピーな気分になれるような存在になることで、それは実現できると思っています。それともうひとつ目標があって、私もオデット エ オディールで6年目なので、店長としてお店を任せてもらえるようにもなりたいです。
会社としてキャリアの道が一つしかないと、考えが変わってきたときに頑張れなくなってしまいますが、ユナイテッドアローズという会社は、目指したい目標をいくつも持てる会社だと思います。いきなり店長にはなれないですが、小さな目標を決めることで毎日に意味が持てるので、そうやって日々楽しく仕事をしていきたいです。
では最後に、オデット エ オディールに興味がある方々に一言メッセージをお願いします。
ユナイテッドアローズという企業も、オデット エ オディールというブランドも、育成制度やお互いサポートし合う環境が整っているので、「靴って経験ないけど大丈夫かな」という方でも安心してチャレンジいただきたいです。オデット エ オディールのスタッフはほぼ女性なので、産休・育休を経て復帰する社員も多く、長く働きやすいのも特徴です。一緒に色んな楽しみややりがいを見つけながら頑張っていきましょう!
- Webサイトに公開している
求人・企業情報はほんの一部です。
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Odette e Odile(株式会社ユナイテッドアローズ)
事業内容 | 紳士服・婦人服および雑貨等の企画・仕入および販売 |
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事業所 | 本部オフィス:東京都港区赤坂8-1-19 日本生命赤坂ビル |
設立 | 1989年10月2日 |
代表者 | 代表取締役 社長執行役員 竹田 光広 |
従業員数 | 3,924名(2019年3月31日現在) |
資本金 | 30億3,000万円 |
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