スタッフブログ

2020.12.23

今こそファッションの力を信じて…

こんにちは。キャリアアドバイザーのやまです。

突然ですが、みなさんは「自分がファッションに目覚めたきっかけ」って覚えていますか?

これは100人いたら100通りの答えがきっとありますね。

「お兄ちゃん、お姉ちゃんの存在」や、当時ハマっていた「映画やドラマ」だったり。
「実家が洋服・繊維関係で物心ついたときから…」なんて方や、
「自分に自信のなかった私を変えてくれた!」という素敵エピソード、
「上京や留学」、はたまた「初恋」がきっかけ…
なんて甘酸っぱい思い出のある方もいるかもしれません。

今こそファッションの力を信じて…

クリーデンスでキャリアアドバイザーをさせていただいている私は、
転職を希望されている方のカウンセリングの中で、ご経験やご希望などを含め、
たくさんのお話を聞かせていただいています。

その中で2つ、お伺いしている質問があります。

1つは、
「今まで働きながら一番ワクワクした嬉しかった瞬間ってどんな時ですか?」
というご質問。

そして2つ目が、この、
「ファッションやオシャレに目覚めたのって何がきっかけだったんですか?」
というご質問です。

…ちなみに私はというと、
正直、中学生ぐらいまでは、まったくと言って良いほどファッションに興味はありませんでした。
それこそ、母親の近所のヨーカドーの買い出しについて行き、
何も考えなくても良さそうな普通のジーパンとネルシャツを意味なく選び、
たま~に祖父母がいるときは、ちょっとだけイイやつも買ってくれると知っていたので、
とりあえずナイキとかアディダスとか、部活でも兼用で着れそうなスポーツブランドを選んでいました。
(当時バスケ部だった私は、「服なんかいらないから新しいバッシュ買って欲しいよ…」と思っていました。)

しかし、高校に入ると、ある変化が訪れます。
高校生男子に絶対に訪れる、アレですね…。

そう、それは何を隠そう、「女子にモテたい!!」です。

そんな邪念混じりの気持ちの高ぶりもありつつ、高校生になり、だんだんと行動範囲も広くなり、
先輩に古着屋に連れて行ってもらったりしながら、ファッションへの興味がだんだん出てきました。

そして、たまたまバスケの練習のなかった高校1年のある週末。
ついにその日初めて、日本のオシャレの中心地「原宿」に足を踏み入れることに。

これをお読みいただいている皆さまがご存知か分からないのですが、
私のような今の30代にとって、当時の原宿と言えば、「ストリート」と「サロンボーイ」の全盛期。
裏原では、GOODENOUGH、A BATHING APE、NUMBER (N)INE、UNDER COVER…
あたりのお店には長蛇の列ができ、藤原ヒロシ、NIGOは神様的な存在でした。
今は@コスメストアになっている旧GAP路面店跡地の前には、
原宿、渋谷、青山界隈のお洒落美容師さんたちがモデルハントをし、
スナップに撮られたいお洒落な人たちや読モの人たちで溢れていました。

そんな光景は、今までバスケとドラクエしかしてこなかった私にとって衝撃的でした。
今振り返ると、私がファッションに目覚めたきっかけは「モテたい」&「原宿」だったんですね…。
(くぅ~…なんてちっぽけな話なのでしょう…。)

そこからファッションにのめり込み、稼いだバイト代はほぼ服に費やしながら、
就職活動もアパレル企業以外は1社も受けずに就職。
気付けばもっとファッション業界で働く人に笑って欲しくて、クリーデンスで働いていました。

当時高校生だった上記の若者は、いつの間にかオジサンになっており、
「あの子が好き」、「原宿が好き」から始まった思いは、月日を重ねる中で、
「人が好き」、「ファッションが好き」に変わっていきました。
きっとファッションが好きという素直な気持ちは、これからも変わらないような気がしています。

「アパレル不況だ!」と言われてから、もうかなりの月日が経ちました。
「誰がアパレルを殺すのか」という本が話題になったことも記憶に新しいですね。
そんな最中に追い打ちをかけるようにコロナ禍に突入…。
正直、暗く辛いニュースを目にする日々が今も続いています。

みんなそれぞれに悩みや苦悩、葛藤を抱えながらも、
それでも、みんな心のどこかで「ファッションのパワー」を信じていて、
「ファッションが好き」という想いと夢を持っている方達がたくさんいることを、
この仕事を通じて日々感じています。

「今まで働きながら一番ワクワクした嬉しかった瞬間ってどんな時ですか?」

エピソードもそれぞれですし、本当にうれしそうにお話される方もいれば、ちょっと照れながらの方も。
でも必ず共通しているのは、話の中心には「ファッション」や「想い」があること。

「ファッションは、人が創る。」

これはクリーデンスの企業理念になっている言葉なのですが、
今この厳しい時代の中だからこそ、アパレル業界で働くひとりひとりのパワーや想いが集まって、
ファッションが創られているんだな、と改めて感じます。

そんなアパレル業界を支えてくださっている方々のお役に少しでも立てるよう、
少しでも多くの笑顔を届けられるよう、これからもクリーデンス一同尽力して参ります。

今回が2020年最後のクリーデンスブログとなります。
お目通しいただきありがとうございました。
最後になりましたが、本年も大変お世話になりました。
みなさまにとって良い2021年となりますことを心より願っております。

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