アパレル企業特集
2021.06.14
HUGO BOSS(ヒューゴボスジャパン株式会社)
デイリーウェアからスペシャルな一着まで、高品質な商品を
自信を持ってご提案できる「ヒューゴボス」で働く魅力
ドイツのヒューゴ・フェルディナント・ボス氏の手によって誕生したファッションブランド、「ヒューゴボス」。高級スーツメーカーの印象が強い方もいらっしゃるかもしれませんが、実はデイリーで楽しめるカジュアルウェアや品の良いウィメンズウェアまで、幅広い商品を取りそろえているライフスタイルブランドです。今回は、そんなヒューゴボスで活躍する、アシスタントストアマネージャーの渡邊さんと、セールスアソシエイトの豊田さんにインタビュー。ブランドの魅力から働きがいにいたるまで、さまざまなお話を伺いました。
もくじ
今回、この方にお話を伺いました!
ボス ストア 六本木ヒルズ アシスタントストアマネージャー
渡邊 直子さん
アメリカのSPAブランド、代行会社での販売職を経て、ヒューゴボスジャパンに入社。前職の代行会社でヒューゴボスへ派遣されたことをきっかけにヒューゴボスでの就業が始まり、1年後、正式に社員として入社した。現在はボス ストア 六本木ヒルズでアシスタントストアマネージャー(サブ店長)に従事している。
ボス ショップ 松屋銀座 セールスアソシエイト
豊田 美樹さん
新卒で国内アパレル企業に入社。百貨店を中心にインポートブランドで販売職を4年経験。キャリアアップのため、扱う商品の価格帯を上げたいと転職を決意。「実年齢と商品のギャップがなく、歳を重ねても長く働けるブランド」を軸にヒューゴボスジャパンに入社。現在はボス 松屋銀座でセールスアソシエイトとして従事している。
ブランドのこだわりが商品から伝わってくる、
自信を持ってお客さまにご提案できるブランド。
渡邊さんは元々派遣としてヒューゴボスで就業し、社員になられたんですよね。
渡邊:はい、そうです。1ヶ月の予定が1年働かせてもらって、このままここで働き続けたいと、当時の上司に相談して社員になりました。かなり特殊な例ですが(笑)。
豊田さんは転職活動時、数あるブランドの中で、ヒューゴボスに決めた理由は何だったのでしょうか?
豊田:2つあります。
ひとつは店舗見学をしたときに、幅広い年齢層のお客さまがいらっしゃり、どんな年代の方でも楽しめるアイテムが揃っていて、歳を重ねても店頭に立つイメージが湧いたことです。
もうひとつは、商品を手に取り、接客を受けたときに、ものづくりの背景が伝わってきたことです。同時期、他ブランドの店舗にも足を運んだのですが、高価格帯だけあって良い商品だとは感じたものの、値段の価値がこの商品にあるのか、自分なりの解釈ができなかったんです。
ヒューゴボスは、ご自身でお客さまにご提案できると感じたのですね。
豊田:はい。作り手の思いやこだわりが理解できるかどうかは、お客さまにご提案する上ですごく大切です。ブランドや商品のストーリーをしっかり伝えていける手ごたえを感じ、ヒューゴボスで働きたいと思いました。
おふたりにとって、ヒューゴボスというブランドの魅力はどんな点ですか?
渡邊:トータルコーディネートのご提案ができることです。
値段に対して品質がとても優れているので、長く愛用していただきやすいブランドであることも魅力だと思います。
以前はヒューゴボスといえばスーツ、というイメージでしたが、現在は幅広くカジュアルダウンした商品も多く、以前よりも若年層のお客さまが増えました。「SNSで見ていいなと思って」「同僚に教えてもらって」とご来店くださる20代の方が多いですね。
豊田:若い方にも手が届きやすい価格帯なので、どんなお客さまに対してもご提案がしやすいですよね。
渡邊:そう!カジュアルからラグジュアリーまで、さまざまな店頭に立ったことがありますが、ヒューゴボスは販売職という仕事をする上での「ちょうど良さ」を感じています。
豊田:ヒューゴボスは「ラグジュアリーブランド」というカテゴリーで話されることが多いのですが、「プレミアム ライフスタイルブランド」としてカテゴライズされているんです。ビジネスから日常まで、ヒューゴボスを着ておけば間違いない。この価格でこんなに良くなるんだ!という感動をご提案することができます。
渡邊:20代から年齢を重ねても長く愛用することができますし、実際に長年の顧客様も多くいらっしゃいます。
入社前後でヒューゴボスに対するイメージの変化はありましたか?
