スタッフブログ

2021.06.02

映画から見るファッションの楽しさ

ここんにちは!
クリーデンスでFLEXSHIONの担当をしております宮内です。

緊急事態宣言が続く中ですが、
週末に近くの映画館が空いておりましたので、ずっと見たかった映画を見てきました。
(マスク着用にて感染予防はしっかりと)

昔からディズニーが好きな私ですが、今回見たディズニー作品は特にファッションとの関係性も深く、
かつ私が好きな時代背景を盛り込んだ作品でしたのでご紹介できればと思います。

今回見たのは、ヴィランズ(ディズニー作品の中の悪役の総称)の中でも最も悪名高い、
“101匹わんちゃん”の悪役、クルエラ・ド・ビルを描く『クルエラ』です。

時代背景は1970年のロンドン。
高級ブティックが立ち並ぶ英国に、“パンクムーブメント”が出てき始めた時代を描いています。
高級既製服ブランドのデザイナー、バロネスと出会い、クルエラのデザイナー(ヴィラン)となる様を描いています。

※伝説的なパンクバンド“SEX PISTOLS”が結成され、
立役者“パンクの女王”vivienne westwoodがブランドを立ち上げた、
まさにど真ん中の時代です。

パンクシーンが大好きな私としては、1つ1つの衣装にくぎ付け。
内容もさることながら、終始衣装の心を惹かれた映画でした。

映画の中で印象に残った衣装をご紹介できればと思います。

1.幼少期 制服のカスタマイズ

幼少期のクルエラを描く冒頭のシーンでは、学校の制服をカスタムして投稿するクルエラが描かれています。
襟には大量のピンズ・安全ピンが装飾されたジャケットは、
パンクシーンでは定番のカスタムライダースを彷彿とさせる仕様でした。
(2021SS UNDER COVERもジャケットにピンズやスタッズがカスタムされたLOOKを公開していましたね)

こちらは画像が公式で公開されていなかったので、ぜひ映画館でご覧になって下さい!!

2.THe FuTuRe

顔に“THe FuTuRe”とステンシルペイントされたメイクでの登場シーン。
登場シーンではベスパに乗って登場。
70年代UKモッズシーンに愛されたヘッドライト・ミラー・ウィンカーが
大量に装着されたカスタムもこだわりを感じます。

本作ではレザージャケットが多く登場しますが、
その中でも特にこのライダースはデティールがすごかったです。
ボディにピタッと沿うシルエット。
表身頃のタイヤ模様のようなエンボス。
70s感満載のつきあがった肩と大きな襟。
ブランドが出していたら思わず欲しい!!と思うデザインでした。

また、THe FuTuReという文字。
SEX PISTOLSの代表作“GOD Save THE QUEEN”のジャケットのように目元にペイント。
さらにはメッセージも同バンドの“NO FUTURE U.K?”のインスパイアかなあ?など、
衣装制作の背景なんかも妄想しながら見ていました。

ほかにも日常の1つ1つの衣装も息をのむほどかっこいいスタイリングの嵐。
ファンタジーな世界を描くことが多いディズニー映画ですが、
この映画の衣装はリアルクローズで、時代背景・キャラクターの感情を乗せた、
まさに“自己表現”のファッションの楽しさを感じました。

映画の中にはそこまで時代や舞台が“ここ”と表現されていないものもありますが、
衣装やスタイリングなどを見ると何となくの土地や時代がわかり、
その土地の時代背景をふかぼると、毎回見るたびに見え方が変わります。
お好きな映画がありましたら、ぜひ一度その時代のファッションとともに見てみてください!

おうち時間が続く日々が続きますが、
NetflixやAmazon Prime Video等だけでなく、
感染予防対策をして映画館へも足を運んでみてはいかがでしょうか。

  • 業界特化の情報力で、
    あなたのキャリアをきめ細かくサポート!
    興味がある方は、まずクリーデンスの
    転職支援サービスにご登録ください。
  • 転職支援サービス 無料会員登録

スタッフブログ 最新記事

スタッフブログ一覧