誰にも聞けない転職活動の悩み…（クリーデンス転職塾vol.42）

現職の業績悪化にともなうやむを得ない転職なので、前向きな転職理由がありません。売上も厳しかったのでアピールポイントにもならず、困っています。（27歳・販売職）

定性的な実績も立派なアピールポイント！

売上など定量的な実績は、客観的に評価しやすい指標ではありますが、それだけがアピールポイントではありません。<苦しい環境の中でもどのように工夫し行動したか、顧客から評価されたか、といったエピソードをできるだけ具体的にまとめると良いでしょう。
Why（何のために）とHow（どんなことをしたか）を意識してまとめると、定性的な実績としてより説得力が増すのでオススメです。

転職理由が「年収アップ」ではダメでしょうか？子どもが生まれるので稼ぎを増やしたいのです。（32歳・MD）

市場価値をどれだけ上げられるかがポイント！

年収を上げたいという思いは自然なことですが、単に「年収の高い企業に行きたい」という思いだけでは難しいのが実情です。
年収アップとは、市場価値を上げるということ。まずは現時点でのご自身の市場価値を正しく理解し、そのうえで今後どのようにその価値を上げていくかを考え、整理してみましょう。
評価システムやキャリアパスが明確な企業を選ぶことも大事なポイントです。
キャリアアドバイザーに相談するなど、情報収集もしっかり行いましょう。

転職サイトで求人を見ていると、どの求人にも一長一短があり、何を基準に応募の判断をすれば良いのか分かりません。（30歳・生産管理）

転職によって何を実現したいのか？言語化できるまでしっかり考えて！

「こうした理由でこれを実現するために転職したい」と言語化できますか？
もしできないようであれば、キャリアの棚卸が不足している証拠。
まずは何を実現したいか、そのためにゆずれないこと、妥協できることなどを洗い出し、整理してみましょう。
そうすれば、
「この仕事にチャレンジできるなら一時的に年収が下がっても良いかも」
「勤務地はちょっと遠くなるけどこのブランドで働きたい」
といった具体的な判断基準が見えてきます。
この棚卸が正しく行うことが転職成功への第一歩。
誰かと話をすることで見えてくることもたくさんありますので、信頼できる家族や友人と話してみるのもオススメです。もちろん、キャリアアドバイザーへのご相談も大歓迎です！