スタッフブログ
2017.01.25
きゅんとするフォントのはなし
皆さん、こんにちは。
2017年がスタートしたと思ったら、あっという間に1月も終わりですね。
年々、月日の経つのが早くなっていくのは本当だなと実感しているこの頃。
今年も悔いのないよう、日々しっかり働いて、おいしいお酒を飲む!そんな1年にしていきたいです。
(毎年同じこと言っているのですが、それが一番幸せ…笑)
さてさて、話は変わりますが、皆さんは「きゅん!」とするモノやコトはありますか?
心を掴まれる、テンションが上がる、そんなものです。
少し前に流行った「工場萌え」になぞらえていうと、私は「フォント萌え」です。
好きなフォントや好みのフォントと出会うと興奮して写真を撮り、
雑誌のフォント特集を買っては職場に置いて(休み時間に)ニヤニヤしています。
いつか、絶対音感ならぬ“絶対フォント感”を身に付けたいと夢見ていますが、
調べるほどにフォントの世界の奥深さを目の当たりにし、かなえられそうにありません…。
フォントにも流行りがあって、ここ数年とても人気で私も大好きなのは
「DIN(ディン)」というドイツのフォントです。
「DIN」というのは、「ドイツ工業規格(=Deutsches Institut für Normung)」の略称で、
(日本でいうとJIS規格みたいなものでしょうか)
もともとは工業製品の型番表記を標準化するために生まれたものだそう。
その由来のとおり、無駄な装飾は一切なく、機械的でとてもシンプルでありながら
少し丸みのある“かわいみ”も感じさせるところが魅力的で、いわゆる引き算のデザイン。
無理やりファッションでたとえると、少し前に流行ったノームコアあたりが近いでしょうか…。
視認性が非常に高いことから本場ドイツでは交通標識や公的機関などで採用されることが多く、
数年前、ドイツへ旅行した際には、看板からマンホールまで、
街じゅうに「DIN」が溢れかえっていて大興奮でした!
日本でいうと、プロダクトデザイナー深町直人さんの「±0(プラスマイナスゼロ)」にDINが使われており、
また、「ユニクロ」のロゴはオリジナルフォントながら、DINをベースにしているといわれています。
2020年東京オリンピックのロゴに使われているのもDIN。
どれもシンプルで機能的ながら、その奥に個性がある…
「DIN」が持つフォントのたたずまいと似ている気がしませんか?
フォントの歴史をひも解くと、おもしろい話が本当にたくさんあって、
それこそファッションとフォントの繋がりもとても深かったりするのですが、
長くなってしまうので今回はこのあたりで。
機会があれば、またお付き合いください。
それでは。
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