Fashion★シゴトNEWS
2008.10.03
株式会社ユニクロ 育児休暇利用者が3倍に!?その真相とは?
何でもユニクロで育児休暇を取得する社員が増加しているんですって!?
噂を聞きつけた編集部では、早速ユニクロの人事部へ取材に。お伺いしたのはファーストリテイリング人事部の金子佐枝子さん。
早速ですが金子さん、その噂の真相は?
金子さん:はい。確かにこの1年間で、育児休暇取得者が約3倍近くに増え、出産や育児などのライフイベントを超えて活躍する女性が増えてきています。昨年、産前産後休暇や育児時短勤務が法定期間より長く利用できるワーキングマザー支援制度がスタートしました。制度の充実を積極的にPRした結果、社内認知が高まったのではないでしょうか。
1年で3倍に!それはすごいですね。でも出産や育児を支援する制度を持つ会社は多くあります。しかし実際には利用者が少なく名ばかり制度…なんて話もよく耳にしますが。
金子さん:本当の意味で社員に利用価値の高い制度でなければ会社の自己満足にすぎません。ですので、これらの制度は、一旦、ニーズのある社員に試してもらい、利用者の声を吸収した上で導入するようにしています。この9月からは、半年間のトライアルを経てベビーシッターの割引サービスもスタートしたんですよ。
なるほど。社員の立場に立った制度であることは間違いなさそうですね!他にも、既婚の女性店長に対する勤務先の配慮や、勤務地域を絞った地域限定正社員制度…といった様々な取り組みで働く女性を応援していますよね。なんて社員に優しい会社なの!と思わず感激してしまいます。でもそこまでするのはどうして?
金子さん:その根底にあるのはワークライフバランスの実現です。結婚や出産を経ても働き続けたいという女性が増えるなかで、仕事と家庭、自分の生活、その全てを大切にできる職場環境を整えたいと思っています。そこから得られる安心感と充実感が、会社の成長にも繋がっていくのではないでしょうか。
女性にとって結婚や出産、育児といったライフイベントは仕事に深く関係してきますものね。
金子さん:そうですね。今回は特に女性について紹介しましたが、ユニクロでは全社員のダイバーシティに取り組んでいるんですよ。例えば東京本部では火曜から金曜までのノー残業デーがスタートしていますし、現在行っている外国人社員の積極的な採用や、グローバル店長として海外のショップを運営するチャンスの提供も行っています。性別や国籍、年齢、学歴といったさまざまな違いを受け入れ、多様な価値観や働き方を認めることで個人のキャリアプランの幅を広げ、安心して長く働くことができるユニクロを目指しています。
働きやすい環境を整えることで優秀な人材が働き続けられることを促進し、会社の成長につなげる。目先のことにとらわれず、長いスパンで物事を見つめるその姿勢を見て、ユニクロの快進撃に深く納得しました!
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