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2019.05.29

TV衣装のルール

こんにちは。アシスタントのMです。

先週末はとても暑かったですね。皆様はいかがお過ごしでしょうか?
なんと、あの北海道で5月では国内最高気温となる37度を越える気温が観測されたらしいです。
春は何処へ…と思わざるをえないような気候ですね。
私は急に暑くなったので、大慌てで汗だくになりながら衣替えをやっと終えました。笑

さて、話は変わり、今日はTVの舞台裏、特に衣装に関してのお話をしようかと思います。
私はクリーデンスに入る前、スタイリストとして働いていたことがありました。
スタイリストと聞くと、美容師を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、
私が従事していたのは、TVに映るタレントやアナウンサーの衣装を用意する仕事です。
実は普段なにげなく見ているTVにも、衣装についてのルールがあること知っていましたか?
いくつかご紹介します。


首にアクセサリーはあまりつけない

長いネックレスなどは、マイクにあたらないように安全ピンで後ろからとめること、
というのはスタイリスト時代、よく音声さんにお願いされていました。
演者さんの声を拾う衣装についているピンマイクが、小さな音まで拾ってしまうので
ガチャガチャと当たる音は映像を編集をするときに邪魔になってしまうんです。
首元にアクセサリーをつけていてもシンプルなもの、
もしくはピンマイクに当たらないようにスタイリストが予め準備します。


お天気お姉さんたちは青、緑の衣装はほとんど着ない

夕方のニュースの気象予報士、お天気お姉さんに多いですが、
画面が合成になって表示される天気予報やニュースの場合は、
クロマキーを使用しているため、背景と同じような色を着ると
衣装がクロマキーと同一化してヘンな映像になってしまうのです。

注:クロマキー
青や緑の布を背景に置き、人物を撮影すると
人物を除いた背景部分にCG映像がうつる特殊な撮影方法です。

昔見ていた「電波少年」という番組では、顔だけうまく切り取られて
CG映像が綺麗に映っていました!(わかる人いますかね…)
これはお天気お姉さんたちとは逆に、首から下をクロマキーと同じ色の布で覆っていたからです。
なので、スタイリストが衣装の心配をする必要はなし!スタイリストからすると楽ですね。笑


アナウンサーは自前の衣装も常に準備している

キー局のアナウンサーはスタイリストが衣装を準備する事が多いのですが、
たまに自分の持っている衣装で出ることがあります。
例えば大きな事故があり急きょニュースを報道することになった際、
真っ赤なワンピースを着て出演していると血を想像させてしまったり、、、
多くの人が見るニュースでは、印象が良くないですよね。

その他、すぐに取材にも行けるようにという理由もありますが、
シンプルなデザインのジャケット、スカート、ワンピースなどは、
ほとんどのアナウンサーが自分のロッカーに念のため準備しておいて、
急な場合は自前の服を着て出演しています。


いかがでしたでしょうか。
これはTVの衣装に関するルールのほんの一部ですが、
みなさんにとって、新しい発見があれば嬉しいです。
普段見慣れていることも別の角度からの見方を知ると、
違う風景が見えてきて面白いですよね!
今度からは、衣装にも注目してTVを見てみてくださいね。

それではまた!

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