Fashion★シゴトNEWS
2017.08.03
満足度98%以上!“SNSでいいね!される写真の撮り方教えます”イベントレポート(Fasion People+LIVE vol.08)
ブランドや商品をプロモーションする上で今やなくてはならないツールとなっているSNS。
今回のイベントではVA(Visual Advisor)の木村麗さんを講師にお迎えし、特にSNSで「いいね!」される写真の撮影術について、基礎から応用まで、ワークショップを絡めながらお話いただきました。
ここではその内容を少しだけですが、ご紹介いたします。
ブログとSNSは狙う層が違う。1枚の写真でユーザーの心を掴むのが大事。
インターネットを使った情報発信は今や当たり前となっていますが、ブログやtwitter、Instagram、Facebookなど、それぞれのサービスには特徴があり、それに合わせた発信の仕方が大切だと木村さんは言います。
「たとえばブログとSNSは狙うユーザーが違います。ブログは既存のお客さまに向けたもの、SNSは新規のファンを作るためのものです。」
新規ユーザーは、ハッシュタグやフォロワーなどからたどり着いた画像を見てブランドや商品を知り、関心を高めていきます。そのためには、1枚の写真でどれだけ興味を持たせられるか、パッと見て「あ、なんだかいいな」と思わせることが大切なのです。
SNSでよく見かける、2大“間違ったコンテンツ”とは?
今回は特にInstagramについてのお話をいただきますが、「やってしまいがちなNGパターン」というのがあるそうです。
「いい画像を見せたいと思うあまり、プロが撮影した綺麗なカタログ写真を載せているパターン。これはNGです。Instagramのユーザーは“リアル”を求めています。スタイルが良い外国人モデルが、非日常の世界観の中でポージングしている…そうしたカタログのようなイメージは、ユーザーの日常の延長線上にあるInstagramには合わないのです。」
「もうひとつは、オシャレに加工した写真。ここでいう加工とは、たとえばコラージュやスタンプなどを指しますが、そうした頑張りすぎてしまった写真は、ちょっと安っぽく見えてしまいます。」
つまり、加工しすぎない、日常に寄り添うリアルな写真…これが最低限のポイントと言えそうです。
きれいに撮るポイント例
しかし、まだまだ悩みはつきません。1名で更新する場合は良いのですが、複数メンバーで写真をアップする場合、スタッフや店舗によって感性も主観も違うので、クオリティがバラバラになってしまいがち…そんなときはどうすればよいのでしょうか?
「店舗の写真をそのまま撮影しただけでは、間違いなくクオリティは下がってしまいます。ただ、簡単な工夫できれいに撮ることができるのです。」
その具体的なポイントは?!被写体別にいろいろお話いただきましたが、ここではその一部をご紹介します。
・必ずレンズを拭いてから撮影を!指紋やホコリがついていると一発で分かる!
・スタッフ全員が一定の明るさで撮影できるよう、スマホの画面の明るさを固定!中央よりも少し明るいくらいがベスト
・手振れすると台無し!脇を締めてホームボタンを親指で押すとぶれにくい
・商品にピントをあて、背景をボカすと一気にプロっぽく!質感・素材感も伝わりやすくなる
・1枚の写真で使う色を3色以下、商品は2~3点にすると良い構図に
・余白を必ず作る。写真上部に余白を多く取り、下部は少なめにするとバランス○
ポイントはどれもすぐに取り入れられるものばかり。実際にフォトプロップスを使った実習も行いました。
こんなときはどうすればいい?!参加者からの質問に答えます!
ご参加いただいた方々からも多くの質問をいただきました。こちらも一部ですがご紹介します。
自宅で撮影する際のコツを教えて!
- 商品の背景に置くアイテムを工夫してみて
- ワンピースなどの布、雑誌、写真集、紙袋、雑誌の写真をそのまま背景に使うと簡単でオシャレになります。いろんなものの上で撮ってみて、商品との相性を探ってみてください。アスファルトもよい雰囲気になります。一眼レフで撮っている海外のサイトで良い写真を見ると参考になるので、気になるブランドなどで調べてみるのもオススメです。
雑誌の紙面を上から撮ると反射してしまう…
- 照明や角度で調整を
- 撮影する場所や雑誌の素材などによるので一概には言えないのですが、まずはスポットライトを避けるなど、反射しないような環境のところで真上から取るのがベストです。紙の素材によってどうしても光沢が出てしまう場合は、少し斜めにしてみるとうまく撮れますよ。
スマホで撮影する際、ホームボタンではなく本体横のボタンを使うのですが、そのときのポイントは?
- 脇をしっかり締めて、ぶれないように意識を
- ホームボタンを使ったほうがぶれないのでおすすめですが、いずれにしても脇をしっかり締めるのがポイントです。また、肩甲骨をぐっと下げるとまっすぐ撮れます。連写やズームはNGです。連写でたくさん撮っても構図がダメだとどの写真も同じです。落ち着いて1枚ずつ撮影し、接写したい場合はズームではなくカメラと被写体を近づけましょう。
アイテムをアップする際、着用と物撮りを一枚におさめても良い?
- 複数アップできる機能がおすすめ
- Instagramにある、1回の投稿で複数写真をアップできる機能がおすすめです。ユーザーは写真が目に留まればちゃんとスワイプして2枚目以降も見ています。もし1枚の画像の中に複数写真をコラージュする場合は、たとえば色違いのスカートを同じ構図で4枚4カットで並べる、もしくは同じ色のアイテムを4カット並べる、など、統一感が出るよう工夫してみましょう。構図やモノが大きく異なるものを1枚に収めると伝わりづらいので気を付けてください。
スタッフが楽しんでいるかどうかは、写真にも表れる
「こういったテクニックも大切ですが、私はあくまで、スタッフが楽しめることが一番大事だと思っています。もし、『やらされている』という思いが少しでもあると、写真にも表れます。スタッフ自身が楽しむことで、さまざまな工夫を凝らし、良いアカウントに育っていく…そうしたモチベーションも含めて私は“クオリティ”であると考えています。」
と木村さん。ユーザーに楽しんでもらうためには、まず自分から、ということですね。
「いいね!」が増えないとお悩みのみなさん。まずはいろいろ実践してみて、「ちょっとおもしろいかも!」「もっと『いいね!』が欲しい!」と前向きに捉えてみるのが成功への第一歩かもしれません。
好評につき次回開催も決定!9月7日(木)19:00スタート
Fashion People +LIVEでは、ファッション業界のすべての人が元気に楽しく働けるような企画をどんどん発信してまいります。好評を受け、9月7日(木)には、“SNSでいいね!される写真の撮り方教えます”第3弾の開催が決定しました!次回はスペシャルワークショップ(スマホを使った撮影実習)を中心としたプログラムを予定しています。
主催:「Fashion People+」運営事務局 / クリーデンス
当社クリーデンスが運営している「Fashion People+」は、
“ファッションを、仕事にしよう”をコンセプトに、業界で働く楽しさや魅力、
自己実現の可能性を再認識してもらいたいという思いのもと発足したプロジェクトです。
- Webサイトに公開している
求人・企業情報はほんの一部です。
転職をご希望の方は、まずクリーデンスの
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