入社後に活躍する人の思考とは

もうすぐ夏休みという方も多いと思いますが、
みなさま今年の夏のご予定はいかがでしょうか。
いずれにしても、熱中症や夏バテに気をつけて楽しい夏休みにしたいものです。

さて、今日は私の以前の経験を基にお話させていただきます。

以前、私は某企業の教育人事をしておりました。

中途採用で入社した新入社員向けに、
入社時研修で会社の歴史や経営者の哲学から始まり、
ビジネスマナーや業界知識、会社のシステムの使い方など
様々な研修を実施していました。

また研修終了後には、毎月面談を行い、
現場で困っていることはないか、
周囲とうまくコミュニケーションをとれているかなど、
入社後半年までフォローしていました。

加えて、新入社員の上司とも面談を行い、
人事と現場で一緒になって育成に取り組んでいました。

ここまでだと私の経験談になってしまうのですが、多くの方と面談でお話する中で、
活躍する人と苦戦する人の違いを感じることがあり、それについてお話したいと思います。

ずばり、入社後活躍する人に共通していたのは「怖がらずに考えて前進すること」でした。

入社当初というのは、周囲の方とコミュニケーションをとるのに精一杯、
社内のルールや新しい環境での仕事のやり方の違いなど、
戸惑うことばかりだと思います。

そんな時、分からないことや出来ないこと、失敗してしまったことだけに
目を向けていると誰でも落ち込んできてしまうと思います。

落ち込むとネガティブな気持ちに支配され、
「失敗したらどうしよう」と成長ブレーキがかかってしまう方が多かったように思います。

一方で、早期に活躍できる人は分からないことや失敗があっても、
「入社したばかりなので、そういうこともあるだろう。
想定内だな。それよりもどうしたら、うまくいくだろう。
分からないことは、誰にどんなタイミングで聞きにいけばいいだろう。」と考える傾向がありました。

つまり、自分にブレーキをかけずうまくいく方法を考えてアクセルを踏んでいたわけです。

落ち込んでいる時間を成長に向けて前進すれば、
より早いスピードで結果を出すことが叶うわけですね。

今転職活動をされている方も、転職することをゴールと考えるのではなく、
転職をスタート地点として、入社後どのように活躍したいかをイメージできると、
入社後の成長につながるのではないかと思います。

また多くの企業が面接の際に、
「あなたの将来のビジョンは何ですか」
「入社後はどんなふうに活躍したいですか」という質問をされますが、
そういった時にも具体的なイメージをお話できるかと思います。

夏休みに時間があれば、ぜひ「将来のビジョン」について考えてみてください。