スタッフブログ
2017.04.19
東京の10年後を予想する
みなさん、こんにちは。
突然ですが、10年後の東京についてちょっと考えてみませんか?
10年後には何があるんだろう?
何が変わっていくんだろう?
振り返ってみると、10年前の2007年と比較して自分自身の環境は大きく変わりました。
そう考えると、この先の10年もきっと変化があるんでしょうが、
実際にどう変わるのかと言われると、なかなかピンとこないですよね。
なぜ急にそんなことを言い出したかというと、
先日、「東京デザイン展」という都市をテーマにしたデザイン展覧会があり、
10年後の東京を10の視点で未来予想していたので見に行ってきたんです。
交通、再開発、運送、電気、タワーマンション、市場、印刷、観光、リノベーション 多国籍。
10の視点を細かく見ていくと、さまざまな変貌をとげようとしていることが分かりました。
ここでそれぞれについて簡単にご紹介します。
交通<コウツウ>
羽田空港や成田と都心(渋谷、新宿 東京)臨界副都心(お台場)を直接結ぶ鉄道網を数多く造る。
再開発<サイカイハツ>
都心と都心から20km圏で違い、都心は山手線駅は交通網のハブとして商業とオフィスの高密度化、
都心20km圏は大規模工場跡地にタワーマンションを建設する。
運送<ウンソウ>
ECを支える物流において無人配送センター、ドローンを使った配送サービスが促進する。
電気<デンキ>
火力電力から再生可能エネルギーへシフトする。
(再生エネルギーの太陽光や自家発電、廃棄物処理発電は現在都内に78ヶ所事業所があるそうです)
タワーマンション<タワマン>
建築基準法改正で200m級マンションが建てやすくなったことで今後さらに増えていく。
市場<イチバ>
豊洲移転により市場外取引ニーズが増えていく。
(築地移転の時代も同じような問題があり、関東大震災で偶発的に移転となった過去があるそうです)
印刷<インサツ>
製造業の中では一番事業所数が多く、活版印刷からオフセット印刷、そしてオンデマンド印刷へシフトする。
観光<カンコウ>
外国人旅行者の数が倍増、観光の多様化が進む。
浅草、上野、下北沢、足立市場、動物カフェあたりが人気スポット。
リノベーション<リノベ>
建築家の中では中古の一軒家、マンションに対して建築の魅力を感じており、既にユーザー需要も増えている。
多国籍<タコクセキ>
従来の横浜、池袋、新大久保の外国人街から、都心10km~15km圏の西葛西、川口、蕨に外国人街が確立される。
私が興味深かったのは、観光と多国籍。
たとえば、人気観光スポットの下北沢は古着街ですが、
外国では古着=オシャレの概念がないらしく、古着のオシャレを体感する貴重な場所とのこと。
また、動物カフェも外国にはあまりないそうです。
多国籍ではなぜ西葛西?川口?と思いますが、
西葛西はIT系の優秀なインド人が多く、川口はクルド人が多いそう。
きっとそこには自国同士のコミュニケーションがあり、街ができてそこから商業が生まれたのでしょう。
言われてみると西葛西ってインド料理屋が多いですね。
このように細分化して見ていくと、具体的な東京の変化が少しわかってきたように思います。
近年は仕事以外で都内に行かなくなった私ですが、
実は、今の東京にイマイチ魅力を感じていませんでした。
私がよく遊んでいた(笑)バブル期の東京は、今ほど街に同じものがあるようなことはなく、
また店やモノやヒトも銀座、新宿、渋谷あたりに一極集中していました。
だからこそ、都会だけど意外と知られていない怪しい雰囲気の街が随所にあったり、
街ごとに店もヒトも個性的だったり…一歩街に踏み入れるとワクワク感がありました。
一方で、今思うとインフラは整備されていませんでしたし、サービス自体もお粗末なものでした。
10年後の予想を垣間見て、今の東京がいかに進化したのかということも改めて感じました。
10年後の東京は、今自分が当たり前だと思っていることとはまた大きく変化し、
もっと主体的に自分たちで生活を変えていける世の中になるんじゃないかと感じます。
そう考えると妙に勇気が湧いてきて、年を取ることだけで勝手に悲観することがバカらしくなるくらい
10年後のワクワク感を期待できる今日このごろです。
東京デザインテン
会期:2017年4月14日(金)~5月21日(日)
時間:11:00~19:00
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
入場:無料
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