Fashion★シゴトNEWS

2014.10.23

2014年9月の業界全体の動きと、職種別の転職回数(CREDENCE JOURNAL vol.18)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2014年9月の業界全体の動き、そして職種別の転職回数についてお伝えします。


2014年9月の動き

9月は求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)数が復調し、その一方で新規求人(弊社へお寄せいただいた求人)数はやや落ち込みました。

求職者を職種別に見ると、先に述べたように総数としては増加しているものの、営業、店長・販売、デザイナーの3職種の求職者が、昨年対比で減少しています。ただしデザイナーに関しては、アパレルメーカー出身者の動きだけが鈍っており、OEM/ODM企業や商社出身のデザイナーの転職意向は決して低くないようです。

また新規求人については、高い水準で推移していた販売職の求人が久しぶりに落ち着きました。これは秋の出店に合わせた求人が、一時的に落ち着いたことが原因だと思われます。


アパレル・ファッション業界における「転職回数」調査

人材が流動しやすく、転職率が高いと言われているアパレル・ファッション業界。 今回はそんなアパレル・ファッション業界における転職回数の実態を、クリーデンスの登録者からリサーチ、レポートします。

グラフは転職サービス「DODA」の登録者(2014年3~9月)と、クリーデンスの登録者(2014年1~9月)の、転職回数をまとめたものです。
その結果、意外にも(?)両者の転職回数に大きな違いはありませんでした。

ただしクリーデンスの登録者を職種別に見ていくと、違いが顕著になってきます。
アパレル・ファッション業界の中で転職回数が多かったのが「生産管理」と「プレス」、そして「パタンナー」でした。また、生産管理やプレスは転職回数を問わずに転職経験者が多く、パタンナーは二極化傾向、つまり0回の方も多い一方で、5回以上の方が全職種の中で最も多いという結果が出ています。

職種や業種にもよりますが、採用の際、転職回数をひとつの条件とする企業は少なくありません。
ぜひ、ご自身のキャリアを築いていく上での参考にしてみてください。

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