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2016.12.15

2016年11月の業界全体の動きと、2016年の総括(CREDENCE JOURNAL vol.44)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2016年11月の業界全体の動きと、2016年の総括をお届けいたします。


2016年11月の動き

11月は新規求人(クリーデンスへお寄せいただいた求人)が前月比122%と増加、求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)も前月比103%と僅かですが増加しました。
求人を職種別に見ると、店長・販売職と生産管理職が増加しており、背景としては販売職の大規模増員など、人手不足を解消するための求人が目立っています。

一方の求職者では、年末に向けた減少が始まると考えられた11月下旬に若干復調しており、言わば“駆け込み登録”のような動きが見られました。
年明けから転職活動を本格化すべく、忙しい年末・年始が始まる前にできる準備は済ませておこうという方が増えているようです。

例年、転職活動の本格化は成人の日を含む三連休が明けてからとなりますが、一歩先んじた動きが成功の第一歩となるかもしれません。


2016年を振り返る

今回は年末ならでは。2016年のアパレル・ファッション業界での転職マーケットを振り返ります。

“転職”マーケットは全体的に活発

グラフは2016年1月から11月までの、求職者(転職支援サービスへの登録者)と新規求人(お寄せいただいた求人)の数を、2015年の同期間と比較したものです。これによるとほぼすべての職種で求職者・新規求人とも増加しており、転職マーケットは活発な一年でした。

ただしその背景には、企業が業績予想を下方修正したことや、ブランド閉鎖、早期退職者の募集など、決して明るくないニュースがあり、アパレル・ファッション業界としては、引き続き苦しい状況が続いています。

これらの状況を打破するために、企業・ブランドを再び盛り上げてくれる新たな人材が欲しい!という声が今年の求人増の実体であり、例えばリブランディングのためのMD募集などが活発でした。

同時に働き方の見直しに着手する企業も多く、各社の人事担当の方からは「生産性向上」「離職率・定着率」というキーワードが頻繁に聞かれました。

2017年はどうなる?

フードの取り扱いやカフェも併設したライフスタイルショップへの転換、またVR等の新しいテクノロジーを導入した接客方法などが注目された2016年。来年以降も、消費者との接点である“店舗”を大切にする考え方に変化はないでしょう。
と同時に、更なるオムニチャネル化の推進や、また近年注目されているウェブ接客の導入など、「おもてなし」のスキルを求める声が店舗以外でも高まるものと考えられます。

今年も一年ありがとうございました。
アパレル・ファッション業界が「はたらく場」としてもより魅力的な業界となるよう、クリーデンスとしてもご支援、活動する所存です。2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

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