Fashion★シゴトNEWS
2017.12.18
現職に不満はないけどこのままだと少し不安も…(3分で解決!ありがちトラブル相談室 vol.26)
こんにちは。
お酒大好きクリーデンスキャリアアドバイザーの丸山です。
今回が本年最後の「ありがちトラブル相談室」となります。
本当に1年が経つのは早いものですね。
この間、新年会のお酒を飲んだと思ったら、もう忘年会のお酒ですよ。
歳を重ねるごとに月日が経つのが早く感じますね。
一説によると、それは自分が生きた年数と1年を比べるからだそうです。
20歳の人の1年は人生の1/20だけど、私の1年は人生の1/50以下。
そりゃ~、短く感じるわけだ。
来年はのんびり、ゆったり、まったり、ほっこりとお酒を飲みたいものです。
さてさて今回のご相談は、ずばり転職の相談です。
- 新卒で今のアパレルメーカーに入社して5年になるパタンナー女子です。
パタンナーとしてのスキルを上げたくて転職を考えているのですが、
今の会社がイヤなわけでもありません。
ちょっと残業は多いけど、人間関係も悪くないし、
お給料もそこそこもらっていると思います。
でもこのまま、今の会社にいてもスキルが伸びないように思えるし…。
転職をすべきか迷っています。
そんな曖昧な状態で転職をしても良いのでしょうか。
よきアドバイスをお願いします。
よきアドバイスですか。頑張りますね。
結論、貴方は転職活動をするべきでしょうね。
あっ、勘違いしないでくださいね。
私が言ったのは転職活動であって、転職ではありません。
当たり前ですが、活動したからと言って転職しなければいけないわけではありません。
転職ではなく転職活動をお勧めする理由は以下になります。
一つ目は、転職活動をするには、履歴書や職務経歴書をつくることになります。
面接に進めば、転職理由や志望理由を考えなければなりません。
そのためには自身のキャリア、スキルを見つめ直すという時間が生まれます。
今まで、どのような経験をしてどのくらいのスキルを身につけ、
何が足りないか、なにをやりがいとして仕事をしてきたかなど、
自身のキャリアを棚卸(たなおろし)することになります。これが大事です。
棚卸をすることによって、自分が今後どのようなキャリアを積んでいくべきか、
どういう仕事がしたいのかがより見えやすくなります。
そうなれば、キャリアの目標ができます。
目標ができれば、そのために何をしなければいけないかも見えてきます。
二つ目は、応募した企業と現職企業を比べることができます。
活動なしに現職企業に残るか転職をするか迷ったとしても、
具体的な比較企業がないため、なかなかピンとこないのではないでしょうか。
実際に応募まですると、より具体的な部分、
たとえば企業の成長性、処遇、環境、業務内容など
さまざまな点を現職企業と比較検討することができます。
そうすると転職すべきか現職に残るか、はっきりとするはず。
比較して、現職企業に残る判断をすることも良いでしょう。
転職活動をした上で現職に残った場合と活動をしないで残った場合では、
同じ現職を続けるにしても、大きな違いがあります。
それは仕事に対するモチベーションです。
転職活動をして残った場合は、他社と比較して現職の方が良いと思ったわけですから、
現職企業での仕事に納得感が得られます。
活動をしないで続けるとそれがないため、延々と迷いながら仕事をすることになります。
三つ目は、より多くの企業と接点が持てれば、
より自身にマッチした企業と出会える可能性が高まります。
もうこれは確率論の話になりますので、多く語る必要はありませんが、
その他にも多くの企業を見ることのメリットとして、
多くの情報を得ることで、今の自分の位置を客観的に捉えることができます。
たとえば、他社企業では自分の年齢、経験であればどのくらいのスキルを要求されるのか、
どのくらいの年収であるのかといったことです。
どうですか?転職活動をするメリットが分かりましたか?
最後に、今のあなたにおくる一番のアドバイスは「まずは動いてみましょう」ということかな。
多分、あなたは転職すべきか迷いながらも、日々の仕事に追われ
何もしないで悶々とされているのではないでしょうか。
何もしないで悶々としていることが精神衛生上、一番よくありません。
ネットで求人を探してみる、職務経歴書を作ってみる、人材紹介会社に登録してみるなど、
何でも良いのでまずは動いてみてください。
動いてみると、気持ちがちょっと晴れることに気が付くと思います。
今回の「ありがちトラブル相談室」はこれにておしまいです。
いかがでしたでしょうか。
今年は皆さんにとってどんな年でしたか?
良かった人もイマイチだった人も、来年は良い年になるといいですね。
わたしもヤケ酒ではなく、祝い酒をたくさん飲みたいものです。
まぁ、私の場合お酒を飲むのに理由はいりませんがね。
そこに日本酒があるから飲む。なんてね。
それでは、今年1年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
筆者紹介
キャリアアドバイザー
丸山
米国CCE公認 GCDFキャリアカウンセラー。
1963生まれ。大学、ファッション系専門学校卒業後、1988年に株式会社ニコルへ入社。レディース、メンズのMDを経験した後、企画室マネージャーとして新規ブランドの開発やライセンスの管理に携わりました。その後2004年にクリーデンスへ入社し、以来、キャリアアドバイザーとして企画系専門職を中心にこれまで500名以上の転職をサポートしています。
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