Fashion★シゴトNEWS
2013.12.19
2013年11月の業界全体の動きと、2013年の振り返りと2014年の展望(CREDENCE JOURNAL vol.8)
“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。今回は2013年11月の業界全体の動きと、「2013年の振り返りと2014年の展望」をレポートします。
2013年11月の動き
早くも年末モード?
11月は求人数(弊社へお寄せいただいた求人の数)は多かったものの、求職者の動きは落ち着いた1ヶ月となりました。
求人は昨年11月にも集中してお寄せいただいたため、昨年対比では減少していますが、今年度では最大数。特にレディースデザイナーと販売スタッフ・店長を求める声が高まっていました。
一方、求職者の動きは想定していたよりも早く落ち着き始めており、11月まで増加し続けた昨年と比べると、全職種で大きく落ち込みました。職種別ではデザイナー・MD・販売などで特にその傾向が顕著です。
もちろん年末は求職者の動きが鈍るものですが、今年はすでに、その“年末モード”に入っている方が多いようです。年明け、セールが落ち着いてきたころから求職活動が活発化する見込みですが、そうするとライバルも多くなってしまいますし、企業の採用担当者も忙しくなります。転職を考えている方は活発化する前のタイミングでスタートすると、落ち着いた転職活動ができておすすめです。
2013年の振り返りと2014年の展望
アベノミクスに沸いた2013年・消費税増税の2014年
今回は年末ならでは、今年一年のファッション業界での転職マーケットを振り返り、さらに来年の展望もお伝えします。
グラフは2013年の求人数と求職者数を、職種別に2012年と比較したものです。これを見ると求職者数が大きく伸びているのが判ります。
今年はアベノミクスによる株高・円安などの明るい話題があり、より良い条件や挑戦を求めて、新たな環境を探し始める方が増えた一年と言えます。
その一方で求人数は多くの職種で昨年を下回り、全体でも100%に届きませんでした。他業界はおおむね活況で、有効求人倍率も上昇傾向にありましたが、クリーデンスの調査によるファッション業界の求人は、あまり盛り上がらない一年となってしまいました。
その中で、パタンナー求人の増加は一部のモノづくり回帰の動きとも読み取れますし、店舗スタッフ求人の増加は販売職採用の厳しさのあらわれであるともいえます。
さて、2014年の一大イベントは、何といっても消費税の増税。
個人消費が悪化するとの見通しを立てている企業が多いため、上半期の求人数は落ち着きを見せると思われます。
ただ、いつの時代にもマーケットの中に元気なファッション企業は存在しています。
2014年が皆様にとって明るいニュースでいっぱいの一年になりますよう、クリーデンス一同、ご支援していきたく思いますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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