アパレル・ファッション業界職種図鑑

アパレルWEB/EC

アパレルWEB/ECとは

商品を企画・生産し販売するという大きな流れは実店舗と共通する部分が多く、ECは販路の一つと言えます。
そのなかでもEC/通販関連ならではの業務は非常に多く、担当するポジションの名称は企業によってもまちまちで、また業態によってすべての業務が必要なわけではありませんが、代表的なものには下記が挙げられます。

Webサイト制作

Web上にオープンしたショップがECサイトです。
タスクやスケジュール、コストなどを管理する「Webディレクター」、ユーザーがストレスなくサイトを利用できるための分析や設計を行う「UXデザイナー」、サイトの見た目や使い心地の部分を設計・デザインする「Webデザイナー」、デザイナーが作ったビジュアルをウェブサイトとして完成させる「フロントエンドエンジニア」 など、さまざまな職種の人たちの手によってサイトが完成します。

ささげ

「ささげ」とは、「撮影・採寸・原稿」の頭文字をとった用語で、業務の内容をそのまま表しています。
ECでは実際の商品を手に取っていただくことができないため、アパレル・ファッション関連のECサイトにおいては、他業界よりも重視される業務と言えるでしょう。

商品登録・管理

自社やモールなどのサイトごとに、商品を登録します。お気に入り登録数や売れ行きに応じて画像やテキストの見直しも行い、売上アップにつなげます。

数値分析

顧客の反応をリアルタイムで計測できるのがECの強みです。
サイトへの流入やサイト内の動き・回遊時間、離脱ページ、カート投入率、購買率など、さまざまなデータを活用して、購買率を上げるための施策を検討します。

顧客対応

電話やメール、チャットなどでお客様のお問い合わせに対応します。
店頭購入でないこと、またお問い合わせ時にも対面でないことから、より丁寧で迅速な対応が求められます。

システムの改善・保守・運用

ECサイトやEC運営をより良くしていくため、顧客が見るサイト画面だけでなく、受発注管理や売上管理など、内部システムの機能改善を行います。
また、自社ECサイトが問題なく稼働するよう、システムやネットワーク、サーバーを監視する必要があります。

<2021年最新版>アパレルWEB/ECの転職動向・転職成功のヒント

コロナ禍によってECが販路として定着したため、関連する求人も着実に数を伸ばしています。2021年の求人数は、2020年の135.5%にまで増加しました。
ただしその内訳を見ると、主に増加しているのはプロデューサーなど運営に携わるポジションです。サイトの規模や、直営・モールの別にかかわらず、運営業務の経験をお持ちの方であれば、比較的転職はしやすい状況と言えるでしょう。…(続きを読む

アパレルWEB/ECのための転職お役立ち情報