スタッフブログ
2016.05.25
今さらだけど、エスパドリーユ(バスクサンダル)って何?!
皆さまこんにちは。
ついに最高気温が30度に迫る日が出始め、アパレル業界関係者も盛夏商材の実売が始まったと喜ぶ今日この頃です。
そんな各ショップも、エントランスで集約展開していることが目に見えて増えたエスパドリーユですが、ここ数年なんとなく穿いていたエスパって、元はどういった履物だったかご存知でしょうか?
今日は今さら人に聞きづらい、エスパドリーユについてです。
その歴史は古く、18世紀に遡ります。スペインとフランス国境のバスク地方で履かれていた、靴底をジュート麻で作られて履物として誕生。船乗りや港湾労働者が履いていたことが始まりという定説もありますが、元々は現地の農夫が履き始めた節が近年有力です。
ファッションアイテムとして注目を浴びたのは1950年代以降、ヨーロッパ圏の富裕層が夏のリゾートシューズとして履き始めたのがキッカケです。
愛用していた著名人としてはスペインの画家、サルバドール・ダリが挙げられ(あの髭がとんがったオジサンですね)、避暑地で撮影された写真では愛用していた様子が窺がえます。
代表的なブランドはCalzanor、Castanerなどですが、近年はお手頃なGAIMOやアウトソールにスニーカーのようなハードソールを使用したエスパ風スニーカーRivierasなどを履いている方も多いです。
原始的なシューズですが、ソールが速乾性に優れたジュード麻なので蒸れにくいのが特徴ですね。
ただ、一点注意を挙げるなら雨天に気にせず履いてしまうこと。後日乾いてから履こうとするとソールが膨張してしまって、履き心地が“ブヨブヨ”になっていることも多いです。
春夏らしさと軽快さの演出にもってこいのエスドリーユ、是非皆様も物色に出かけて下さい!
- 業界特化の情報力で、
あなたのキャリアをきめ細かくサポート!
興味がある方は、まずクリーデンスの
転職支援サービスにご登録ください。 - 転職支援サービス 無料会員登録