アパレル企業特集
2014.09.08
人気アパレル・ファッション企業 人事担当者座談会!!【前編】
<前編>こんな人が転職に成功する!
“売り手市場”と呼ばれる転職マーケット、一人が何社も内定をもらうという話が増えた一方で、依然厳しい状況が続く求職者の方もいるのが現状。そこで今回、人気企業5社の人事担当者が一堂に会し、採用したい人・そうでない人の違いや、キャリアに対する考え方について、特に転職成功に明暗が分かれやすい「販売職」にフィーチャーし、人事担当者のホンネを語ってもらいました。
今回、座談会にご参加いただいた企業・担当者の皆さま(五十音順・文中敬称略)
株式会社アーバンリサーチ 事業支援本部 プロジェクト推進室 / 人事・総務部マネージャー
家近 佳奈子さん
株式会社デイトナ・インターナショナル 管理部 マネージャー
斉藤 篤史さん
株式会社トゥモローランド 人事総務部 採用課 課長
吉倉 高広さん
株式会社トリニティアーツ 経営企画部 課長(取材時:人事部 課長)
星野 良一さん
株式会社ベイクルーズ 人財統括 マネージャー
吉田 光樹さん
ファッションが好き、人を喜ばせることが好き、一緒に働きたいと思える…。
採用のポイントはシンプル!
クリーデンス編集部(以下、クリーデンス):さっそくですが、販売職の方を採用する際、これだけはゆずれないというポイントを教えてください。
ベイクルーズ吉田(以下、吉田):ファッションが好きなこと!
トゥモローランド吉倉(以下、吉倉):はい、それは基本ですね。なのであえて違うことを言うと、直感的に「いいな」と思えること。その人の雰囲気やファッションの方向性などトータルで感じる第一印象ですね。
デイトナ・インターナショナル斉藤(以下、斉藤):人を喜ばせるのが好きであること。迷ったときは、自分たちが一緒に働きたいかどうかをポイントにしています。
アーバンリサーチ家近(以下、家近):おもしろい人…というと分かりづらいですが、潔くてタフで人と違うところがあったりして、自分の人生に前向きな人がいいですね。
トリニティアーツ星野(以下、星野):スキル、経験も勿論ありますが、一日のうち約3分の1の時間を共に働くので、最終的にはその大切な時間を一緒に過ごせるか、人物面の相性を大事にしています。
実は第一印象がイチバン大事!
電話やメール、初めて会ったときの挨拶など細かなところまで丁寧に
クリーデンス:どういうタイミングで「この人いいな」と思うんでしょうか?
家近:いい人は第一印象でほぼ決まります。採用したい人はもう会った瞬間に心の中で「合格!」って叫んでいます。具体的には目を見て話をしようとしてくれる人、初めてお会いしたときの挨拶の仕方や所作などを見ています。面接では、足りないところを見て不採用にするのではなく、良いところをどんどん引き出して、一緒に働けるイメージが沸くかどうかで判断しています。
吉倉:僕も第一印象。直接応募いただいた場合は、面接調整などで事前に電話で話すのですが、電話の雰囲気や対応などでいいなと思った方はお会いしたときの印象も良いです。
斉藤:面接でご来社頂いたとき、まだ自分と会う前の受付でのやり取りを見ていて良い印象の方は、だいたい良い結果が出ている印象です。また、メールの分かりやすさ、返信の早さで好印象を抱く方も同様です。新卒も中途も含め、最初に抱いた印象は面接でもあまり変わりませんね。
クリーデンス:みなさん「いい人は第一印象」ということでしたが、たとえば「この発言が出ればもう内定!」など、“内定を決める瞬間”はありますか?
吉田:もちろん答えを言うわけにはいかないですが(笑)、販売職の場合、お店に立ったときのイメージが浮かぶかどうかと、自己分析できているかどうかを見ています。
クリーデンス:自己分析の部分、具体的にありますか?
吉田:今回の転職の目的、今の強みとこれから伸ばしたいところ、将来なりたい姿などを理解して話せるかどうかです。
斉藤:これ、と決まった発言や行動などはないですが、採用したいと思った方の場合、相手の話だけでなく自社の話もして理解を深めていただきたいと思うので、結果的に面接時間が長くなりますね。
吉倉:うちも特に決まったものはないですが、トゥモローランドは色んなテイストのブランドがあるので、本人の希望をベースにしつつも他のブランドの方が合うかもと思ったら、各ブランド担当者とも相談して、可能性をできるだけ広げるようにしています。なので、転職活動をする際には、希望ブランド等に固執しすぎず、柔軟にチャレンジする気持ちを持っていたほうが、結果的に転職に成功する可能性は高まると思います。
ファッションや企業、ブランドへの想いをしっかり伝えること
クリーデンス:第一印象といえば…「販売職あるある」ですが、自社の洋服を着ていたら好印象、といった採用のホンネはありますか?
吉田:自社商品かはともかく、着ている服の雰囲気や成長したい方向性が合うかどうかは大事にしています。あと、普段何に価値を置いているのかを知るため、実は月に洋服いくら買うか聞いたりもしています。
クリーデンス:金額に合格ラインがあるのですか?!
吉田:いえいえ、あくまで参考程度です。とはいえ、飛びぬけてファッションに投資している方は正直グッときますね。
吉倉:自社製品かどうかという判断基準はないですが、企業やブランドへの理解度は大切にしています。接客は商品理解を深めてそれをお客さまにご提案する仕事ですよね。それと同じで、転職活動する上でもしっかり企業やブランド、店舗の理解をしっかり深めて準備をしてきて欲しいですね。
星野:すごく分かります。特に店舗という「現場」をせっかく体感できる環境があるので、その雰囲気や職場は是非見てきて欲しいですよね。
クリーデンス:第一印象がよくてもその部分が欠けていると難しいですか?
星野:難しいということは無いですが、ああ勿体ないな…と。是非、事前のリサーチはしておいた方が良いと思います。
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