ひとりっぷのススメ

こんにちは。
キャリアアドバイザーのSです。

今年も残すところ63日…
年齢を重ねるごとに一年が過ぎるのがとてつもなく早く感じているこの頃。
はやくも2019年を振り返ろうとしております。

私は毎年年始に一年の目標を立てるのですが、
2019年の目標は「ひとりっぷを5回以上」することにしました。
（ひとりっぷ®️とは？？⇒某ファッション誌の編集者の女性が命名した「ひとり旅（トリップ）」の別名です）
今日はその中でも最近訪れた素敵な場所について書こうと思います。

それは奈良にある「奈良ホテル」です。
明治42年に「関西の迎賓館」として誕生したこのホテルは今年で100年を迎えておられます。
歴史的な話はあまり得意ではないのですが、
どうしても、多くの著名人が訪れた宿に泊まってみたい…！という
妙なミーハー心を掻き立てられ、ついに念願を叶えてまいりました。

ホテルの敷地内に到着した時に飛び込んできたのは、小さな教会でした。
窓に細工されたステンドグラスや落ち着いた色味の建物が
奈良の和の空間にしっくりと馴染んでいました。
なんだかドキドキしながら進むと、待ちに待ったホテルの全貌が見えてきました。
奈良ホテルは坂を少し上った高台にあるので見渡すと奈良の穏やかな景観が広がります。

少し進むとこれまた素敵な笑顔でホテルの方が迎えてくださいました。
フロントは吹き抜けになっており、
見上げると漆喰でデザインされた素晴らしい天井が見えて
「あ、なんか凄いところに来てしまった」感が味わえます。

部屋へ案内される途中の廊下も、扉も、エレベーターさえも
全てに厳かな雰囲気がありました。

通されたお部屋はもちろん最高の空間でした。
上げ下げ窓や欄間がクラシカルな雰囲気を高めてくれてとても素敵です。
欄間を開ける金具がお花型だったり、
白壁と柱の隙間に緑のロープが施してあったり、細部までセンスが良い！
バスなどの設備はリノベーションされているので、過ごしやすさも嬉しいです。

興奮覚めやらぬまま迎えた翌日。
これまた楽しみにしていた、「茶がゆ定食」を戴き、満腹満足に旅を終えました。

時には時間を忘れて、ひとり贅沢な時間を過ごしたり、自分の好きなことに打ち込んだりすることで、
「この至福のためにまた仕事頑張ろう」って思うことができます。

また、ファッションブランドにも通じることですが、
何年も愛される物事には並々ならぬ努力や工夫、困難もあるのだなぁと感じました。

今年も残り63日。
ここまで頑張ってきた自分へのご褒美に、
皆様も行ってみたかった場所へ訪れてみられてはいかがでしょうか？