『売れる場』という価値を作る企業　メディアフラッグ

先日、興味深いリリースを見つけた。

『音楽なしより週販売高金額が133％アップ！～アパレルショップにて“特定の売場で音楽を流す実験”を実施～』

ターゲット商品の近くに指向性スピーカーを設置したところ、商品の前を通ったお客さまが足を止め、商品に目を向ける機会が増え購入意識付けの効果を生んだ、という内容だ。

この調査を行ったのは株式会社メディアフラッグ。
徹底的に「顧客」と「売り場」に向き合うことで新たな価値を生み出すという事業コンセプトで、販売戦略の立案や人材育成などを含めたショップ運営・管理業務を行っている企業である。

「100年に一度の売れない時代」と呼ばれる昨今、これまで以上に綿密な調査や消費者・競合分析、スタッフ育成などの強化が重要となっている。これまでにも多くの企業から店舗運営の依頼が寄せられ、2010年の売上は前年比111％の18億6140万円にものぼる。

そんな同社が2009年より参入を始めたのがアパレル業界。
現在、スポーツブランドadidasが全国に約500店舗展開するショップ運営支援を行っている。SVとして、VMDとして、時には店頭にも立ち、店長と協議を繰り返しながら、お客さまの求めているものや販売戦略の妥当性などを見極め、改善を繰り返していく。

何より嬉しいのは、自分の取り組みによって店舗の業績が上がったときだというVMD担当スタッフ。
綿密な分析と細かな工夫を繰り返しながら『売れる場づくり』を育てていく。