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2023.11.08

市況感、変わってきてますよ。

こんにちは、キャリアアドバイザーのやまむーです。
今年も残り2ヵ月を切りましたね。

2023年は円安、物価上昇、実質金利低下など、
不安を感じるニュースを目にする機会が多かったように思います。
そして、転職マーケットも少なからずその影響を受け始めています。

市況感、変わってきてますよ。

タイムリーな話と言えば、政府が「国民の可処分所得を拡大する!そのために所得減税を行う!」と発表しましたね。

これは「賃上げが物価上昇についていけない…」という状況を少しでも緩和するために、
4万円の減税(4万あげちゃうよ、キャッシュバックするよというニュアンス)をしますというものです。

実施のタイミングは2024年6月を予定しており、
来年のボーナスの時期に合わせることで、賃上げと減税の相乗効果を図る狙いがあるようです。
これで少しでも景気が回復し、賃上げにつながればいいのですが・・・

事実、日本はアジアで唯一給与が上がっていない国であり、失われた30年とも言われています。

アベノミクスによって大企業の株価が上がったこともありましたが、
本来の狙いであるトリプルダウンにはつながりませんでした。

蓋を開けてみると、大企業は過去最高の内部留保だったにもかかわらず、
国民の生活は豊かにならなかった、賃上げにはつながらなかったわけです。。。
(内部留保とは、純利益から配当金などの社外流出分を差し引いたお金で社内に蓄積された資金のこと)

もちろん、なかなか賃上げが実現しない原因は日本独特の雇用システムにもあります。

年功序列、流動性がない、労働監修、古の労働法などなど
簡単には変えられない既存のシステムや慣習がゆえに、給与が上がりづらい側面があるのではないでしょうか。

減税は政府が主導で行うため実現する可能性が高いですが、
賃上げはあくまで政府が企業に対してお願いする形なので、本当に実現するかは不透明です。

では、個人が賃上げを勝ち取るには何をすべきか。
その選択肢の1つとして転職があります。

企業側の動きとして、2023年は賃上げ(ベースアップ)に踏み切る企業が増え、求人の好条件化が進みました。
また、物価高の影響を受けて一部のラグジュアリーブランドやスタートアップ企業を中心に
賃上げ、給与体制の見直しが行われました。

基本給や賞与の見直し、手当の増額など評価制度、賃金制度の見直しが着実に進んでいるのです。
一方、個人でも年収アップを目的に転職活動をする方は多く、実際に多くの方が転職でその願いを叶えています。

世の中の動きに合わせて転職マーケットも変化します。
エージェントも現在の状況から先々を想像し、様々な取り組みを進めています。

転職活動を始めると、この先の業界動向など今まで知りえなかった情報を知ることができ、
希望に合った求人にも巡り合えるかもしれません。

しかし、自分が転職を検討しているポジションの給与水準がどうなっているのか
具体的な情報については、ご自身で情報収集するのが難しい場合もあります。

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