販売の仕事とキャリアを考える アバハウスインターナショナル 販売人材開発マネージャーインタビュー

「LE TRIO ABAHOUSE（ルトリオ アバハウス）」「ABAHOUSE（アバハウス）」「Rouge vif la cle（ルージュ・ヴィフ ラクレ）」「DESIGNWORKS（デザインワークス）」「everyday by collex（エブリディ バイ コレックス）」など、メンズ・レディースウェア、シューズ、雑貨まで幅広いブランド・アイテムを展開する株式会社アバハウスインターナショナル。
今回は販売人材開発 マネージャーの小田さんに、販売の仕事やキャリア、働く環境などについてお伺いしました。

アバハウスならではの、販売職に対する考え方や姿勢について教えてください。

スタッフは十人十色でそれぞれに個性があるので、ガチガチにマニュアルで固めたり、誰かが引いたレールをたどったり、決まった階段を上ったりするのではなく、一人ひとり特化した魅力を成長させていけるような組織でありたいと考えています。

小田さんも販売出身とのことですが、販売から本社への異動は多いのですか？

何の仕事をするにしてもお客さまとお店を知っていた方が良い仕事ができるので、販売からその先のキャリアを目指すのは自然なことだと考えていて、企画やパタンナーなど技術職以外は販売出身のスタッフが多いですね。
スタッフの希望や特性によっては今までになかったポジションが生まれることもありますし、やりたいことや夢がある方にとって頑張りがいのある環境です。

ただ、店舗は本社へのステップの場でははありません。
基本的な私たちの考えは、「店長が一番すごい」なんです。
お客さまに信頼され、自らリーダーシップを持ってスタッフをまとめ、目標に向かってチームを引っ張っていく存在ってかっこいいじゃないですか。
幸い当社はメンズ、レディース、靴、雑貨まで、幅広いブランドとアイテムが揃っているので、色んなブランドを経験できます。僕も複数ブランドの店長やマネージャーを経て今に至りますが、そこでの経験はすべて今に活きています。なので、どんなキャリアや夢を描いている人でもまずは店長を目指して欲しいですね。

アバハウスには女性社員もたくさん在籍していますが、女性の働き方に関してはどのような環境でしょうか？

産休・育休制度は取得率90%以上で、多くの女性社員が子育てしながら働いています。
時短社員の働き方については何度か見直しを重ね、現在は3歳以上のお子さんがいる社員は1か月に5日以上のフルタイム勤務を設け、一般社員より3日多い月12日の公休が取得できる仕組みとなっています。フルタイム勤務日を作って休みを増やすことで、仕事の時には仕事100％の気持ちで自信を持って働き、そのぶん休みの日には家庭を大切にできる。生活にメリハリが生まれることで時短社員のパフォーマンス向上にもつながっています。

販売職のみなさんの成長をサポートするような研修・教育制度についてお聞かせください。

入社半年、1年目、2年目、3年目に集合研修を行っています。特に3年目は他社との合同研修を行っているのですが、仕事にも一定慣れてこの先のことを考えるタイミングなので「視野が広がった」「刺激を受けた」という声が多いですね。その後は、サブ、マネジメント、メイク、VMD、販売計画など、自分に足りないものや伸ばしたいことを考えて自主的に受けるピンポイントな研修を随時開催しています。

僕らの時代はどちらかというと、自分のやり方で成長する！先輩の背中を見て育つ！といった空気でしたが（笑）、今は成長のためのさまざまなツールがありますので、研修をうまく活用してご自身の成長に繋げていただきたいですね。

最後に、求める人物像についてお聞かせください。

当社には、「向上心を持って常にチャレンジすること」「人に興味を持つこと」「常にファッションを楽しむこと」という、社員に求める3ヶ条があり、採用においてもこの3つは大切にしています。
加えて言えばお人柄でしょうか。販売の仕事は、お客さまや一緒に働く仲間など、“人”とのつながりがとても大切です。ですので「この人は自分の思いを真摯に相手に伝えようとしているな」「この人はこの空間を楽しもうとしているな」といったことが伝わるような方と一緒に働きたいですね。

アバハウスの、お店に立つ販売職のスタッフをリスペクトする思い伝わってくるお話でした。小田さん、ありがとうございました。