アパレル企業特集
2017.06.27
GALLARDAGALANTE、Loungedress 等(株式会社パル)
「だから私はパルが好き」第一線で活躍する3名のホンネ
人気ブランドを多数展開するパルグループ。今回は、ガリャルダガランテを中心に5ブランドを展開する「第7事業部」から、3名のみなさんにインタビュー。パルへの転職の決め手から仕事のやりがい、今後の目標などについてお伺いしました。
今回、この方にお話を伺いました!
ガリャルダガランテ 丸の内店 店長
小澤 衣津美さん
大手アパレル企業で販売職として従事したのち、2012年、パルへ転職。2014年にはパルグループ全体で売上全国1位、翌年も3位という結果を残す。2015年には新宿店のサブ店長となり、現在は丸の内店で店長をつとめる。
ガリャルダガランテ ブランドマネージャー
守屋 初音さん
大学卒業後、グラフィックデザイナーとしてフリーで活動するかたわら、2008年にガリャルダガランテ横浜店で派遣社員として就業。2010年に正社員となり、複数店舗でサブ店長・店長の経験を経て、2013年スーパーバイザー(SV)に、2015年にはブランドマネージャーに就任。
ラウンジドレス 青山店 店長
佐伯 あゆみさん
レディースアパレル企業で販売職として従事したのち、2012年にパルへ転職。ラウンジドレス青山店へ配属後、2014年にサブ店長となり、現在は同店にて店長をつとめる。
良い意味で数字にストイックな会社。どう働いて成果を残すかという意識がとても高い。(佐伯)
佐伯さんは前職も販売職と伺いましたが、数あるブランドの中からラウンジドレスへの入社を決めた理由は何でしたか?
佐伯:実は他業界への転職も考えていたんですが、色々考えた結果、私が一番誇れるのは販売スキルだなと思ってアパレルの販売職で転職活動をしました。幸いなことにいくつか内定をいただけて、その中でこれまでの経験を活かせそうだと感じたラウンジドレスに決めました。
入社して、実際にそのご経験は活かせましたか?
佐伯:「お店のみんなで協力してお客さまにご満足いただく」というスタイルは活かせています。ただ、「お客さま満足を売上に繋げなきゃいけない」という意識は入社してから身に付けました。パルは良い意味で数字にストイックな会社なので、自分の給料の分、どう働いて成果を残すか?ということは常に考えるようになりました。
お客さまへ寄り添うのと同じくらい、数字への意識は重要ですよね。佐伯さんは入社以来ずっと青山店なのですか?
佐伯:そうなんです。同じラウンジドレスの中でも店舗ごとに個性があって、青山店は旗艦店で感度の高いお客さまが多いのでインポート商品が多く少しクセがあります。一方で新宿店はOLのお客さまが多いのでコンサバなアイテムが揃っていたりして。店長も同様に、高感度が得意だったり、コンサバが得意だったりと個性があるので、適材適所に配置されています。異動をしたりしなかったりというのも人によってさまざまで、適性や状況に応じて社員それぞれ色んなキャリアを築いています。
エリアやお客さまのタイプによってお店や店長さんの個性もさまざまなんですね。
佐伯:最低限守るべきブランドの世界観やVMDなどは統一していますが、店舗運営に関しては基本的に店長に任されているので、個性は出てきますね。エリア特性もありますし。お客さまにも「○○店と少し雰囲気が違うね」なんて言われることもありますが、そういったところも含めて楽しんでいただけたらいいなと思っています。
結果を出して成長する、その達成感をスタッフと一緒に味わいたい。
店舗運営は店長に任されているとのことですが、佐伯さんがお店づくりをする上で心がけていることは何ですか?
佐伯:在庫確保は意識していて、スタッフとのコミュニケーションの中で「これは売れます!」というものを多めに仕入れています。人気アイテムはどの店舗も在庫を確保したくて争奪戦になるので、“青山店のお客さまに喜んでいただけるアイテム”を見つけることが大事なんです。
まさに「お客さまに満足いただいて数字に結びつける」ためのものですね。スタッフの方々に対して何か意識していることはありますか?
佐伯:パルは数字意識が高いという話をしましたが、私はどちらかというとすごく売るタイプではなく、スタッフのみんなのほうが個人売上は高いんですよ。それこそ、パルグループの全ブランド3000人の販売員の中でベスト4に入って表彰されたスタッフもいて、そのスキルと「絶対に達成する!」というメンタルの強さを本当に尊敬しています。その思いはちゃんと伝えるようにしています。
3000人のベスト4ってすごいですね!どうすればそんな成長ができるのでしょうか?
