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2014.01.23

2013年12月の業界全体の動きと、求職者における離職者の割合(CREDENCE JOURNAL vol.9)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。今回は2013年12月の業界全体の動きと、転職動向から景況感を読み取る一つの指標となりそうな「求職者における離職者の割合」をレポートします。


2013年12月の動き

求人、求職者ともに落ち着いた1ヶ月

12月は過去データに基づく事前の予測通り、新規求人数(弊社へ寄せられた求人の数)、求職者数(弊社転職支援サービスへの登録者数)ともに落ち着いた1ヶ月となりました。

求人数を職種別に見ると、昨年より増加したのは店長・販売など店舗系の職種とMDのみで、それ以外の職種ではすべて減少しました。また求職者数については、パタンナーを除くすべての職種で昨年を上回りましたが、総数では2013年中、最も少ない月となっています。

例年、求職者の動きは1月中旬から活発になるのですが、今年も1月14日前後からの登録増が加速しています。春に向けての採用をスタートさせた企業も多く、ライバルも多いですが求人も多い、転職活動をスタートさせるのは良い時期だといえます。


景気が良くなると離職者が増える?!新規登録に見る離職率の推移

転職活動、働きながら?or辞めてから?

いよいよ始まった2014年。先行きへの不安は拭えないとはいえ、世の中のムードは、全体的に「好景気ムード」が継続しています。

景況感と転職動向にはどのような関連があるのでしょうか。
景気が良くなると「働きながらでも転職活動をする方が増える」、あるいはその逆に「今後の期待感から、まず離職してから活動する方が増える」など諸説ありますが、今回はクリーデンスの登録情報から、ファッション業界での傾向をお伝えします。

グラフはクリーデンス転職支援サービスへの登録者のうち、離職している方の割合で、直近のデータとして2011~2013年、またリーマンショック後の景気後退が激しかった2009年の数値について集計しています。

2009年は会社の縮小・倒産など会社都合によるケースが多いのか、離職者の割合が非常に高くなっていました。
その後、2011年には離職率が半分程度に下がっているものの、2012年8月に急増し、ほぼ同じ割合を保ったまま2013年を終えています。こちらは2009年とは異なり、好景気ムードを受けての安心感に基づくものと思われます。
つまり理由は違えど、景気の変わり目には転職希望者の離職率が上がる傾向にある、という結果になりました。

2014年1月は、今のところ離職者の割合が29%と、最近の中ではやや低めの数字となっています。継続する好景気ムード、4月に迫った消費税引き上げなどの判断材料はありますが、まだまだ様子を見ている方が多いのかもしれません。

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