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2016.07.21

2016年6月の業界全体の動きと、2016年上半期の転職動向(CREDENCE JOURNAL vol.39)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2016年6月の業界全体の動きと、2016年上半期の転職動向についてお伝えします。


2016年6月の動き

月末からセールが始まる店舗もあり、転職活動においては毎年動きが鈍り始める6月。
今年も例外ではなく、求職者(クリーデンス転職支援サービスへの登録者)は前月比で91%と減少しました。
セールの影響を最も受ける店長・販売職でこの傾向が大きく、前月比では89%、また就業人口の多い職種でもあるため、全体の減少傾向をけん引する形になっています。

一方の求人(クリーデンスへお寄せいただいた求人)は前月比109%、前年比105%でした。
職種別では、総数は少ないもののパタンナーが前月比158%、プレス・販促が237%と大きく伸ばしたほか、店長・販売職も120%でした。店舗系職種については、新店舗オープンや規模拡大にともなう募集が多く、各企業の積極的な様子がうかがえます。

この傾向は7月以降、9月ごろまは落ち着きを見せると予想されます。
転職マーケットが活性化すると採用担当者も多忙になり、また人気求人は競争が激しくなりますので、転職をお考えの方は今のタイミングがねらい目かもしれません。


2016年上半期を振り返る

2016年も後半戦に突入した7月。
そこで今回は、2016年上半期のアパレル・ファッション業界での転職マーケットを振り返ります。

求人、求職者ともに伸長

グラフは2016年上半期の新規求人および求職者の数を、前年同期間と比較したものです。 これによると求人は前年比102%、求職者は130%とともに増加していることが分かります。

同様のデータの2015年-2014年比較では、求人数が前年を割っていましたので、この半年でマーケットが活性化したと言えるでしょう。売り手・買い手双方の活性化によって、より優秀な人材を獲得できる可能性が高まってきています。

求職者の転職意向とは

総合転職サービス「DODA」では、求職者の転職理由を調査しています。

みんなが転職する理由は?転職理由ランキング<2015年10月~2016年3月>(DODAのサイトにリンクします)

アパレル・ファッション業界に関連する項目では、下記のような傾向が見られました。

●小売では「雇用形態を変えたい」の割合が増加
●メーカーでは「会社の将来性が不安」の割合が増加
●女性はスキルアップを目指し、ワークライフバランスを重視する傾向が強い

憧れからスタートすることが多いアパレル・ファッション業界でのキャリアですが、長く働く中で、やはり現実的な理由から転職を決意する方が少なくありません。その一方で、環境・条件の改善を求めて異業種に転職した方から「やっぱり興味のない仕事はできない」「アパレルに戻りたい」とご相談の連絡をいただくこともあります。

転職を検討する際には、単に今の不満だけでなく、次に何をしたいか、どうなりたいかを併せて考えた上で進めることをおすすめします。一部ではありますが環境・条件改善に前向きな企業も増えてきていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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