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2018.04.16

現職が忙しいから第一希望の企業のみ応募したい…(3分で解決!ありがちトラブル相談室 vol.34)

こんにちは。
お酒大好きクリーデンスキャリアアドバイザーの丸山です。

スーツ姿がぎこちない新入社員を見かけて、思わず微笑ましくなる今日この頃、
歓迎会等でお酒を呑む機会も多いのではないでしょうか。
新入社員の皆さん、お酒は呑むものであって、お酒に呑まれないでくださいね。
さて、二日酔い、悪酔いでたびたび悪者になる日本酒ですが、決してそんなことはないですよ。
悪酔いしたのは、あなたの呑み方の問題で、日本酒のせいではありません。
適度に呑めばこれほど健康に良い飲み物は無いと思っています。
「適度に呑めば」。
今、この文章を書きながら自問してしまいました。
私は適度に日本酒を呑んでいるのか?すみません、過度に呑んでいます。

さてさて、お酒の話はこのくらいにして、相談に参りましょう。
今回のご相談は、転職時の応募企業数についてです。

転生活動中のパタンナーです。
現在募集中の求人案件で興味のある企業がいくつかあるのですが、
仕事が忙しいので、第一志望の企業のみ応募しようと思っています。
1社のみの応募に少し不安もあります。
やはり複数社に応募した方がよいのでしょうか。

今回の質問に正解はありません。
その方の状況によって全く異なりますね。
今回の貴方の場合であれば、忙しくても何とか頑張って、
一度に複数社に応募することをお勧めいたします。

一番の理由は、第一希望の企業で内定をいただければ良いのですが、
もしお見送りになってしまった場合に、第二希望以下の企業が
募集を終了しているリスクがあるからです。
アパレルの内勤職の場合、募集定員はほぼ1名です。
また、募集の背景が前任者の退職や多忙による増員といった採用を急いでいる場合がほとんどです。
ある意味「椅子取りゲーム」です。
早く応募することは選考にも有利になります。

二つ目の理由は、比較検討ができるということです。
第一希望でありながら、1社目で内定をいただくと
「私は本当にこの会社に転職していいの?」
「他にもっと良い会社があるのではないか?」
と迷う方が多くいらっしゃいます。
確かに第一志望といえども、いきなり1社目で内定が出たら、誰しも迷いますよね。
複数の企業に応募することで、いろいろな要素で比較検討ができます。
それによって、自身のキャリプランがより明確になることもあり、
納得して次の会社に入社できる可能性が高まります。

三つ目の理由は、複数社内定をいただいた場合に条件交渉のネタができるということです。
他社の内定条件に差異がある場合は、それをもとに条件を交渉する材料となります。
特に給与が転職の目的である方は、複数社に応募することをお勧めいたします。
ただし、給与交渉には心象面でのリスクがあることを承知の上で行ってくださいね。

また、退職日が決まっている方や既に離職中の方は、
一度に複数社の応募を強くお勧めいたします。
弊社クリーデンスのサービスを利用している方の書類通過率は約40%です。
応募した企業で面接に入る確率は半分以下です。
応募できる求人があるのであれば、積極的に応募してください。

それでは、一度に複数社の応募をお勧めしないのは、どのような場合でしょうか。
それは、転職の目的から外れている求人への応募です。
私の考える転職の意味とは、自分の将来の目的に近づくためや
現職の条件・環境を変えるための手段です。
その目的が果たせないと思われる求人でないのであれば、あえて応募する必要はありません。
同じような意味で、興味本位で応募する事も私はお勧めいたしません。
キャリアプランが明確ではないのに、たまたまかっこいいと思う職種や
イメージの良いブランドでの募集があると飛びつく人がいますが、
そういう方には思わず、「何のための転職ですか?」と声を掛けたくなります。

今回の結論ですが、転職を決めるためには一度に複数社に応募することをお勧めいたします。
ただし、大事なのは転職の目的に合った求人に応募することです。
そうでないのであれば敢えて応募する必要はないでしょう。

それでは、今回の「ありがちトラブル相談室」はこれにておしまいです。

私も若い頃にはお酒でよく失敗をしました。
終電を乗り過ごしたことは数知れず、全く意味のないことで上司に食って掛かったり、後輩に説教したり。
結局、お酒に呑まれていたのでしょうね。
今はお酒その物を味わっているので、楽しく呑んでおります。
後輩に説教なんてとんでもない、終電を乗り過ごすことも今では……。
危なく嘘をつくところでした。私、先日も乗り過ごしました。
お恥ずかし限りです。

筆者紹介

キャリアアドバイザー

丸山

米国CCE公認 GCDFキャリアカウンセラー。
1963生まれ。大学、ファッション系専門学校卒業後、1988年に株式会社ニコルへ入社。レディース、メンズのMDを経験した後、企画室マネージャーとして新規ブランドの開発やライセンスの管理に携わりました。その後2004年にクリーデンスへ入社し、以来、キャリアアドバイザーとして企画系専門職を中心にこれまで500名以上の転職をサポートしています。
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