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2024.02.07
風が吹けば桶屋が儲かる
こんにちは、営業の藤田です。
野球グラブ高騰 軟式用、10月に最高値
突然ですが、昨年末に新聞でこんな記事に出会いました。
野球グラブ高騰 軟式用、10月に最高値(2023年12月14日 日本経済新聞 朝刊)
日常的に野球をする機会もなく、グラブを購入する予定もないのですが、
昨今のアパレル・ファッション業界でも頻繁に目にする「高騰」や「高値」のワードが目を引き、
中身まで読んでみることに。
価格高騰の直接的な原因は、
「材料である牛革の不足による価格高騰」や「皮革加工コストの上昇」とのこと。
理由自体は、非常に明確でよく耳にする内容。
記事では、さらに深い原因にも言及されていました。
野球グラブの値段が上がっている理由は、世界情勢の不安定さ?
「材料である牛革の不足による価格高騰」と「皮革加工コストの上昇」
それぞれの原因は、次のようにさらに深く触れられていました。
■材料である牛革の不足による価格高騰
【結果】野球グラブの価格高騰
↑
材料である牛革の不足による価格高騰
↑
牛皮のサイズが小さく、薄くなっている
↑
干ばつによる牧草の供給減(牛を大きくするための餌が確保できない)
↑
【根本的要因】ロシアのウクライナ侵攻による飼料の高騰(餌を確保することに費用がかかる)
■皮革加工コストの上昇
【結果】野球グラブの価格高騰
↑
皮革加工コストの上昇
↑
加工の際に必要な薬品の価格が上昇
↑
【根本的要因】薬品の産地である欧州地域の情勢不安定
といった具合に、大元の原因は「気候」や「世界情勢」にあるとのこと。
非常に分かりやすいストーリーであるものの、原因と結果に若干距離があり、
これこそ「風が吹けば桶屋が儲かる」と表現できる事象なのかという印象を抱きました。
※風が吹けば桶屋が儲かる
ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことのたとえ。
(風が吹くと砂ぼこりが出て盲人が増え、盲人は三味線を弾くので、それに張る猫の皮が必要で猫が減り、
そのため鼠が増えて桶をかじるので桶屋が繁盛する)
原因や理由を深掘ること、原因から結果を想像することの重要性
今回の記事にあったような事象は、当然のことながら、
アパレル業界や転職市場においても起こり得ることかと思います。
例えば・・・
好きなブランドの商品が値上がりする
とある会社/ブランドで人材募集が終了する
特定のスキルや経験を持っている人が重宝されるようになる
挙げればキリがなく、どんなことにも当てはまってしまいますが、
深掘りや想像をすることで、もしかしたら人よりも先に着手できたり、回避できたりすることは
実は非常に多いのではないかと思います。
それができると・・・
好きなブランドの商品が値上がりする
→値上がりする前にお気に入りの商品を買っておける
→募集が終了する前に応募できる 特定のスキルや経験を持っている人が重宝されるようになる
→世の中で希少とされるスキルが身につく
といったことが叶うかもしれません。
そんな視点を持ちながら2024年は暮らしてみようかな・・・
と早くも1か月が経った段階で考えている今日この頃です。
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