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2022.02.16

Levi’sの直営店で古着のデニムをリペア

皆さん、こんにちは。
クリーデンスにてFLEXSHIONを担当している宮内です。

先日デニムのリペアを初めて持ち込んでみました。
想像以上に楽しかったので、皆さんへご紹介できればと思います。

今回持ち込んだのはLevi‘sの646オレンジタブ。
70年代に、当時メインラインの廉価版として販売されていたフレアデニムです。

正直強い思い入れもなく、大学時代に今でも通っている古着屋で購入したものでした。
当時から膝やその他数か所大きな穴が開いており、
ダメージの具合も丁度良いを相当通りこして
浮浪者チックな雰囲気を醸し出した状態で購入。

穴が開けば手縫いで穴をふさいで、を繰り返して9年ほどの付き合いとなり、
気づけば一番自分が手をかけたデニムになっていました。
(ブログを書くときになんで全貌写真を撮っておかなかったんだ…と後悔)

ただ、先日履こうとした際には…びっくり、
股下・ヒップ部分・太もも・結構際どいところまで裂けており、履くと下着が露わに。
外出時にはさすがに履いては出られないような具合でした。

お気に入りなだけに、捨てるのも忍びないけれど、
いつものように自分で直せるような状態ではなかったため、
いよいよデニムのリペアに持ち込もうかと業者を検索。

すると、Levi'sの直営店で、
現行だけでなく、いつどこで手に入れたLevi'sのアイテムでも
修理をしてくれるとのことを知りました!
(古着で購入したデニムがまさかオフィシャルのリペアが受けられるなんて!!)

それを知ってから、ボロボロデニムをどんな形で再生させようかなと
妄想を膨らませていざ店頭へ。
大きな流れは下記でした。

1.修理箇所の指定
2.あて布の生地選び
3.ステッチの仕様選び


1.修理箇所の指定

持ち込んでまずはどこの穴を塞ぎたいかをお伝え。
この際だから開ている個所はすべて埋めてみようかなと思い、大きな穴から小さな穴まで、
「あ、これあの時に裂けた穴だなぁ」
「いつも履くときにはこの穴に足の指が引っかかっていたなぁ」
なんて変な回想をしながら依頼。


2.あて布の生地選び

あて布には当然Levi'sデニムの端切れを多くお持ちいただき、
この生地がいい、あの生地がいいなんてことを喧々諤々していました。
すると店員さんが「こんなものありますよ」と藍染の刺し子生地を持ってきていただき衝撃!

日本特有の襤褸(らんる・ぼろ)と呼ばれる生地がとても好きな私は一気に創造が膨らみ、
日本の襤褸と646が持つ当時のヒッピーカルチャーを融合したような
ヒッピーパンツが作りたい!とワクワクして藍染生地を数種類選択。


3.ステッチの仕様選び

あて布を囲い縫い、埋め込みをしたり、生地を叩いたり、
生地を叩くにもたたき幅やステッチの糸まで細かくオーダーができました。

即興的にその場で直観に身を任せてオーダーしたので、
どんな仕上がりになるのか想像もついていないのですが、
仕上がりには2か月ほどかかるそうでワクワクしながら待っています。

(今回のリペア費用が、デニムを購入した当時の金額の〇倍かかったことはご愛敬・・・笑)

サステナブルという言葉をよく耳にしますが、
少し自分には背伸びした縁遠い話かな?なんて思っていました。
ただこんなに楽しくワクワクしながら愛着を持った服を再生させられる取り組みなら
アリかな、なんてことを感じていました。
皆さんも擦り切れたデニムをぜひ直して復活させてみてはいかがでしょうか。

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