Fashion★シゴトNEWS
2017.02.13
株式会社コーエン「coen」キッズデザイナー 今野麻貴子さんインタビュー(Fashion People+ Women vol.06)
ファッション業界で活躍する様々な女性に焦点を当てた連載企画“Fashion People+Women”。第6回目は、子育てとの両立第2弾!産休・育休期間を経て時短勤務をされている株式会社コーエン(coen)のキッズデザイナーとして活躍する今野麻貴子さんに、これまでのキャリアと、仕事と子育ての両立についてお話を伺いました。
まずは今野さんがデザイナーになったきっかけと、これまでのお仕事について教えてください。
服飾専門学校を卒業後、OEMメーカー数社で生産管理を5年経験しました。
その後、数社でデザイナーとしての経験を積み、知人の紹介でcoenにウィメンズのデザイナーとして入社しました。産休・育休を経て現在はキッズデザイナーを担当、企画の仕事は現在8年目となります。
生産管理からデザイナーへキャリアチェンジされたんですね!職種が変わったのは大きなターニングポイントだったんじゃないでしょうか?
はい。OEMメーカーはやはりとても忙しくて、生産管理のときは帰りが23時、24時になることもざらでした。もともとは企画職を希望していたのですが、デザインって絵を描くだけじゃないのでそんなに簡単じゃないなと。そこで生産現場の知識や背景を身に付け、武器をつけてからチャレンジしようと思っていました。
なるほど。最初の経験が現在にも活かされているんですね。現在お子さんがいらっしゃると伺いましたが、ライフイベントとの両立についてはいかがでしょうか?
もともとウィメンズ担当だったところ、職場復帰したときにタイミングも合いキッズ専任のデザイナーとして新たなキャリアをスタートしました。
キッズ未経験だったので大丈夫かなと思ったんですが、ウィメンズを担当していたときと全然やりがいや感覚が違うんです!親が着せて喜ぶというのがポイントなので、子供ができてからは、こんな素材だと汚れにくいなとか、主婦経験が活かせていて、お店のスタッフからのフィードバックもすごく楽しいです。
なるほど。それは確かに実生活と仕事を重ねられていますね!お仕事も充実されているとのことですが、時短勤務でご家庭と両立するポイントは何ですか?
仕事と家庭とそれぞれ時間が限られているので、自分の中で時間割を作って、できるだけその通りに動くようにしています。
悩んでる暇はないので(笑)、帰ってすぐご飯作って20時半くらいに寝ちゃうことが多いですね。寝るってすごく大事で、私自身は遅くまで仕事していたときよりも効率的に動けるので、今の生活の方が良いですね!
今は子育てとの両立が最優先かと思いますが、今後の目標は何ですか?
キッズマーケットの拡大をしたいです!お客様からの問い合わせも徐々に増えてきて手ごたえはあるので、今後は女の子の洋服も含めてキッズの全体に占めるシェアが増えていくといいな、と思っています。
それは今後が楽しみですね!最後に、ともにファッション業界で働く女性にメッセージをいただけますか?
私も20代のころはたくさん悩みましたが、いろいろあっても結局は自分の好きなことに戻るだろうという思いがずっとあったので、辛くても絶対に続けようとここまできました。あと、中途半端に終わるのが嫌だったのも続けてきた理由のひとつです。
離れてみて仕事の良さが分かることもあると思いますが、私の場合はやっぱりものづくりが好きという思いが強くて、最終的にはその気持ちだけなのかなと思います。
今悩みを抱えている、仕事がつらい、しんどい…という方もいらっしゃると思います。ついあれこれ考えすぎてしまうときは、最終的に自分に何が残るのか?どこに立ち戻るのか?ということをシンプルに考えてみてください。せっかく好きなことを仕事にできているんですから、長く続けられる道を見つけられるとよいですね!
今野さん、ありがとうございました。とても優しくて穏やかな雰囲気ですが、お仕事の話になると生き生きと楽しそうにお話をいただいたのが大変印象的でした。今後も沢山のお子さんたちに向けて素敵な服作りを頑張ってください!
Fashion People+Womenでは、2017年もファッション業界で活躍する様々な女性たちにインタビューしていきます。次回も是非お楽しみに。
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