渡邊:ブランドイメージというよりも働く上で、どちらかというと厳しいイメージがありました。しかし実際に働いてみると全然そんなことなく、自分らしく個性を出しながら働けています。
豊田:外資ブランド特有の敷居の高さのようなものはありました。気軽には入りにくいというか…。実際は気軽にお店にお越しくださるお客さまがとても多いです。お店も良い意味のフランクさ、自由さがあり、分からないこともすぐに聞きながら覚えていけます。型に押し付けるような環境ではないので、私なりの接客を楽しむことができています。
人事部長にASK!!ヒューゴボスの成長戦略は?
多くのお客さまにご満⾜いただくため、成長を続けます
2021年6月には日本最大のフラッグシップストア「ボス ストア 銀座」がオープン。
今後もお客さまに楽しんでいただき、ブランドとして成⻑できる店舗を目指していきます。ありがたいことに多くの百貨店様からも高い評価をいただいておりますので、今後も堅実な成⻑を⽬指していきます。
メンズに加え、ウィメンズを強化
婦人服は競合が多く飽和状態と言われていますが、ビジネスシーンにマッチした高品質な商品をこの価格帯でご提案しているブランドは非常に少なく、長くご愛用くださるお客さまが多いのが特徴です。海外のロイヤルファミリーにお召しいただくことによるプロモーション効果も高く、上品・上質な商品を求めているお客さまに向けて認知度を高め、アプローチしていきたいと考えています。
ヒューゴボスのファンであり、スタッフのファンである。
そんなお客さまとの関係構築が何よりのやりがい。
現在の仕事内容をお聞かせください。
渡邊:私はアシスタントストアマネージャー、いわゆるサブ店長として、販売職としての仕事のほか、育成や店長のサポートまでを行います。販売職としてはマルチに何でも行います。
外資ブランドや大型店では、スーツ、レザーグッズ、フィッティングなどポジションが決まっていたりもしますが…
渡邊:ヒューゴボスではアイテムや役割でポジションが分かれていません。私は前職以前でフィッティング担当をしていましたが、専任業務に集中できる一方で、販売職としての楽しさは限定的だったような気がします。ヒューゴボスは、色んな商品の接客力を身に付けたい方や、役割を限定せず働きたい方には合うと思います。
豊田:「自分の担当じゃないからやらない」ではなく、バックヤードの仕事なども含めて何でも行うことで、販売職としてのスキルがトータルでしっかり身に付きます。
マルチに働く中で、一番やりがいに感じる瞬間は何でしょうか?
渡邊:一番のやりがいは、やっぱりお客さまに喜んで帰っていただけたときですね。
豊田:私も同じです。お客さまに「良い買い物ができました」と仰っていただいて、次回、そのときにご購入された服を着て「気に入っているよ!」と言っていただけたときは、すごく嬉しいです。
渡邊:ご満足いただけたお客さまは、仕事関係の方やご友人など、周りの方に広めてくださるんです。「○○さんの着ていた服がいいなと思って」とご来店されたときには、ヒューゴボスの魅力が伝わったんだな、と嬉しくなります。
豊田:「豊田さんいつお店いるの?」とご連絡くださるお客さまがいらっしゃるのですが、誰でも良いわけではなく、私の接客を望んでくださっている。ご指名いただけることが、接客サービスの一番のやりがいだと思います。
普段は日常的に着られるジャケットとパンツなどをご愛用いただいているお客さまが、ある日、「豊田さん今日いる?ちょっと気合を入れたくて」とお越しいただき、「フルキャンバススーツ」という、ヒューゴボスの中でも特に高い技術とデザインの詰まったスーツをご購入されたことがありました。
それは嬉しいですね!