佐伯:成長は本人の努力のたまものですが、その手助けとして、スタッフが「私はこれを極めたい」と決めたものを極められるようサポートしています。
たとえば、あるスタッフが「売上1番になる!」と掲げて達成できたとき、もう一度1位を目指すモチベーションってなかなか持てないじゃないですか。なので「じゃあ次は後輩育成ができるようになろう」「積極的に提案を出していこう」など、新しいチャレンジができるようにしています。逆に達成できないと次のステップに進めず成長が遠のくので、ひとつずつ決めたことをしっかり達成してもらいたいです。達成を重ねるとできることが増えて、そうすると自信につながるので、さらに良い結果が出せるんです。
佐伯さんの、スタッフへの「成長して欲しい」という思いが伝わってきます。やっぱりそういったところがやりがいに繋がっているのでしょうか?
佐伯:そうですね。今はスタッフの成長のために、どんな風にコミュニケーションを取ろうか、大切なことに気付いてもらおうか、と考えるのが一番おもしろいです。青山店の達成が続いて、他の店長から「どんな工夫しているか参考にしたい」と言ってもらえたら嬉しいじゃないですか。結果を出せば気持ちが上向きになるし、自分たちの行動や声が誰かに届いてまわりに良い影響を与えることもできます。気持ちの面でも影響力の面でも、やっぱり結果を出して成長することが一番なんですよ。その達成感をスタッフと一緒に味わっていきたいですね。
ブランドの成長はこれから。どんなチャレンジもできる場所。
最後に、佐伯さんがこれからチャレンジしていきたいことをお聞かせください。
佐伯:ひとつのことに特化するよりも、いろんなことにチャレンジして経験していきたいです。
今はまだラウンジドレスが成長期なのでブランド長が色んな業務を一手に担っているのですが、ブランドの確立とともに必要な人材も増えるはずなので、今後どんな仕事を任されたとしても、広い視野を持って考えられる人間になりたいです。
全体的にすごく距離の近いブランドで、販売職の私たちがデザイナーと意見交換をしたり、展示会に参加したり、海外バイイングに同行したりする機会もあったりするので、今の仕事でしっかり結果を出して思いを伝えていけば、いろんな経験ができる場所だと思います。
ガリャルダガランテグループ、6つのブランド
GALLARDAGALANTE(ガリャルダガランテ)
古さや新しさ、また日常的であり非日常的で会ったりと。そういった磁石のように、また男女のように【相反するものが1つになる】その瞬間に生まれる両面性を超えた魅力を提案します。
LOUNGEDRESS(ラウンジドレス)
時代の“it”を感じ、それをいかに自分流に着こなすか・・自然体の自分らしさを映し出す、タイムレスな輝きへの道へ。
BEARDSLEY(ビアズリー)
ディティールのあるアイテムを展開し、デイリーでありながらもスノップな部分を付け加えて、女性の持つ柔らかさと凛とした雰囲気を隠し出すスタイリングを提案します。
COLLAGE(コラージュ)
アイテムの一つ一つが自由なパーツであり、コラージュすることによって「違い」や「におい」を感じる商品・空間・時間を提案します。
LIVETART(リヴェタート)
生活に関わる「時を経ても変わらない本当の意味で価値のあるモノ」をファッションのフィルターを通して世界中からセレクトしています。
Drawing Numbers(ドローイングナンバーズ)
シンプルで洗練されたこだわり、「ハイスタイル」をコンセプトに世界中からヒト・コト・モノが集まるショップ。人々が楽しみ、気持ちよさを感じる世界を描いていきます。
株式会社パル
事業内容 | 婦人服・紳士服・雑貨等の企画・製造及び卸・小売 |
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事業所 | 大阪本社:大阪府大阪市中央区北浜3-5-29 日本生命淀屋橋ビル4F 東京本社:東京都渋谷区神宮前6丁目12-22 秋田ビル4F |
設立 | 2016年4月(ホールディングス化に伴う分社化) |
代表者 | 代表取締役社長 松尾 勇 |
従業員数 | 2,222名 ※グループ合計2,842名(2016年2月現在) |
資本金 | 1億円 |