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2014.11.25

2014年10月の業界全体の動きと、アパレル・ファッション業界における「年収UP」事情(CREDENCE JOURNAL vol.19)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2014年10月の業界全体の動き、そしてアパレル・ファッション業界における「年収UP」事情についてお伝えします。


2014年10月の動き

10月、求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)の動きは先月と比較してやや活発、また新規求人(弊社へお寄せいただいた求人)数は非常に多く発生する月となりました。

求職者を昨年同月と比較すると、昨年は非常に多く、それに対して今年は大きく落ち込んでいるように見えますが、昨年はクリーデンスで特別なプロモーションを行っており、その影響を受けた例外的な数値と言えます。職種別では全体ほどの差が出ていないものもあり、プレス/販促は昨年と同水準の登録がありました。

新規求人についても昨年同月と比較すると、パタンナーとMD以外は伸びていました。中でも特徴的なのが販売職で、こちらは地方の求人が多く発生しています。

11月についてですが、新規求人は引き続き活況の見込みがある一方で、求職者は年末モードに差しかかり、これから大きく落ち込む時期となりそうです。


アパレル・ファッション業界における「年収UP」事情

今回は転職希望者、採用企業の双方からご相談をいただくことが多い、転職時の年収について、クリーデンスの登録者からリサーチ、レポートします。

2014年5~10月に、クリーデンスを利用して転職成功された方のうち、年収が現職または前職よりもアップした方は約半数でした。残りの半数は維持または年収ダウンということになりますが、ここで更に“転職時の年齢”という要素を加えると、より分かりやすい傾向が見られます。

グラフの通り、20代の転職では過半数が年収アップしていますが、40代以降ではその割合は半分に落ち込み、4分の1ほどという結果に。さらに年収がアップした方のみに目を向け、年代ごとの平均年収アップ率を見ると、12.6%アップした20代に対して、40代以降では僅か3.5%アップにとどまっています。

もっとも、年齢の高い方はそれまでの年収も高いこと、また現職・前職時の年収は残業代やインセンティブを含めて申告するケースがほとんどで、それに対して転職活動中に企業が提示する“年収”には、それらが含まれない場合が多いです。書類で示された数字だけで判断できない部分もあることを認識の上、参考にしてみてください。

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