豊田:お客さまにとっての特別な一着を、ヒューゴボスの、さらに私の接客で買いたいと思ってくださったんだ!というのがとても嬉しくて、一番印象に残っています。
渡邊:ヒューゴボスのファンであり、豊田さんのファンということですよね。ご指名でファンができるのはやっぱり販売職の一番の醍醐味だと思います。
ポジションに合った様々なトレーニングによって成長を実感できる。
前職までに身に付けた経験やスキルで、今活かされていることはありますか?
渡邊:基本的な接客スキルに加え、以前の職場ではフィッティングを長く担当していたので、お客さまにストレスを感じさせない手際やスピード感などを活かせています。
豊田:私は百貨店や周囲のテナントとのコミュニケーション力です。百貨店のテナントって、単に売上数値を競い合うだけでなく、時には助け合う場面も出てくるんです。百貨店ならではのお店同士の関係構築は、今でも役に立っています。
では逆に、ヒューゴボスで新たに学び、経験していることは何でしょうか?
渡邊:改めて、コミュニケーションの大切さを学んでいます。お客さまに対してはもちろんのこと、一緒に働くスタッフみんなが気持ちよく働くにはどうすれば良いかをより深く考えるようになりました。
また、ヒューゴボスはトレーニングが充実しているので、これまで経験してきた一つひとつのスキルレベルが上がっているのも感じています。入社者向け、マネージャー向け、シニア向け、スペシャリスト向け、など、ステップアップするために必要なトレーニングが適切なタイミングで受けられるため、実務にも活かしやすくてありがたいです。
豊田:私も、トレーニングを通じて、素材やものづくりの背景などを含めた商品知識をしっかり身に付けられるのがありがたいです。入社時点で、スーツの知識はほとんどなかったのですが、スーツの作りや素材、商品ごとの特徴などを学び、実際に接客するためのトレーニングを受けることができるので、自信を持って接客できるようになりました。スーツ販売の経験がなくても安心していただけると思います。
お二人とも、トレーニングにすごく魅力を感じていらっしゃるのですね。
渡邊:ここまで手厚くサポートしてもらえる環境はなかなかないと思います。今の自分に何が足りないのか、何を身に付けないといけないのか、を発見できることがすごく良いですね。
豊田:マネジメントやスペシャリストなど、キャリアの選択ができるのも良いなと思います。販売職のキャリアってある程度限られているイメージだったので、自分がどうなりたいのかを考えながらトレーニングを受け、日々の仕事に繋げていけるので、将来が不安になりにくいんじゃないかと感じます。
人事部長にASK!!社員への成長の機会
ヒューゴボスでは、グローバル規模で高いサービスクオリティを維持するため、さまざまな社員の成長の機会を設けています。ヒューゴボスとしてお客さまにどうアプローチすべきか、ブランドが大切にしているもの、シーズンごとにあるストーリーのポイントなどを、トレーニングやウェブでの商品説明会などを通じて学んでいただくことができます。
本社オフィスの距離が近く「店舗ファースト」でサポート体制が組まれている。
ここまで仕事内容のお話をお聞きしましたが、環境面も伺ってみたいと思います。
渡邊:様々なブランドを経験しましたが、本社オフィスと店舗の距離感が近いと感じています。
VMDやファイナンスなど、相談事や聞きたいことが出てきた場合は、本社にいる担当者に直接メールして聞くことができるんです。一般的には店長経由でコンタクトを取ることが多いので、最初は驚きました。
豊田:入社2年目の私も、直接在庫やレジなどの細かい話を本社の担当者とやりとりしています。毎月届く社内メールに、「こういうときにはこの人に連絡を」と問い合わせ窓口が記載されているので、「本社への連絡は緊張するな」という感覚がなく、すごくやりやすいです。
渡邊:ヒューゴボスはメンズブランドのイメージが強いですが、近年はレディースにも力を入れています。また、幅広い年齢層の方に楽しんでいただけるブランドなので、スタッフの年齢幅も広く、長く勤続しているスタッフも少なくありません。ヒューゴボスの販売員としても社会人としてもお手本となる先輩スタッフが多く、特に若い方には多くのことが学べる環境だと思います。
人事部長にASK!!「店舗ファースト」であること
