「第一印象から、決めてました！！」はホント？！

こんにちは。
先日、友人と飲みながら面白い話を聞いたのでご紹介します。

みなさんは、「確証バイアス」って聞いたことありますか？

人は、自分の都合の良い情報だけを切り取って考えてしまうというもので、
自分がそうだと思っていることを裏付ける情報は積極的に探すけれど、
逆に否定するような情報は、無意識に目を背けたり探す努力を怠ったりする、
という傾向があるのだそうです。

これだけだとあまりピンとこないかもしれないので、ひとつ例をご紹介します。

恋愛において、稼ぎもなく酔って暴力を振るう浮気性、客観的にどう見てもダメな彼氏なのに
「でもあの人はこんなに優しくて、好きだと言ってくれて、夢に一生懸命で…！」と庇ってしまう彼女。
周囲の人びとから散々アドバイスを受けても耳を貸さず、
ほんの少し優しくされた瞬間、「ほら、やっぱりこの人は私を大事に思っている」と考えてしまう…。

いかがでしょうか。
万一、「え、これって私のこと？！」と思ってしまった場合は
一刻も早く信頼できる友人に相談して、その人のアドバイスをよくよく聞いてください。
そうでない方は、次に進みましょう。

「確証バイアス」は、転職活動の中にも潜んでいます。

“面接は最初の5分で決まる”　“第一印象で決まる”　という話を聞いたことはありませんか？
これも実は「確証バイアス」のひとつで、
面接官が最初のイメージで「この人は合いそうだな」「一緒に働きたいな」と思うと、
残りの時間を使ってその人の良い要素を探して「うん、やっぱりいいね」となり、
逆に「この人はイマイチだな」と思うと、どれだけアピールしても
ちょっとしたアラのほうが目についてしまい「ほら、やっぱり微妙かも」となってしまう。

もちろん、面接というものはそんな単純ではありませんが、
面接官も人ですから、第一印象が良ければ面接も加点式になりやすく、
良くなければ減点式になりやすい、という“傾向”は、無意識下であるのではないかと思います。

特にアパレル業界は他業界と比べても「その人から受ける印象」が大切な仕事ですから、
第一印象を重視するのは、むしろ自然なことと言えるかもしれません。

良い第一印象を植え付けるための最大のポイントは「準備」につきます。

□ ビジネスの場にふさわしい清潔感のある恰好をしているか
□ 焦らないよう、15分前までにはオフィスの近くまで来ているか
□ 面接時間の5～3分前、失礼のない訪問ができているか
□ 姿勢を正して座り、はきはきと分かりやすい発声ができているか

あくまで一部ですが、これらができているかどうかで、第一印象はぐっと変わります。
どれも特別なスキルは必要なく、誰もが実行できることなので、ぜひ意識してみてくださいね。