夏素材…リネンとラミーって何が違うの？

皆さまこんにちは。

ジメジメした天気が続いておりますが、各ショップの店頭はいよいよ夏服が並んでまいりました。

近年ではカジュアルショップでも、クールビズ用商材としてCOOL MAXファブリックを使用したポロシャツなどを集約展開しています。

今年のメンズ店舗で驚いたのは、ラミー素材のシャツを“クールビズにもどうぞ“と打ちだしている店舗を散見したことです。

今回は知っているようで何となくの認識だった、ラミーとリネンの違いについて書こうと思います。

この二つですが両方“麻”です。ざっと麻素材の特性を書き出しますと…

・通気性に富む
・速乾性に優れる
・つまり着用時の清涼感が綿とは段違い
・独特のシワ感が特徴⇒こなれた印象を演出できる
・透け感がある

などです。それでは、ラミーとリネンの違いは何かと言いますと、まずは産地です。

リネンは古くからヨーロッパで用いられてきた麻で、ラミーは日本を含むアジア圏で愛されてきた麻素材です。

素材感が大きくことなり、ラミーは独特のコシがあってリネンは比較的柔らかな風合いが特徴で、コットンとの混紡で多く用いられるのはリネン素材の方です。シワ感はラミーの方が強く、洗濯直後は驚くほど収縮しています。

また、麻素材独特の光沢感はラミーの方が顕著で、ラミー素材で濃紺や黒のシャツなどは艶っぽい色気ある雰囲気が演出できます。

連続使用による毛羽感は共通して出てしまうので、恐らくお店では“手洗いをして下さい”と促されるのですが、ずぼらな筆者などはガンガン洗濯機で回してしまいます（もちろんネットには入れます）。

ざっと書きましたが、ラミーとリネンの違いは以上です。
まとまりの無い文章になってしまいましたが、オフィスカジュアルやクールビズが浸透してきた昨今、男性の着用アイテムの自由度も増してまいりました。

もしかしたら10年先には、やや堅めの業界でも、カットソー１枚で仕事をするお父さんが多く見られるかもしれませんね！