やっぱり、「ヒト」が大事。

こんにちは。

気付けば3月、たまのポカポカ陽気に外に出ようとクローゼットをあけると、
見事な秋冬仕様のラインナップに、無理矢理トレンチ羽織って
春っぽさを演出しようとしている今日この頃です。

さて話はガラリと変わりまして、私は「一人飲み」が好きです。
大学生のときから、サークルにも入らずバイト三昧。
稼いだお金でひたすら一人飲み歩くのが日課でした。
それは今も変わらず、時短勤務ですが週に一度だけ「夜帰らなくていい日」があるため
適度に残業をしてそのまま一人飲みに行き、下手したら5時間くらい滞在しています。

学生時代、独身時代、現在、と実は行きつけのお店は1つずつしかないのですが、
これがまた「行きつけ」を見つけるのって意外と難しい。
色々検索して足を運び、勇気を出してドアを開けてみては
（大抵そういうお店は中も見えなくて入りづらい）
「うーん…」なことが多い。

では何が「うーん…」なのか？

種類の豊富さ？いや、だいたい飲むものは決まっている。
フードのおいしさ？いや、ミックスナッツさえあれば5時間飲める。
客層？いや、よほどうるさすぎなければ別に気にならない。常連さん多いお店でも全然気にならない。

となると、やっぱりスタッフの方。
所作はもちろん、その人が作り出す空気感がお店の空気感。
冒頭の「いらっしゃいませ」から「おやすみなさい」まで、とにかく心地いい時間を提供してくれる方。

・メリハリがある
会話でくだけていても、ドリンク提供の瞬間背筋が伸びる
指先まで所作がきれい

・知識豊富
お酒はもちろん、社会、経済、トレンド、ホビー、とにかく引き出しが多くどんな内容も拾える
会話を広げられる

・空気の読み方が自然
声掛けタイミングが絶妙
グラスを除くしぐさが極めて自然
数杯飲んだところでおすすめをさしてきてくれる

・距離感
かしこまらない、でもくだけすぎない
一気に距離を詰めようとしない、でも2回目の来店時にすべて覚えてくれている

3回目の来店時にはじめて名前を聞かれ、そのお店の虜になっている自分を再認識。
なんでこのお店だったのかな？と考えると、それはやっぱり「ヒト」でした。

そう思うと、ヒトを介在して何かを得る=体験を得ているということなんだろうな。
目的はその「モノ」であっても、結局どんな「ヒト」から得るかで満足度が変わる。

営業である以上、お客様から求められる「成果」をお返しすることだけでなく、
自分からどんな「体験」がお渡しできるかを大事にしたいなと感じました。

そのためにも日々勉強、自分を磨くこと！
というわけで今日も勉強と振り返り…、
うそです、9割その時間を楽しみにお店に足を運びにいきたいと思います。