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2016.11.16
朝ドラ「べっぴんさん」に見る、子供服の魅力
皆様こんにちは。
本日は子供服に関して書きたいと思っているのですが、今クールのNHK朝ドラ“べっぴんさん”はご覧になられましたでしょうか。
朝ドラは毎回、舞台が東・西と交互になっているそうなのですが、べっぴんさんの舞台は戦後すぐ、焼け野原の大阪と神戸です。
ご覧になった方はご存知の通り、主人公達は戦後すぐの大阪で子供服の専門店を立ち上げます。劇中では名前を変えていますが、それが現在では皇室御用達となった子供服ブランド、ファミリアです。
贈答品でよく名前の上がるブランドで、私の子供も着たことがあるのですが(あんまり似合ってなかったですが…)、よくよく調べるとこのファミリアとその創業者の家系が物凄いんです。
●創業メンバーの一人である、坂野惇子さんはファミリアを大成功に導く
●そのお父様はレナウン創業者、佐々木八十八氏。
●創業メンバーの一人、田村光子さんのお父様は国内最大級の繊維商社・田村駒の創業者田村駒治郎氏。
ざっと書いただけでも錚々たるメンバーです。
話が脱線してしまいましたが、ファミリア成功の秘訣は製品の良さだけでなく、接客の素晴らしさ、きめ細やかさだったと言われており、その接客水準は阪急百貨店内でも模範となったそうです。
直近、求人として子供服ブランドの案件をお預かりすることや、求職者様側で子供服出身者にお会いすることも多いのですが、その中で出てきた言葉がすごく印象的だったので、ある子供服ブランドの販売職女性の言葉をご紹介します。
- 子供服を接客する喜びはどういったところなのですか?(私)
「大人服と異なるのは、着用する本人にニーズ聴き出しをしたりすることはありません。全てお母様やおばあ様です。お子様やお孫さんの洋服というのは皆様ご自身のお洋服を選ぶ時よりも真剣で、デザインだけでなく肌触りや着心地を非常に重視しておられます。」
「加えて、ある程度高価格なブランドとなってくるとニーズが“来月の卒園式で着せたい”といった特別な日に向けたお買い物が多くなるので、自身が対応した洋服を着たお子様が写真に写って、何年・何十年先も振り返ってもらえると思うと、特別なモノを接客していると感じます。」
このやり取りのあった翌週、子供服パタンナーの方ともお会いする機会があったのですが、やはり近いことをお話しになられていました。
“誰かを想って作る服”・“誰かを想って選ぶ服”という点が、子供服というカテゴリの魅力だとすると、トレンドと共にファッションが消費されてしまうと言われて久しい昨今、物凄く価値のある業界だと改めて思いました。
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