ヒューゴボスでは、働く社員が、会社やブランドに対して納得感を持つことが、モチベーションに繋がると考えています。それを実現するため、組織の透明性に重きを置いており、会社として大きな意思決定がなされるような重要な内容については、できる限り社員に伝えるようにしています。
また、ヒューゴボスジャパンを含む、リージョン(アジアエリア)のヘッドの考え方が、「店舗ファースト」です。本社オフィスのメンバーもできるだけ店舗に足を運んだり、店舗スタッフと関わったりすることでお店のリアルを把握することを大切にしており、お客さまと直接接する店舗こそが、何よりブランドそのものであると考えています。
マーチャンダイズ、リテールオペレーション、営業、システム、人事など、あらゆる側面で何かあればサポートできる体制を構築しています。
お二人が今後ヒューゴボスでチャレンジしていきたいことを教えてください。
渡邊:店舗の予算達成に向けて、チームワークの良いお店づくりをしていきたいです。
お店の雰囲気が良くなると、お客さまにとっても居心地の良い空間になります。それが結果的に売上にも繋がってくるのです。畑と同じで、土からしっかり耕していくことで美味しい作物が実る。そんなお店にしていきたいです。
豊田:まずはしっかり売上に貢献していきたいのが一番です。そのためにも、幅広いスキルを身に付けていきたいです。今はメンズ商品を扱っていますが、ヒューゴボスにはウィメンズ商品もあるので、どちらも扱える人材になりたいです。
最後に、求職者の方々に向けたメッセージをお願いします。
渡邊:さまざまなトレーニングによって学べる環境があるので、意欲のある方にとてもおすすめです。一度入社したら終身雇用、という時代ではありませんので、長い目で見て「今、こういうスキルを身に付けたい」「こういう経験を積みたい」と思うものがあり、それがヒューゴボスで叶えられそうであれば、ぜひ成長の場として選んでいただけると嬉しいです。
豊田:外資ブランドでハードルが高い…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自分なりの目標を持つことができれば、会社やお店が必ず成長をサポートしてくれます。私も最初は少し敷居の高さを感じていたのがホンネですが、入社してみたら居心地が良くて、楽しみながら色々な経験を積むことができています。少しでも気になった方は、ぜひお待ちしています!
人事部長にASK!!求める人物像
お客さまにご満足いただくための接客を
スーツやその他商品へのスキルをしっかり身に付け、売上に繋げられる方を求めています。単に知識があるだけでなく、顧客さまと繋がり続けることを重視しています。ヒューゴボスには、コロナ禍で休業中している状況下にあっても、アポイントのご連絡や商品のお問合せをしてくださるお客さまが大勢いらっしゃいます。お客さまに支えていただいているブランドなので、目の前のお客さまに今お買い上げいただくことよりも、お客さまのライフスタイルに寄り添える方、お店での時間を楽しみ、気持ちよくお帰りいただくことを大切にしたい方に合うブランドだと思います。
ウィメンズ強化に向けて期待したいこと
ウィメンズに関しては、上記に加えてブランドの顔として、ボスウィメンズのアイコンになれる方を求めています。成長ポテンシャルの高いブランドなので、初めて商品に触れるお客さまもきっと多いはず。お店に足を踏み入れてくださったお客さまに「素敵だな」と思われるような雰囲気と振る舞いに期待しています。お子様の入学式、大事なプレゼンなど、日常の延長線上にある「大切な日」にお召しになっていただけるブランドですので、まずは一度お店に足を運んで、商品を見ていただけると嬉しいです。
HUGO BOSS(ヒューゴボスジャパン株式会社)
事業内容 | ヒューゴボス社製品にかかわる輸出入及び販売 |
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事業所 | 東京都港区南青山5-2-1 ALLIANCE 3F |
設立 | 1992年5月25日 |
代表者 | 代表取締役社長 マシュー・キーラン |
従業員数 | 202名(2021年3月) |
資本金 | 2億5千万円 |
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