MD(マーチャンダイザー)とは
商品の企画から生産・販売まで、一連の流れを取り仕切る、いわばブランドの要となる職種がMDです。
ブランドコンセプトを策定し、それに基づいてシーズンや月ごとのスタイリング・デザインを決定、サイズや価格を検討したうえで、工場発注・納期や生産数の決定、展示会や店頭の商品構成まで、すべての過程に関わり、商品ごとの販売予測・利益予算までの責任を持ちます。
業務の幅が広いため、さらに「企画MD」「計数MD」に分けて考えられることもあります。
「企画MD」は、商品の企画開発に関わるMDのこと。デザイナーの意図をくみとる力や、モノづくり全般に関わる高い知識と専門性はもちろん、それらを活かして社内プレゼンなどを行う能力が必要です。
「計数MD」は、昨年実績や競合店分析などの数値をもとに、期初~最終消化まで仕込んだものを売り切る計画を立てる能力に特化したMDのことです。店頭での販売機会ロスをなくし、最後の一枚まで売り切る計画を立てることがメインミッションとなるため、優秀なDBや店長からの登用もあります。
もちろんはっきりとした線引きがあるわけではなく、求人においては業態やその時々の商況などに応じて「企画寄り」「計数寄り」のMDが求められるほか、ブランド規模によっては1ブランドに複数のMDが配置されることもあります。
アパレルバイヤーとは
セレクトショップなどで販売する商品を、さまざまなブランドやメーカーから買い付けるのがバイヤーです。
MDと同様、商品化計画に携わるため、こちらも要のポジションと言えるでしょう。
販売戦略や予算計画に基づいて、国内外の展示会での商談などを通じて商品を買い付けるほか、別注やコラボ商品の企画・開発に携わることもあります。
マーケットやトレンドを的確に把握し、売れる商品を在庫の過不足なく仕入れることが求められるため、ファッションセンスはもちろん、数字を読み解く力も重要になります。
<2021年最新版>MD(マーチャンダイザー)・アパレルバイヤーの転職動向・転職成功のヒント
ブランドを作るうえで、最も重要な職種のひとつであるMDやバイヤー。そのためブランドの売上が給与や賞与に反映されやすく、コロナ禍の2020年には平均年収が大きく下落したものの、2021年はそこからやや上がり、復調の兆しが見えています。
就業人口が多くないため、求人数は以前からさほど多くはありません。
年間を通しても大きな動きは見られず、D2C事業を展開する企業の求人が比較的多い傾向が続いています。…(続きを読む)
MD(マーチャンダイザー)・アパレルバイヤーのための転職お役立ち情報
- アパレル・ファッション業界の「転職求人倍率」(2021年10~12月期)を発表 アパレル業界の転職市場は、コロナ流行前の状態へ回復 オミクロン株の影響受けず、2022年度は更に採用活発化
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