Fashion★シゴトNEWS
2015.08.27
2015年7月の業界全体の動きと、アパレル・ファッション業界のお休み事情(CREDENCE JOURNAL vol.28)
“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2015年7月の業界全体の動き、そして週休3日制を導入する企業もあらわれた、アパレル・ファッション業界のお休み事情についてお伝えします。
2015年7月の動き
例年であれば個人の転職意欲・法人の採用意欲ともに落ち込む7月ですが、今年は異なり、ともに前月を上回る数値となりました。特に新規求人(クリーデンスへお寄せいただいた求人)は今年一番の数値となり、転職マーケットは盛り上がりを見せています。
職種別では販売、MD、営業の求人が多く発生しました。
販売職の求人は毎年8月に増加する傾向がありますが、それが7月に前倒されている印象で、これは近年の採用難を踏まえて、早めに動いた企業が多いためだと思われます。
一方、求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)の数に新規求人ほどの変化はありませんが、1年の中でもっとも落ち着く7月に、昨年対比・昨月対比とも増加しています。特にレディースデザイナーの登録が伸びていました。
8月もすでに終盤ですが、今年はお盆期間中にも求職者の動きがやや活発でした。
例年よりもより早めに活動し始めている方が多いということが想定されます。
求人が増加するこのタイミングを逃さないためにも、転職をご検討の方はぜひお早めの活動をご検討ください。
気になる!アパレル・ファッション業界のお休み事情
先週、ファーストリテイリング社が週休3日制の導入を発表して話題となりました。 そこで今回は、アパレル・ファッション業界の年間休日事情をレポートします。
今年クリーデンスへお寄せいただいた新規求人から年間休日数を算出すると、平均は115.2日でした。 2013年8月の調査では平均115.0日でしたので、この2年間でほぼ変わっていません。
もちろん労働環境の改善に着手する企業は増えていますが、まずは雇用形態や年収などの見直しから始めるケースが多いようです。
各社で採用が難航している店長・販売など店舗系職種の平均年間休日数は、全職種の中で最も少ない111.8日でした。
店頭をシフトで回す運用上、休日数の増加や週休2日の確約は難しい…という声も少なくありませんが、休日数は転職者が仕事を選ぶ際に重視する点の一つです。ワークライフバランスが当たり前の考えとして浸透しつつある昨今、社員のニーズに合わせて柔軟に働ける仕組みが、企業にはさらに求められるようになるでしょう。
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